2005年11月27日

「キリシタン伝説百話」谷真介 新潮社(途中)

今までは、日本のキリシタン関係のものって隠れキリシタンや天草四郎の話とか、ちょっと
なあ~って感じでパスしてきたのですが、この本は結構いけます。私の好きな日本昔話と西洋の聖人伝説が混ざったようなカンジ…というと少しは内容が伝わるかな?

一応はキリシタンものなんだけど、どちらかというと奇怪な妖術(幻魔術)を扱うバテレンとか、およそ正統派とは相容れない不可思議な奇跡とかの話が多くて、とっても楽しかったりする?(ニヤニヤ)

忍者バテレン金鰐治兵衛とか、キリシタン金彫り師とかの話に至っては・・・。すっかり土俗の習俗と混じり合い、すっかり混成宗教と化した日本独自の宗教の観さえあるほどです。後でいくつかのお話を紹介しようかと思いますが、これって読んで損無いと思います。とっても軽くてすぐ読めますが、なかなか面白いですよ~。

芥川龍之介氏の本とかにも確か、こんな感じの文章があったような気がするなあ~。残念ながら書名を忘れてしまったんですけど・・・。

(途中)

キリシタン伝説百話(amazonリンク)
posted by alice-room at 23:32| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 宗教A】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック