2008年01月16日

「世界の古書店Ⅱ」川成 洋 丸善

前回からの続編となりますが、内容的にはこちらの方が面白いかもしれません。やっぱり古書店は個性的で楽しいし、国毎の違いや店主毎の違いがあって素敵ですね。

でも、言語に堪能だったら、大変だったかもしれない。いろんな本が欲しくって仕方なくなってしまいそう。日本語の(少しだけ英語)本だけでもいっぱい&いっぱいなのに、フランス語とかスペイン語できたらえらいことになりますね、ホント!

旅は軽量・コンパクトを基本とする私ですが、旅行バックやスーツケースに本なんか入れたら大変なことになりますよ~。何しろ本は重いから、エコノミーではマジ規定重量オーバーになりかねません。追加料金払ったら、せっかく安く買っても意味無くなりますし。困ったもんです。

旅先では読めないまでもホテルや機内でもらった新聞やちょっとH系の雑誌なんかを持ち帰るのでそれだけでもう十分です。さすがに文字が読まないし、内容が内容なんで書評できませんが、それなりに溜まってきていて、そのうちコレクションになってしまったりして・・・(苦笑)。

冗談はさておき、古書や文化であり、人の生き様であることが分かります。好きだからこそ、古書店をやりたいと思ってことはありませんが、それで食べていけるなら素晴らしい仕事かもしれませんね。でも、お気に入りの本を売るなんて、金以上に辛いな、私ならば。

本書で書かれている場所に旅行するなら、是非、目を通しておくといいことあるかもしれません。のんびり旅するなら古書店巡りもいいなあ~。少なくともそれまでには、フランス語できるようになっていたい!!
【目次】
古書店の村おこし―ベルギー、レデュ
猟書家の出入りする店―インド、ボンベイ
南インドの書店事情―インド、コットヤム他
琉璃廠の街角で―中国、北京
王府井の新華書店―中国、北京
アフリカの古書店事情―南アフリカ、ヨハネスブルク他
路上のチェ・ゲバラ―キューバ、ハバナ
名著との出会いから―アルゼンチン、ブエノスアイレス
老舗の書店と泥棒市―メキシコ、メキシコ・シティ
市場経済の風景―ポーランド、ワルシャワ
古本と怨念―ポーランド、ワルシャワ
甦るカフカ―チェコ、プラハ
エラスムス終焉の部屋の下で本を探す―スイス、バーゼル
店主はフラメンコロゴ―スペイン、マドリード
古書と古音盤を求めて―スペイン、マドリード
『絵筆とペン』復刻版――スペイン、バルセロナ
スペイン文学随一の店―スペイン、セビージャ
二つの小さなコレクション―デンマーク、コペンハーゲン
世界文化遺産の相続人 セーヌのブキニスト―フランス、パリ
幻想の橋を渡って 作家が経営する古本屋―フランス、パリ
求めた本は”大航海中”―フランス、パリ
パリのアメリカ人の古本屋―フランス、パリ
のみの市の残り香―フランス、トゥールーズ
世界最北の首都の古本屋―アイスランド、レイキャヴィーク
「本の虫」ブックワームズ書店―アイルランド、デリー
まだ見ぬ古書店主―イギリス、ロンドン
古書はドラマなり―イギリス、ロンドン
アジア、日本の資料の宝庫―イギリス、ロンドン
「旅」の軌跡としての書物―イギリス、ロンドン他
ヴァーグナー横町の古本屋―ドイツ、イェーナ
エルベ河畔の”古書店文化”―ドイツ、ハンブルク
古書店での対話―ドイツ、ハイデベルク
バンクーバー古書店案内―カナダ、バンクーバー
ユダヤ系の名物書店たち―アメリカ、ニューヨーク
エドの古書店―アメリカ、ファアヘヴン
古書店のあるじたちの[本の人生]―韓国、ソウル
私の愛する古本屋―アメリカ、ニューヨーク
エピローグ 福島県只見の「たもかぶ古書店」
世界の古書店 2(amazonリンク)

