
アニメを先行して見ていたものの、原作のライトノベルはお初になります。
いきなり初巻から、重々しい『業(ごう)』を背負った境遇が明かされます。そっか、そっかそれで野暮ったい眼鏡なんですね。まるで私みたい・・ん!?
主人公は、ひたすら本好きの書痴である若い眼鏡っ娘。衣食住には必要最低限度しかお金をかけないのに、衝動的に街の書店の本を丸ごと店買いするなど、相当常軌を逸した行動をとったりする。
普段は朝から晩まで本を読み漁り、神田神保町に住み、徘徊しているが、実は大英図書館の特殊能力を有するエージェントという設定です。
何よりも主人公である女性の、並外れたビブリオマニアぶりが魅力です。お友達になれそうな気もするのですが、読んでる本の趣味は正直イマイチ。本は読むものとしながら、同じ本を5冊も買うなど、ちょっとねぇ~。せいぜい2冊にしとけって。
しかも、あまりにも普通の本過ぎて、そんなんいくら買ってもしゃーないやん!ってか思ってしまう私って、ひねくれもの? 世界にはもっと&もっと凄い書痴が溢れてますからねぇ~。
冷静になったりすると、それほどのものでもないんだけど、ライトノベルでこういうのは珍しいと思います。スキマのジャンルながら、そつなく読ませる文章で本好きなら、十分に楽しめると思います。アニメも面白かったけど、小説もそこそこ面白かったです。
ただ、お薦め~というほどではない。図書館にあるとか、ブックオフで100円だったら、読んで悪くないというところ。
もっとも私はまとめて3巻まで購入済みなので、ぼちぼち読んでいく予定。
ちなみにタイトルは 「read or die」。「to be or not to be」というシェークスピアのあれを念頭においているのかな?
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