2008年05月28日

ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記(2007年)ジョン・タートルトーブ監督

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やっぱり娯楽物の映画は、アメリカ本当にうまいですねぇ~。感心しちゃいます。だって、日本人の私でさえ、だいたいすぐにピンとくる有名どころを次々に舞台として、謎解きが進んでいきます。これ、アメリカ人だったら、もっと身近なイメージで「あっ、教科書で習ったあの場所が・・・」ってカンジじゃないでしょうか?

予備知識があって、親しみがあるだけ、日本人の何倍も楽しく感じられるんではないでしょうか? 国内だけでもしっかり顧客を押さえてますねぇ~。勿論、日本人だって常識的なレベルのアメリカの知識で十分に楽しめると思います。

何よりも世界中に普遍的な感情である、血筋(祖先)への誇り、愛国心、正義、家族愛等を正面から肯定しつつ、その為に無償の献身的努力を捧げるというのは、見ている人の心を確実にうつと思います。

結構、ちゃらい映画ではあるんですが、見ているとグっと心に迫るものがあって、なかなか侮れません! 

そこかしこに笑える要素は織り込みつつも、非常にシンプルなストーリーで子供も含めて世界中の誰でもが理解し、共感できるような形にしているのが逆に素晴らしい脚本だと思います。

私は十分に楽しめました。これは映画館で楽しみたい作品ですね♪ 一人より友達や連れなど、他人数の方が盛り上がるかも。息抜きしたい時にはお薦めの映画です。刹那的な娯楽としては、GOODです。

特に不満はないですが、あえて言うなら、う~ん歴史がない国なんだなあ~ってことぐらいでしょうか。あまりにもちょい前の話のことばかりで、日本とかの時系列とは、違う時間の流れを感じました。

おっと、少しだけ粗筋。
前回の宝探しで有名になった主人公ですが、実はご先祖様がリンカーン暗殺に関与していたという名誉を毀損するような見解が出てきます。

英雄が一転して極悪人に転じる、そんな世間の冷たい視線の中でご先祖様の名誉回復の為に、またまた主人公が立ち上がります。今回は、仲間だけではなく、一族ぐるみで困難な状況に立ち向かっていくのですが・・・。

自己の正義を過信する余り、社会の秩序を無視する姿は、まさにアメリカ映画のお得意のパターンです。確かにある種の爽快感があるんですけど、自分の主張を周囲に押し付けるのは、正直微妙ですが・・・映画だけにそんな堅苦しい事は言わずに、感情の赴くままで楽しんでいいのでしょう。実際に、主人公の行動原理は、まさに感情の赴くままですもん!(これ以上はネタバレになるので自粛しときます)。

まあ、時間があって暇なら、楽しんで良いかと。
 
ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記 2(amazonリンク)

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ラベル:映画
posted by alice-room at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 【映画・DVD】 | 更新情報をチェックする
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