2007年11月28日

「レバレッジ・リーディング」本田直之 東洋経済新報

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先日読んだ日経の書評絡みで、読んでいるビジネス書です。基本スタンスは記事への『不信』。

結論から言うと、やはり本書も一番使えるエッセンスは「仕事に活かす!本200%活用ブック」に集約されている感じだ。わざわざ本書を読むだけの付加価値は見つからなかった。

ただ、本書を読んでいてこれは是非他のビジネス書でも見習って欲しいと思った点がある。章ごとにまとめがついている。受験生などの使う参考書によくあるが、ビジネス書が使う為のツールである以上、効率良く理解し、利用する為には是非欲しい!

逆に言えば、これを見るだけで本書の内容は推測され、要約されている。
【本書内より抜粋】
1章のまとめ
・読書を投資活動として捉える
・1500円の本一冊から得た知識は、将来100倍になって返ってくる
・「本を読む時間がない」はただの言い訳。本当は「本を読まないから時間がない」
・本には他人の数十年分の経験が詰まっている
・読書をしない一流のビジネスパーソンは存在しない
・多読は誰にでもでき、特別な道具も訓練もいらない
・読めば読むほど累積効果で「パーソナルキャピタル」の「含み資産」が増える
・情報の取捨選択能力がつき、主体的な思考力が身に付く

2章のまとめ
・本は探す段階からこそ重要である
・目的に沿って読む本を選ぶ
・自分にとってやさしくて値段の安い本の方が、すぐに役立つことが多い
・学者や研究者が書いたような「教養型」の本より、著者が自分の経験から得たノウハウを述べた「経験型」の本を選ぶ
・テーマが決まっているときは、「カテゴリー集中法」でその本を片っ端から読め
・本選びには、口コミ、メルマガ、書評記事、新聞広告、書評サービスなどを徹底的に利用する
・ネット書店とリアル書店の特徴を知って、使い分ける
・ネット書店は目的買いに便利、リアル書店は新刊を見つけるのに便利

3章のまとめ
・本を読む前に「この本から何を学ぶか」とはっきりさせておく。そうすれば重要なポイントがよく目に入るし、余計なところを読まずにすむ
・一日の生活のリズムに読書を組み込む
・読書時間は意識的にとらないと、いつまでもとれない
・読む前に「何時間以内で読む」と決める
・「まえがき」「目次」「あとがき」などに目を通し、あらかじめ本の概略をつかむ
・本のストックは切らさない。ダメ本は、さっさと読むのをやめる
・ポイントに線を引き、ページの角を折る。読みながら考えたことはどんどん書き込む
・読むスピードは一定ではなく、緩急をつける
・読みながら自分に置き換えてシミュレーションする

4章のまとめ
・読書後のフォローは絶対必要
・線を引いたところを抜粋した「レバレッジメモ」を作る
・メモは常に持ち歩き、空き時間に何度も読む
・メモはパソコンで作ってプリントアウトするだけ
・メモはテーマ別、データ別、引用文に分類すると使い易い
・基本的に一度読んだ本は、よほどの良書でない限り、もう読み返さない
・メモの内容を実践で活用し、条件反射的に行動できるようにする
以上は、あくまでも著者の主張。私には、無駄な部分が非常に多い。以下、私の考えを含めて本書よりメモ作成。
・ビジネスにおいてレバレッジをかけるにはどうするか?
→本を読んでそこに書かれているノウハウを自分流に応用し、実践で活用すること
 VS
私の経験では、自分で失敗し、試行錯誤しないと本当に身に付かない。
=他人の失敗を教訓にし、他人の成功例を応用するのは相当難しい!

むしろ、一番のポイントは、実践で活用する際にノウハウを学んでいることで失敗を最小限にして成果を最大限にすること、しかもそれに要する時間の短縮化が3点がポイントではないかと思う。
→同じ経験をしても短時間で経験できれば、他人よりも効率よくビジネススキルを習得できる。凡人が他人に勝るのは、まさにその一点のみではないか?


・目的を明確化して読書する=問題意識の存在がポイント

・自分が理解できる(=ある程度、その内容を知っている)本、安い本は即効性があり有用 → 全てを一から理解しなかればならない本は、『情報吸収性』(私の造語)で不適。

・余白に書き込む、線を引く
主体的に自分の意識の中に刻み込む他、触発された自分の『気付き』&『思い付き』の明確化に役立つ。

但し、私の場合は、付箋を使う。何故かというと、読み返し時にもう一度その頁全体を眺めて重要なポイントを探す為、線を引いた場合では見逃す情報を再確認し、重要な点をより深く認識し直す機会になるから。(=線を引くと、それ以外のところはかえって見逃す傾向が発生するので)

・本書の主張(緩急をつける)とは正反対に、全体像を頭に入れる為、読書中は斜め読みしつつ、できるだけ一定のリズムで読み終える。読書中にメモしないのも速度を保つ為。
但し、付箋を貼った頁だけ、再度読み返すことで実質的な緩急をつける。

・書評等は原則、参考にしない。例外は、知人やある程度、共感できる人のものだけは限定的に参考にする

・本書の最大のノウハウ:読書後のメモ作成法とその活用法
1)読書によって得た重要点のメモ作成
2)PCで保存
3)まとめてA4でプリントして常に持ち歩く
4)実践してみる
5)実践での経験を踏まえてメモを修正・取捨選択

1)~5)のフローで他人のノウハウを自らの経験として骨肉化するのが、最大の長所!
結論、読書メモの作成と活用に本書の価値がある。しかし、それは前述した本で事足りる。
【目次】
第1章 ビジネス書の多読とは何か?
―100倍のリターンをもたらす究極の読書術
第2章 本探しは投資物件選び
―ビジネス書の効率的スクリーニング術
第3章 一日一冊、ビジネス書を戦略的に読破する
―訓練不要であなたの読み方が劇的に変わる
第4章 読んだままで終わらせるな!
―反復と実践によって一〇〇倍のリターンを獲得せよ
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posted by alice-room at 14:40| Comment(0) | TrackBack(1) | 【書評 実用・ビジネスA】 | 更新情報をチェックする
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『レバレッジ・リーディング』本田直之(東洋経済新報社)
Excerpt: 効率的な情報収集が紹介された1冊。今までの「読書の常識」を否定するような方法も紹介しますが、ビジネスで成功したい人のための本です。
Weblog: 本のある生活
Tracked: 2008-01-07 16:35
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