
私はアニメから入ったので、原作の段階で完全にアニメそのものであったことに大変驚きました。いやあ~、小説でこれだけ笑わせてくれるのは、西尾さんの「化物語」以来です。あちらには、さすがにかないませんが・・・。
もっとも、笑いとは違う観点で発想が非凡です。
可愛くてちょっとHっぽい天使が、現代の若者っぽく何も考えずに適当に感性(感情?)で行動し、すぐに周囲の者に虐殺の限りを尽くす。
しかし、魔法を唱えるとみんな元に戻るって、凄くないですか・・・!
RPGのリセットやら、復元の呪文じゃないって。
魔法で何でもできるというのは、アニメの世界のお約束ですが、そのお約束で毎回虐殺しても元通りって、おい、いいのか、それで。
いくらアニメでも、それを『アリ』にしたら、いけないという暗黙のルールがあるものですが、あっさりとそれを無視したうえに成り立っているこの物語って新しい『世界』を感じますね。無秩序と混沌そのものかもしれませんが・・・、でも、面白いからヨシとしちゃいます。
アニメでネタを知っているので、今回ラノベで2冊読んでも普通に面白いなって感じでしたが、アニメ見ないでこれ読んだら、驚愕したことでしょう。絶対にパワーがありますって!
何気ない端々の小ネタというか、種々の設定がそれありかい?ってのが頻発します。書けそうで書けないですよ、私だったら。実は自分が常識人だったことに気付いてしまいます。まだまだだなあ~私。
このラノベ面白いです。アニメ見てからだと、面白さ半減以下になりますので出来ればこれ読んでから見た方がいいかも?
アニメ見ちゃうと、わざわざ原作読まなくても・・・っていうのも正直ありますけどね。読んでても面白いのは、間違いないです。
主人公は成績優秀な中学生(中2)と彼のところに引き出しの中からいきなり現れて同居し始める未来の天使。何かにつけて、勉強をさせまいとし、私生活を混沌に陥れるのですが、それには並々ならぬ理由があったりするのでした。
もっともこのストーリーの中で私が一番好きなのは、主人公の幼馴染で同級生という安易極まりない設定の少女・静希(しずき)ちゃんだったりする。図書委員で性格良くて優しくてとほぼ満点でしょう。唯一の欠点が図書委員の優等生キャラのくせに眼鏡をかけていないことぐらいですが、そこは脳内補完してOKです(オイオイ)。
日本終わったな・・・って、ニコ動じゃないんですけど・・・。
まあ、この手のノリが分からない人は置いといて、最近ラノベが面白いです。作り物の虚構世界を楽しんでいる感じが素敵♪ 現実逃避したいのでGW中はもっと読みたいかもしんない。
ほんと主人公の少年に、是非ともあの薬を発明してもらいたいものです!! 私的には、ドラえもんよっか、はるかにドクロちゃんの方がいいな。ザクロちゃんの方がよりいいですけど・・・(節操無し)。
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