結論、かなりのレベルでゴミ。ビジネス書として読むなら、時間を浪費させるだけなので悪書の部類。
書かれている内容は決して間違っていません。ほとんど全てに同感しますし、正解だと思います。問題なのは、こんな当たり前のことを本で読まなければ分からないこと(つ~か人)。
どんな会社であってもプロジェクト・リーダー以上を経験していて、このレベルのことを理解し、実行していなかったら、単純に使えない人だと思うのですが・・・。
勿論、新入社員とかで分かっていない人がいてもそれはそれでいいと思います。私も一部しか分かってなかったし、仕事をしていけば、身に付くことだす。逆に身に付かない人は、スポイルされていくだけでしょう。
それなりの社会経験があって、本書を読んで気付きました~という人は、その時点でだいぶ問題があるような気がしてなりません。何故なら、周りの人と一緒に部署の仕事を進めていくうえで知らなかったではすまない必須の知識だと思います。教えてくれなかったらではなく、気付くのが当然なのです。
少なくとも仕事のできる同僚や上司を観ていれば、必ず本書に書かれている以上のことを意識・無意識を問わず、実践されているのに気付きます。その際、可能な限り、高いポジションにいる人で出来る人を見ると、非常に参考になります。
さて、本書ですが、個人的には読むべきではないと思います。新人で進んでこの手の知識を学びたいとしても、この手のことは実体験を伴わずに紙の知識で知っても薄っぺらで何の役にも立たないし、身につきません。一見無駄でも、失敗を通して身に付けるべき知識と、効率的にノウハウとして習得する知識と2種類があるのではないかと私は思います。
本書に書かれていることは、まさに自分で気付かなければいけない事であり、本を読んで気付く方は既に向いていないと思うのです。そういう方が今後、この手の方向に進もうとしてもかえってマイナスのような気がします。
人には得て不得手があり、向き不向きがありますから。参考までに本書で書かれていた、何をいまさら的なものを挙げてみます。それを当然じゃんと言えるかどうかで決まるような気がします。
出世:そうそう、本書は女性の社会進出の為のノウハウ提供という趣旨があって書かれていますが、その辺はあまり考慮しなくてもいいと思います。あくまでもビジネス社会では基礎的なレベルの話です。さすがに産休うんぬんは、関係ないけどね。
他人のリソースや会社のリソースをもっと自由に使えるようになること。そしてそれにより成果・利益を生む仕組みをつくること。
有能:
相手の期待値を超えた仕事をすること。
(間違っても自己の満足の為に仕事をしないこと)
本音を言って他者のメンツや立場を否定しない。自分の正しさをアピ-ルするためではなく、会社の利益に貢献するために発言する。
ちなみに経営者レベルでは、こんな子供騙しの話とは遠くかけ離れた次元のルールで思考し、行動されています。ベンチャー企業の創業者と会話すると、一番刺激的で創造的で得るものが多いと思います。
【目次】会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール(amazonリンク)
はじめに
女性たちってこんな時代を歩んできたんだ・・・
15のリアル・ルール、教えます
ルール1 出世のために仕事をするべきではない。やりがいが重要である ―これって本当?
ルール2 まじめで有能であれば、周りから、認められ評価される ―これって本当?
ルール3 社内政治は本来あってはならないもの、関わるべきではない ―これって本当?
ルール4 仕事は中身が重要であり、お金にこだわるべきではない ―これって本当?
ルール5 仕事の場で群れるのは慎むべきだ ―これって本当?
ルール6 上司からよくほめられるのは、評価が高い証拠である ―これって本当?
ルール7 本音とタテマエを使い分けてはならない ―これって本当?
ルール8 人を攻撃してはいけない ―これって本当?
ルール9 人から嫌われてはいけない ―これって本当?
ルール10 残業もいとわず、できるだけたくさん仕事をする人のほうが評価される ―これって本当?
ルール11 上司の機嫌をとるよりも仕事の内容で勝負すべきだ ―これって本当?
ルール12 失敗して叱られるようなことがあってはいけない ―これって本当?
ルール13 仕事とプライベートはきっちり分けるべきだ ―これって本当?
ルール14 産休・育休は、当然の権利として堂々ととっていい ―これって本当?
ルール15 ルールはいかなるときも守らなくてはならない ―これって本当?
辛口対談・・・・・・ここだけの話
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