2007年12月03日

「刀語 第九話」西尾維新 講談社

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はい、刀語の続きです。それ以上でもそれ以下でもありません。いつも通り、さっと読めてそれなりに面白い。その点は変化ありません。とりあえず及第点かと。

ただ、話が進むにつれて思うのですが、西尾氏は徹底的に常識(というかお約束)を覆そうという明確な姿勢が感じられますし、それを毎回新しいネタで考えるのは凄いなあ~っと思います。ただ、どうしても紙数の関係や時間的制約から、練り上げられた水準にまではいっていないのは、止むを得ないでしょう。

その一方で、ラブコメ的なノリは徹底して&あざといまでに定番をひた走るのも特徴的ですね。今回は、とうとう『禁じ手』っぽいことをやっちゃいますし・・・。まさか、西尾氏の本でこういうのアリ(?)とは思わなかったのでビックリしました。

まあ、おかげで私の記憶もリセットされちゃいましたけど・・・(ニヤニヤ)。

従来の西尾作品と考えると、辛口の一言も言いたくなるかもしれませんが、普通のライトノベルと考えれば、十分過ぎるくらいでしょう。できればもう少し、メリハリつけてくれると嬉しかったんですけどね。

ここまで読んだ読者は間違いなく惰性だけで最後まで読むでしょう。それだけは間違いないと思いました。

そうそう、今回の敵は、きわめて真面目で見るからに「善人」です。どちらかというと、ある意味で骨の髄まで「悪人」(?)のとがめとは別次元のタイプです。段々、戦闘シーンがなくなってるような気もしますが、まあ、きちんと目的を遂げつつ、終局に向かってますので一応、ご安心下さい。

刀語 第9話(amazonリンク)

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他の西尾氏作品もほとんど読んでますのでそちらはググって下さい。


posted by alice-room at 19:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 西尾維新】 | 更新情報をチェックする
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