SFというのは、あくまでも仮想の状況設定を作る為のものであって、この作品の本質には一切関係しない。いわゆる宇宙でどうこうするスペースオペラではないのでスターウォーズのようなものは期待されませんように。期待してると泣きます。個人的には「未来惑星ザルドス」のような哲学的なものを勝手に期待していたのですが…。あえていうなら、限定された空間における特定個人の心理劇のようなもんでしょうか? 映画でわざわざする必要を一切感じません。むしろ、劇場等のライブでやるのにうってつけの題材だと思いました。昔は、よくこの手の心理劇しばしば見てたんで。
映画としてはあまり観ないタイプの作品で、宇宙空間でとある惑星ソラリスの付近で起こる異常現象という条件下、一人の男が自分の中に封印して来た心の闇と向かい会うというのが基本的なストーリーです。但し、向かいあう形が特徴的で、自分の潜在心理のイメージが具体的に存在し得ない物体として顕現してしまいます。これ以上、語るとネタバレになってしまうので自粛しますが、その架空の存在との対話を通した、自己再認識みたいなことやってます。
小説ではしばしば出てくるパターンです。元々、SF好きだった私には、とっても同じみのテーマです。むしろスタートレックのミスターQの方が、ずっと魅力的だけどなあ~。
個人的にいうと、あんまり面白くなかった。どうしてもありきたりのイメージを拭い去れなかったし、悩むのはいいが、その一歩踏み込んだ苦悩か、新たなる旅立ちにまでいかないとこの作品のオリジナリティーはどこなのか?私には分からなかった。
舞台はSFでなくても、どっかの古(いにしえ)の力の宿る土地とかでも、内容にほとんど問題なく、この手のストーリーは本よりもどろどろ系の少女漫画(少しオカルトがかったタイプ)には本当によくある話だった。
冗長で目新しい中身がなく、印象は少しだけ残ったが、私の感性には合わない作品でした。
ソラリス(amazonリンク)



新しいソラリスはAlice-roomさんの観点とは違う意味になるかもしれませんが好きではなかったですね。
こちらの新しいソラリスの方は、評価が分かれているようです。人間性を深く描いているというプラスの評価と、それを評価しない方と。観る人によって、だいぶ違うようですね。
個人的にはもっとバリバリのハードSFが好きなんですけどね。
僕も、seedsbookさん同様に、タルコフスキーの映画の方が、出来がいいと思います。自然描写、特に水が美しく、長くて、退屈で、哲学的で、面白いです。(笑)
新しいソラリスは、すぐに終わってしまい、とても同じ原作を映像化したとは思われませんでした。(笑)一回見れば良いという感じですね。