
エクセル関数の超入門書。プログラミングを少しでもかじったことがある人なら、全然問題ないと思うのですが、そうでない人がつまずき易いであろう、「そもそも関数って何?」から始まり、引数(ひきすう)やエラー値の説明が詳しく書かれています。
何気にエクセルなどを使っていて、分かったようになっていたエラー値ですが、本書を読んで改めて明確に理解できました(苦笑)。
その一方、関数部分の説明は、普通。一見すると分かり易そうなイラストが私的には、かえってうざい。また、関数の使い方として他の関数と複合的な事例を出してますが、これが良くない!
何故なら、実際の使い方としては、確かに有用なのですが、他の関数と組み合わせることで知りたい関数自体の使用方法が分からなくなることが多々あった。他の関数がイマイチ分からなくて、肝心の関数の使い方までよく分からなくなるのは本末転倒ですよね。
その辺は本書のマイナス点だと思う。本書の良い点は、最初の基本的用語や概念の説明で、それ以外は良くて平均点の出来。流し読みで十分な本でした。
引数の種類(6個):
{数値、文字列、論理値、エラー値、セル参照、配列}
エラー値の種類(8個):そうそう、仕事で作ったマクロの処理でこの関数を知っていたら、もっと簡潔にできたのに・・・と悔やんでしまった関数。
#NULL!・・・セル参照の方法が間違っていて、参照先が見つからない場合
#DIV/O!・・・空白のセルやゼロで割り算を行った場合
#VALUE!・・・演算子の種類が正しくない or 引数の要素が間違っている場合
#REF!・・・参照先のセルが無かったり、無効なデータの場合
#NAME?・・・関数の名前が間違っている場合
#NUM!・・・処理できない大きな数値、数式に不適切な数値を入れた場合
#N/A・・・検索用の関数で、見つける値とした引数が不適切な場合
####・・・セルの幅が足りなくて、表示できない場合
既に本番環境で使ってるので、作り直すとかえってエラー等が怖いのでもういじりませんけどね。メモメモ。
TRIM:スペースを削除する。但し、文字列と文字列の間に複数のスペースがあった時、一つを残して、後のスペースを削除する
SUBSTITUTE(文字列、検索文字列、置換文字列):
検索文字列を同じ箇所を探して、置き換える
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