【以下、転載】おっと、いよいよ始まったんですね、エクソシスト講座。悪魔カルトが5000人もいるって結構、病んでますねイタリアも。日本も危ない国になりつつありますが、本場イタリアだけにとりわけ怖そう・・・。
その日は学校の初日で、当然のことながら神経質になっている学生もいた。彼らはヴァチカン大学でたった1つの講座を取っている。悪魔学とエクソシスト(悪魔祓い)の講座だ。
学生たちは主に、悪魔に出会ったときに、立ち向かう術を学ぼうという聖職者たちで、彼らに向かいパオロ・スカラフォニ司祭は「最近、ますます悪魔が人間の生活に介入していることには疑いがありません」と語った。
「みなさん全員がエクソシストになるわけではないでしょうが、あらゆる聖職者にとって悪魔が取り憑いた状態と心理的問題を識別する方法を知ることは必須なのです」
「エクソシズムと解放の祈り」という4カ月講座がローマ郊外の法王レギナ・アポストロラム大学で開設されるのは、今年で2年目。
悪魔主義と悪魔の憑依に関する神学的、礼拝学的、医学的、法的、犯罪学的側面に関する講義を聞くのは世界中から集まった約120人の学生だ。
講義の1つには「エクソシズムおよび関連事項に関する諸問題」と題されてる。
匿名希望のある聖職者は、教区の若い女性の告解を聞いている時に、「極めて奇異な体験」をして、この講座を取ることにしたという。
「彼女の声が変わり、表情がゆがみ、彼女が知るはずのない言葉で話し始めました。ほかにもこうした問題に苦しむ人々に会ったことがあります。こうしたケースは想像以上に多いのです」
で、告解室で彼女に取り憑いたような悪魔と対峙する決意は固まっているのだろうか?
「もし、この講座を受けた後、上司が、わたしがエクソシストになることが人々のためになると判断するのであれば、そういたします」
悪魔やオカルトにたいする興味は今年の映画「エクソシズム・オブ・エミリー・ローズ」や昨年「エクソシスト ビギニング」、1973年の「エクソシスト」などによって煽られてきた。
しかし映画のことは忘れよう。生徒たちは、本物の有名なエクソシストを講師に講義を受けるのだ。
そのひとりがガブリエレ・ナンニ司祭で、13日の開講に出席し、休みの間にロイターの取材に答えてくれた。
「聖職者がまず知らなければならないのは、その人間に悪魔が取り憑いているのか、それとも別の原因なのかを識別することです」
同司祭によると、心理的問題ではなく悪魔が憑依していることを示す4つの兆候があるという。
「その人間が、普段は理解できず話せない言葉をしゃべる場合、肉体的な力が身体の大きさや年齢を遙かに上回る場合、突然、オカルト実践の知識を持った場合、聖なるものに生理的嫌悪を感じている場合は悪魔に憑依されています」
統計によると、イタリアで悪魔カルトのメンバーは5000人ほどで、その4分の3が17~25歳の若者だ。
1999年にバチカンはエクソシズムの儀式を改正した。
儀式は祈祷と祝福と聖水の散布で始まり。悪魔に憑依された被害者に手を置き、十字を切る。
悪魔払のセリフは「汝、サタンに命ずる……」と始まり、サタンを「現世の王子」「人類救済の敵」と非難する。そして最後に「戻れ、サタン」と呼びかける。
でも、必要だからそういう講座があるんでしょうし、実際に悪魔祓いをするって大変だと思うなあ~。もっとも、そもそも悪魔というのが、日本人の私には概念以上に理解できないんだけどね。実感がないからなあ。西洋の人には、もっとリアルに感じられるのだろうか???
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エクソシスト講座、始まりましたね。
もしかして、この講座はラテン語必修だったりして…?とふと思いました(笑)
日本だと、これって陰陽師の役割ですよね。
陰陽師は神や魔物と取り引きするらしいですが。
しかし、不思議なのは悪魔は神の言葉(?)で
非難されて、あげくに『帰れ』と言われれば帰ってしまうところ。私は悪魔とエクソシストのパワーの差、力関係が今一つのみこめないのです。
陰陽師ですか、日本だと一番近い存在かもしれませんね。ただ、私の中だと陰陽師って厄払いとか祈祷系のイメージが強かったりします。あっ、でも怨霊退散とかの役目もしますもんね。どうなんでしょう?
カトリックの神父さんは、神の代理人で聖書の言葉とか神父さんの言葉は神の言葉の代替物ということでしょうから、エクソシスト(=神)VS悪魔なんでしょうけど。悪魔が堕天使でそもそも神の下位に甘んじる存在なら、神の方が強いということなのかも知れません(私の勝手な推測です)。
でも、二元論的に捉えると、神と悪魔はそもそも拮抗する力関係で、どちらが強いともいえないかもしれません。いろんな立場があるみたいです。
あまり役に立たない意見ですみません。