
要するに、単なる紀行文。文章量は多いが、肝心の中身がない。紀行文としても私的にはイマイチでした。読んでて知識もそれほど増えるとは思えないなあ~。大部分知っている話でした。ただ、どの本で読んだか忘れてしまっていたのも多かったのも事実。
せっかく読んだので、メモ代わりに改めて抜粋しておきます。他の本でもよく見る有名なお話です。
不思議なメダイ:
十二歳のカトリーヌ・ラブレーに聖母が御出現。聖母マリアの周囲には「ああ、無原罪のお宿りの聖母マリア、御身に頼る私のために祈りたまえ」という啓示の金文字が浮かび上がっていた。さらに、大文字のMの上に十字架、下にはイエスと聖母マリアの聖心が下がって図匠が現われ、それをモデルにメダイを造り、それを首にかけて祈りを唱える者には聖母マリアの恩寵が下されるであろうと告げた。
ちなみにこのカトリーヌ・ラブレーが亡くなった後、1933年にお墓を発掘した所、埋葬した時と同じ状態(腐らずに)で発見された。現在はガラス張りの棺の中で安置されている。
エフェソスの聖母マリアの家:
ドイツの修道女アンナ・カテリーナ・エマリッヒの幻視が発掘のきっかけ。彼女は聖母マリアがエフェソスで死を迎え、最晩年を過ごした家のある丘からはエーゲ海を聖女マリア教会へ延びる道が見えると予言した。
こんなふうの記述があります。ル・ピュイとかね。まあ、雰囲気とノリだけのような気もするんですが・・・。私個人としては、あまり良い本とは思えませんでした。値段もそれなりにするけど、それに見合った価値はあるかなあ~?
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