2005年10月30日

神田古本まつり 10月29日

毎年だいたいは行ってますが、お馴染みの古本まつりです。当日は雨が降りそうな天気のうえに、天気予報でも午後からは雨とか言われていていささかの不安を感じつつの古書漁りでした。先週あたりから、結構まとめて本を購入してしまったので幾分減ってきた未読の本達がまたまた逆戻り気味。そんな状況もあり、今回は買う本を控えようと思っていたのですが・・・。

いるいる、人がたくさん。みんなそんなに出てこなくても本は無くなりませんよ~と言いたくなるくらい。自分はおいといて、他の人の事をいう奴いますねぇ~(自爆)。人が多くて本を探すのが手間どってしまうのだけれど、やっぱり本が安い。

新刊の在庫分とか、傷等の訳あり本が50%オフ。でも、欲しい本ではないのでそれくらいの値段は気にせず、スルー。丹念に探していると100円、200円の均一本がある。勿論、店頭に普段でもあるんだけど、今回はイベント用にお店も意識して掘り出しモンを入れているので内容が充実している。しかも冊数が豊富なんで選び甲斐があるんだよねぇ~。これが今回のお目当て。

絶版物やそもそもあまり見かけないけど、自分の購入予定リストにあった本なども幾つか発見! それと軽く旅行に行くときの暇つぶしに読み捨てる感じで使える新書・文庫もちらほら。漫画の週刊誌が一冊250~280円ぐらいすることを考えれば、3冊買えちゃうもんね。少しくらい外れても痛くないし、ついつい買ってしまう。

デイパックに入りきらなくなり、片手にも本を入れたビニール袋を持ちながら古書の間を徘徊する。キャスター付きのバッグでもやっぱり持ってくるべきだったか? でもそれをやると重さの制限がないので買い過ぎを止めるブレーキを放棄することにも等しい。ほとんど自殺行為だしなあ~。かろうじて、本の重さで購入を抑制する私ってなにもの?

そんなこんなで獲得した収穫物はと言うと・・・。
「タタリと民俗社会」民俗学系の本って、需要が少ないのか?どの本も高いんだよねぇ~。これは新品同様に綺麗で300円。「世界の神話がわかる」「キリスト教と聖書の謎」「抹殺された古代民族の謎」は完全な新品で各200円。他にもたくさんいいのを仕入ちゃったもんね(満面の笑み)。

あと、これはそこまで安くはなかったけど、読みたかった「法王暗殺」。先日読んだ「バチカン・ミステリー」とは異なり、だいぶ偏ったところのある怪しい本みたいですが、有名な本ですし、一応は目を通しておきたかったしね。近くの図書館にもなかったのですが、GETできて良かったです(笑顔)。

で、最後にあれぇ~と思ったのが「神聖受胎」。澁澤龍彦氏の本。勿論、持ってるし、読んだことあるんで普段なら手にも取らないんですが・・・。たまたま、その本に惹き付けられてページをめくってみると、澁澤氏のサイン本だったりする。おやあ~??? 今までサイン本とかには特に関心がなかったのですが、もう既に亡くなられているし、リスペクトする澁澤先生のサインなら是非持っておきたい!! 値段を見ると400円。澁澤さんのサイン本なのに・・・。

サイン本が多くて特に価値が無いのか、それともサインが入っていたのを知らなかったのか分かりませんが、個人的にはすっごく得した気分でウキウキ♪ なんかこういうのって嬉しいですよね。誰にも知られずにいた本を見つけ出した気分でとっても良かったりする(笑顔)。

あ~でも、また本で部屋が狭くなる。机の上にも未読の山が。枕元にもあるし、バッグの中にもある。読みかけの本も常時3冊くらいあるし…。きりがない。連休中にものんびり読書しようか?

関連サイト
神田古本まつり 神保町公式サイト
posted by alice-room at 14:58| 埼玉 🌁| Comment(6) | TrackBack(0) | 【その他】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
澁澤氏のサイン本ですか!それは、羨ましい。
神林長平氏のサイン本と交換しませんか?今なら高千穂遙氏のサイン本もつけますよ。それともめるへんめーかーがいいですか?(笑)
冗談は、置いておいて、本物なら、お買い得でしたね。
それにしても古本まつり、とても楽しそうでした。ああいう所へ行くと、場の雰囲気で、つい買いすぎてしまうので、最近は、ご無沙汰しています。
Posted by lapis at 2005年10月30日 21:28
うわあ~、痛いとこをついてきますね、lapisさん。神林さんも欲しいけど、高千穂氏公認ダーティーペアーファン倶楽部のかつての会員としては、そちらも欲しい!! さらにいうならめるへんめーかーさんの漫画も20~30冊持っている私としてはそれも捨てがたい誘惑ですね。まるで聖アントニウスの誘惑みたい(どこが?…笑)。
サインは本物かどうか、正直言って判別できないので後でスキャナーで取り込んでブログで公開してみようかと思っています。きっとどなたかご存知の方がコメントしてくれるかもしれませんし(笑)。でも、なんか嬉しいです♪
古本まつり、ほんと買い過ぎてしまいますね。まさに場の魔力ですね。
Posted by alice-room at 2005年10月30日 22:52
いいなあ。
一言でした。
Posted by seedsbook at 2005年10月30日 23:44
いいでしょう♪(Vサイン付き)。
一言でした(笑)。
Posted by alice-room at 2005年10月31日 00:27
トラックバックいただいて、このブログに遊びに来ました。
昨日から読んでるけど、とても読み切れない!

本の書評の中で、あの岡崎武志さんの紹介してる古書店はたいしたことないっていうの、興味を惹かれました。
「だてにアリスと自称しているわけでもない」aliceさんの「個人的には、もっと&もっと凄い古書店の記憶があちこちでありますもん」という方の話を聞きたい。
いつかそういう本屋のお婆さんにみなりたいと夢見てるのですが・・。
では、また時間を作って、ブログの続きを読みま~す。
Posted by 独楽知 at 2005年10月31日 09:41
独楽知さん、こんばんは。私の偏った趣味の書評をお読み頂きまして本当に有り難うございます。
あくまでも私個人の勝手な感想で恐縮ですが、少しでも参考になれば幸いです。

岡崎さんのあの本は、たぶん一般向きに抑えて表現されてるのかなあ~と思うのですが、古書店って本当に店主の方の個性がはっきりと出るので見て回るのだけでも、個人的にはテーマパークにいるような気持ちになってしまいます(笑顔)。名前倒れのaliceですが、喜んで頂けるなら折をみてまた古書店紹介とかもしてみますね。これからも宜しくお願い致します。 独楽知さんも素敵な本屋さんの看板娘(響きがいいでしょう?)目指して頑張って下さいませ。
Posted by alice-room at 2005年10月31日 18:54
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