
【※ネタばれあり、未読者注意】
7巻までの書評を書いた覚えがありますが、長期連載休止になり、その後のことを気にしていた人が当時、私も含め、少なからずいたはずでした。
それが・・・どっかの記事で続きが出るのを知った時は、すっごく嬉しかったですねぇ〜。
その後の続巻が出た時にも大変話題になっていましたし、私もすぐ買おうかと思っていたのですが、完結するのを待っている間に実はすっかり忘れておりました。(どんなファンだ?私?)
お恥ずかしながら、こないだの祝日にたまたま本作品を目にする機会があり、読み直したら、速攻、続きを購入してこんな時間まで読みふけっていたりする。
前置きはおいといて・・・。
とにかく完結おめでたいです。
特に9巻までは、繊細な心理描写サイコーだと思いますね。
やっぱり、美しければしょーがないですよ。
男女の性別に拘るなんて、そんな狭量な精神構造していない私としては、本作品全面肯定派なんですけど・・・巷の評価を見ると、とんでもない変態漫画扱いされてますなあ〜。
ずいぶんとさばけた時代になったかと思いましたが、時代が保守化しているんですかね?
単純にモノを知らないか、世界を知らないのか分かりませんが、個人的には全然ノーマルの範囲内で終わっているように思うのですが・・・。
ただ、揺れ動く心理描写が好きなんだけどねぇ〜。
自分が一番、ってのはナルシストではなくても当然過ぎる自分の感情であって、恋愛が相手を通して、そこに映った自分の姿を見るものと捉えるならば、女装して鏡に映った自分を何よりも好ましいと思うのは、不思議でも何でもないんだけどさ。
勉強で1番になるのや、運動で1番になること、出世することや異性にもてること、自分がどれだけの価値がある存在なのかを確認したくて、その価値を外部に映し出す媒体として、ただそれだけの為にそれらの行動をしている、ってのはよく言われる人間心理であり、真理だと思うんだけどね。
とまあ、ぐだぐだ書くのはいいや。
9巻までの水面、否、10巻の頭の頃の水面は、もう完璧だと思うんですが・・・。
迷う余地無いし、相思相愛だし、水面選べばハッピーエンドじゃん!
女装への理解もあり、何しても許してくれて、自分以外の誰も見ない最高の相手なのに(成績優秀&眼鏡っ娘&ツンデレ)、何故選択を誤るかなあ〜?
過去のしがらみに捉われて、かえって大切なものを二つとも汚しているような・・・。
物語の最後の最後にしかも最後までやった後で、相手を一旦認めたふりしてたのに、自分の感情に引きずられて相手ごと全面否定に至っているのような・・・・『成長しちゃ駄目』ってそれこそ駄目だろ、オイ。
成長した結果を評価しての行為だったはずですが、最後の最後で元に戻ったら、「円環の理(ことわり)」に導かれて無限ループしちゃうぜい♪
それよりも水面は、散々利用されて捨てられる当て馬ですか?
可哀想過ぎなんですけど・・・・(号泣)。
一応、完結なのは喜ばしいものの、どうにも9巻から10巻への展開がすんなり受け入れられないのも事実。
個人的には、大のお気に入りで傑作だと思っていたのですっごく不満が残るのも事実。
つ〜か、7巻未完、9巻まで入れて9巻未完で終わった方が全体としての評価は高かったはずなんですけど・・・・う〜ん、本当に惜しい!!
いっそのことあの10巻の終り方なら、11巻まで引っ張って、ひだりと齟齬を来たして別れ、水面に戻ってめでたく元サヤに戻って大団円ってのもアリ、かと思うんだけど・・・私の妄想か。
誰か水面が救われる話を同人誌でもいいから書いて出して欲しいものです。
あったら、即、買いますけどね。
いろんな愛の形があり、自己愛の表現形式の違いが様々な行為で表されるだと思いますが、作品的にはそれぞれを肯定していたようだったのに、なんかラストがベタな一つの愛の形で収斂されるのが、違和感半端ないです。
でも、私の感性が古いかね?
ジャンプ的な「成長」を通じて、人としての器が大きくなり、多用な「愛」の形をそのまま受容するというのは、むしろ「成長幻想」に陥ってます?
昨今の流行のように「成長」を拒否し、かつての感覚でいうならば「停滞」や「現状維持」を怠惰ではなく、勇気を持った現状肯定とみなす、ピータパン・シンドロームのような精神状態こそが、これからの主流でしょうか?
う〜ん???
とにかく、水面の今後が気になるだけで、水面が幸せなら、良いです。
綺麗なだけの人に興味はありませんが、綺麗で不思議な人なら、興味惹きますよね。
(ある意味、『ひく』のかもしれませんが、紙一重ですし)
最近は、そういう人とお知り合いになる機会もなく、寂しい限りです(笑)。
本書は最後の10巻で傑作になり損ねたと個人的に思っていますが、それでもこの作品は今でもお気に入りです。とにかく完結した良かった!!
もう、それだけで満足しとくべきなんでしょうね。きっと・・・。
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「ゆびさきミルクティー」1〜7巻 宮野ともちか 白泉社









































































































私は田中氏の小説から入ったクチですが、想像以上に良かった!という感じですね。もともと垣野内氏の作品も「美夕」とか読んでいたし、絵柄も全然抵抗感なかったです。
白倉氏の描く世界は、常に繊細ではかなく、少年少女特有の先鋭さと鋭敏さを持ったある種『歪んだ』(=決して悪い意味ではない!但し、現実を素直に受け入れていないかもしれない)理想的世界が展開されています。
漫画の連載中は読んでいたんだけど、TVアニメになってからは見ていなかったんですよねぇ〜(どちらにしても昔の話だけど)。今は週2、3冊ぐらいしか漫画雑誌読まないけど、以前は週に8冊とか読んでたもんなあ〜。漫画の週間誌に、月刊誌と。
またまた山本夜羽音(夜羽)氏の作品です。ペンネームがいろいろあって、ちょっと分かる難いかも?まあ、いいんですが。
最近、久しぶりにはまって見ているアニメ。関東だとTV東京火曜日の25時から放映中。
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最初、違和感を覚えた独特の線と絵ですが、読み進むにつれてこれがまた乙な味になり、物語に興を添えます。
雑誌に掲載されていた時から、気になっていた作品。
はいはい、御大(とまではなってないか?)楠氏のラブコメ漫画です。楠氏の漫画の基本は、ホラーと無邪気なエロと気弱な男の子に、一見可憐だが実は勇ましく愛を勝ち取ろうとする少女という組み合わせが基本。
まず、メジャーになれないタイプの漫画。アングラ系、60年代や70年代に角棒持って理想主義的なことを口走っていた世間知らずの方々が地下に潜ってエロ雑誌に、妙に哲学的でアナーキーなエログロ作品を掲載していた時代の匂いがします(分かる人には分かるでしょうが、一般の人は知らんかそんなこと)。
主人公はSM嬢で本業は口寄せ屋。普通の人には見えないもう一つの世界の者達を映し出してくれます。

著者の「イヌっネコっジャンプ」が結構好きで、週刊誌に掲載していた時から読んでた作品。なんとなく他の漫画と感性が違うところが最大の魅力。
実は、深夜のTVで一回だけ観て大変な衝撃を受けた番組。時間帯が深夜の3時ぐらいだったと思う。普通に生活していては見れません。ビデオかDVDで録画しろよ!って思われるかもしれませんが、去年ビデオが壊れて以来、読書時間確保の為にも溜まる一方でちっとも観ない録画関係の機器は買わないことに決めたのでリアルタイムでしか観れなかったりする(時代遅れの頑固者みたい・・・笑)。
以前にDVDでこの勇午シリーズの別なのを見たのですが、その時も大変良かった。今回は原作の方で、テーマは「マグダラのマリア」。期待しつつもどんな話かな〜と思っていたんですが・・・。
これまで美術(業界)を扱った漫画でここまで壮大な世界観を構築しつつ、巧みに真実を織り混ぜることで非常にリアルな世界を描き出しているのは例がないと思います。一見するときらびやかで、お上品なイメージの「美術」ではなく、血みどろで業の深い「人」という生き物が生み出したもの(芸術)を、悲し過ぎる哀愁をまとわりつかせながら、人間の営みとして見事に描き切ってます。表現を変えると、これ以上無いっていうぐらいのドロドロの愛憎人間ドラマです。すぐ映画に出来るくらい。
なんか最近、面白い本に当たらないので漫画へ逃避。ディスコミ(略してこう呼ばれる)は以前から、大好きでだったが読んだのは数年ぶり。いやあ〜実にイイ!! 天然不思議空間のあふれる作品である、TVによくいる不思議ちゃんアイドルのような、しょうもなさとは異なり、まさに読んでいて異次元空間に連れていってくれる感じがするなあ〜。
日本において知らぬ人がいない名作中の名作である、あの源氏物語を漫画化した作品である。その手のものには、原作の味わいを十分に表現し、絵も大好きな「あさきゆめみし」があるが、あれとは全く異なっている印象を受けるのが面白い。
深夜TV東京で現在も放映中のTVアニメのDVD版。原作の漫画もとっても面白いのだが、アニメになってもやはり面白い。美術好きは見るべし。この巻の内容は
知っている人は知っている巻来功士氏の漫画です。「ミキストリ」も良かったですが、この作品もなかなかイイ。この人の描かれるホラーって、普通に悪魔や魔女狩り、ドルイドや秘密結社等々オカルト的要素が満載のうえに、よお〜く資料を調べてあって歴史や伝承とかの知識が身に付くうえに、ストーリーも良く練られていて漫画としても楽しいのがGOOD!
まあ、背景はこんなところでいいでしょう。私は元々原作の漫画の頃から大好きだったので、TVアニメでも好きだが、美術の好きな方には是非お薦めしたい作品。
