2008年01月06日

NHKスペシャル「激流中国・小皇帝の涙」

何気にNHKスペシャルを見ていたのだけれど、驚愕の番組だった。人口が増大する新興市場、ようやく資本主義になりつつある国家、などという私の甘っちょろい考えは、完全に時代遅れの誤解でしかないことを知りました。

勿論、番組である以上、中国の全ての学校がこういうわけではないだろうし、一部にスポットを当てているのだろうと思うが、確実に今の中国にこういった学校や考え、社会の捉え方があることを学びました。

「成績が悪い人は、医者になってはいけません」と成績の良くない子をたしなめる教師。自分達のようにならず、社会で成功して欲しいと心の底から思う余り、子供に学校の点数それのみを尊重し、求める親達。10分毎に宿題の進捗状況を確認されてたら、マジ死ぬって子供。

確かに私も子供の頃は、塾に通って自宅に帰るのは夜の10時過ぎ、それから真夜中まで勉強して中学校の時は学校で一番だったが、あれは異常だったと自分でも思う。私もクラスの学級委員に選ばれた時、自分の時間が削られるから、断ったほとほと嫌な奴で、利己主義の権化に近い考え方を一時していたことがあるので、他人事に思えない。

今なら、それはおかしいと思うし、問題があると言えるが、中国は国家を挙げてあの風潮が蔓延しているような気がしてならない。一人っ子政策の徒花(あだばな)と言ってしまえばそれまでだが、歪んだ教育熱(=競争主義)は弊害が多いだろうが、その一方でこの競争に勝ち残ったエリートが社会に出て、政財界で活躍する頃、日本は対等に伍していけるのだろうか?

膨大な敗者を産む一方で、勝った者は徹底的に強くなるのも真理です。また、彼らは同時に強烈な自負と自尊心を兼ね備えてくるわけでしょ。勤勉な努力家であった日本人は昔話にしかいません。学校でも職場でも努力している人を、泥臭さゆえに軽く見ている日本の社会が、どんなに弊害にまみれていても努力して勝つことだけを重視する社会に勝てるのだろうか?

勿論、精神的なゆとりや成熟度とかの評価も大切だと思います。しかし、それ以上に『努力(+その後の結果)』を要求し、評価する社会に日本の『(文部科学省的)ゆとり』や『美しい国』で勝てるのだろうかと大変不安になりました。

う~ん、私自身もあそこまでの成果主義は、正直、かなり嫌悪感が先立ちますが、努力している人には勝てないのも事実です。今までの私の言動の自己否定になってしまいますが、あえて言うと、やっぱりもっと努力しなきゃいけないんですね!

自分に対しても甘過ぎたのかもしれません。確かに一緒に仕事した中国の人や韓国の人の方が、数々の問題はあるにしろ、アグレッシブだったことを思い出しました。 日本、負けるだろ、このままじゃ!

っていうか、その前に私自身が負けてますね。思いっきり、なんか反省!! とにかくもっと努力するしかありませんね。泣きながら、「もう疲れた」という子供達の言葉は、私が二十歳前後の頃、まさに同じようなことを言ってた覚えがありますが、資本主義の社会では、それから抜けるわけにはいかないようです。ふ~む。

100%の成功で国家の人材か、100%の失敗で家庭の負担か・・・ですか。他人事ではないなあ~と改めて衝撃を受けましたネ。まずは早く寝て、明日の仕事に備えましょう。お休みなさい。


ラベル:中国 競争社会
posted by alice-room at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 【その他】 | 更新情報をチェックする
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