
山一面が真っ赤に染まる紅葉も心に沁みるものがあるが、緑の樹木の中で、ちらほら散見する紅葉もまた味わい深い。

今回は、埼玉県の嵐山にある史跡菅谷館跡を適当に散策した。確か以前は城址公園とか書かれていたようだが、名称はころころ変わるらしい。この敷地内にある埼玉県立嵐山史跡の博物館も以前と名称が変わったみたいだが、たいしたものは展示されてなかった覚えがある。

一口に紅葉と言っても、赤の色合いにはたくさんの種類があることを感じる。ただ、赤ければいい、というのではないのだろう。
赤というよりは橙とでもいうべき紅葉だが、史跡の中を通るまさに道のうえにかぶさるような枝振りでその下をくぐっていくのもまた楽しい。

何かよく分からないものの、たくさんの実がなっている。鳥達の餌にでもなるのだろうか?

樹木の葉の合間から、一本だけスポットライトを浴びたかのようで、葉が黄色と赤で輝いて見える。

黄緑から赤まで、かなりのバリエーションを見せる紅葉。

光に透けて見える紅葉した葉。グラディエーションのような色の変遷がある種の透明感をもって見られてお気に入りだ。

これなんかは、かなりのもんではないだろうか? 写真以上に、実物の紅葉は直接自分の目で見た方が、ずっと&ずっと美しい。

こちらは分かり易いグラディエーションだろう。下から上へと目で追っていける。

小高い丘のような場所を堀で囲んであり、写っているのは空堀の部分。ここの堀を上から下に降りて、更に反対側の上へと出る、そういった遊びをしていた記憶がある。小学生の頃だろうか?

広場になっているが、周囲はこうした樹木で囲まれている。紅葉は紅葉でもだいぶくすんだ色合いの紅葉だ。

この時期に咲く種類の桜らしい。小さくて白い花が、たくさん咲いていた。これなら、酒と肴さえあれば、一人でお花見ができただろうに・・・。ふと、そんなことを考えさせられる。これだから、桜って奴は、困り者なのである。
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