ブログ内関連記事
「世界の古書店」川成洋(編) 丸善
 「世界古本探しの旅」朝日新聞社
「古書店めぐりは夫婦で」ローレンス ゴールドストーン, ナンシー ゴールドストーン 早川書房 
「古書街を歩く」紀田 順一郎  新潮社 
「古本道場」角田 光代、岡崎 武志 ポプラ社 
「古本屋さんの謎」岡崎 武志 同朋舎 
「古書法楽」出久根 達郎 中公文庫 
「愛書狂」鹿島茂 角川春樹事務所 
ナインズ・ゲート デラックス版(1999年)ジョニー・デップ主演 
「謎の蔵書票」ロス キング 早川書房 
「ある愛書狂の告白」ジョン・バクスター 晶文社 
「書物の敵」ウィリアム ブレイズ 八坂書房 
「本の国の王様」リチャード ブース 創元社 
ラベル:書評 古書店
posted by alice-room at 21:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 【書評 本】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アリスさんの意見は私の意見と重なることが多いです。
また同意見です。
まず「世界の古書店」に何人の人間が興味を持つか?ということ。
>そりゃいくら柳の下のドジョウと言っても、
>何匹もいるわけではないでしょうし。当たり前です。
そう、あなたの言うように、この日本に何人もいるわけがない。
日本の本は当然置いてない本屋についての記述なので、
日本語以外の言語に興味を持つ人間でないと、この本に興味を持たない。

「政治的なことばかり書かれていて、本好きが求めるエピソードはほとんどありません」
正直、どうでもいいことですなw
こんなことまで書かないとすごく薄くなってしまうんでしょう。
40ページとか30ページとか(笑)
編集者は基本的にあらゆることに無知な人種なので、気がつくわけがないですw
古書オタが編集者ならわかるわけですが、編集者は古書オタではありませんので。

「あくまでも知りたいのは~どうしたら安く入手できるか、でしょう」
ですね。
まあ、これは自分の意見ですが、丹念に見ることしかないですね。
ネットで洋古書を検索できるサイトは沢山ありますが、
時間が許す限り、見てまわることだと思います。
お買い得本や稀覯書ほど、売れる早いです。
世界中の古書収集家が見ていますので、時間をおいたら、すぐに売れてしまいます。
え!この値段で買えるのか!という本ほど、当然ながら売れるのが早いです。
見ているのは、自分だけではありません。

「大概は矮小な所有欲を満たしたい俗物なんですから」
確かにそうですね。

猥褻な本大好きです、私は。
しかし、うーん、なかなかこういう本では紹介しずらいのでしょう。

結局、こういう本は、古書をよく知らない人向けに書かれた本なので、
書いてあることは、古書オタには、役に立たないことが多いです。
企画を立てた人も、出版社も所詮は、古書オタではなく、
素人さんですので、相当な温度差が両者には存在すると思います。
Posted by 愛書家 at 2008年04月12日 05:29
>企画を立てた人も、出版社も所詮は、古書オタではなく、
>素人さんですので、相当な温度差が両者には存在すると思います。

ですねぇ~。そして、数を売る為にも可能な限りパイの大きな読者層を狙おうとして、どうでも良いエッセイもどきでお茶を濁す結果になってる感じがします。

>猥褻な本大好きです、私は。
>しかし、うーん、なかなかこういう本では紹介しずらいのでしょう。

実際、難しいところだと思います。
でも、ブラジルのその手の本では、サッカーボールで微妙なところを隠した構図やらでお国柄が出ていて勝手に感動してしまいました(笑)。
世界各国のものを比較したら、かなり面白そうです。ここ数年かな? 一部で流行ったエロティック・アートなんて甘いものじゃない企画物でもあれば、面白いんですけど・・・。
Posted by alice-room at 2008年04月13日 08:55
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