2005年11月16日

「賃労働と資本」カール マルクス 大月書店

えっと、高田馬場の古書店で均一棚を覗いていたら、あったものです。おそらく一度も読まれないままで補充カードや常備カードがついたまま、マルクス関係の本がドサって売られてたんです。一冊50円也。

経済学を専攻していたとはいえ、メインはファイナンス。近代経済学の申し子たる私には、マルクス経済学とは、どこぞのいにしえの信仰? 程度の認識しかありませんでした。ただ、一度くらい読んでみたいと思っていたけど、もう売ってるとこもほとんどないんじゃないでしょうか? 

本自体は綺麗ですし、レアもんかなとそこにあったシリーズを5冊ほど買ってしまいました。まずはこの一冊から読書。

特別な教養の無い普通の労働者が読んで分かるように書かれたパンフ、とのことですが、それほど分かり易いかなあ~? 私の理解力がないのかな??? 悲しい(涙)。

分からないなりに、理解したことを書くと、土地とか各種の生産財と労働力により産み出されるものの価値は、提供された労働力の本来の価値以上のもの(余剰=利潤)が含まれている。とか、そういったことですね。その余剰が資本の蓄積により、更なる労働力を要するようになるとか、資本家達の競争により、生産効率(=生産性のことだと思います)がよくなって商品の価格が下がっても、それは分業と単純化による労働力の実質的価値が下がる、みたいな説明がされていました。(私の理解が怪しいけどね?)

全般的な感想しか言えないけど、資本主義のマイナス面の評価しかしてないんじゃないかな?時代的なものを考えれば、分からないでもないけど、資本主義の競争によって必然的に産み出される労働生産性の向上とかの視点が非常に弱い!と感じました。

価格低下に伴う、大衆による需要の創出・増大の視点もほとんどないし、あくまでもあの当時の過渡期の”仮説”なのかなあ~? まあ、これを元にしてしまうと、確かに効率性の概念が抜けてしまい、かつての共産国になってしまうかも・・・。やっぱり、今の時代にはそぐわないものを感じました。

賃労働と資本(amazonリンク)
実は、amazonにあるのは岩波しかありません。訳者も私が読んだのは村田陽一氏でしたが、岩波文庫は違う方みたい。参考までに。


posted by alice-room at 20:24| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 未分類A】 | 更新情報をチェックする
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