2006年05月14日

埼玉散策シリーズ~弁天沼、岩殿観音3(4月29日)

埼玉散策シリーズ~弁天沼、岩殿観音1(4月29日)
埼玉散策シリーズ~弁天沼、岩殿観音2(4月29日)
これらの続きです。

岩殿観音 山門

ようやく岩殿観音の山門です。結構、歩きますね。とか言いつつ、私は途中にあったコンビニでビールを買い、つまみを食べつつ、ビール飲みながら歩いていたので全然苦にならなかったりする(堕落してる散策者だね(笑))。

岩殿観音 山門

よし、あと一歩。

岩殿観音 山門 仁王像

岩殿観音 山門 仁王像

岩殿観音山門の仁王像。実に立派なのだが、ここで告白せねばなるまい。最初、これを見た時、あまりにも表面が綺麗なんで、仁王像だけ最近別に作ったものだと思っていました。なんだ、歴史的価値ないじゃんと勝手に判断して軽く考えていたんですが・・・。

このブログを書くために調べていたら、これってあの有名な仏師快慶の作なんだって。えっ~!! すみません、そんなふうに見えなかった。っていうか、あまりにも現代的な感じだし、朱塗りだったから、こりゃ違うなと偏見で見ていた自分が恥ずかしいです。しかし、本当に誤解してました。今度行く時は、改めて見てみようっと。実はかなりミーハーで物の見る眼のない私です(赤面)。

階段

線路は続くよ~、どこまでも~♪

とか、思いながらさらに続く階段を登ります。まだ、お目当ての岩殿観音には着きません。

坂東十番霊場 岩殿山正法寺

よっこらせっと、到着~。坂東十番霊場 岩殿山正法寺です。霊場ですので、ご利益あるかなあ?

岩殿山正法寺

こんな感じです。

岩盤に掘られた彫刻

岩盤に掘られた仏様。ありがたや、ありがたやってね。

奉納

これって祈っていると仏様が現われた、という絵ですよね。たぶん。どんな人が奉納したんでしょうか。

岩殿山正法寺

さてさてお寺をじっくり見てみると。

岩殿山正法寺

岩殿山正法寺 唐風の形状

いかにも唐風の形状ですね。

獅子

獅子が表情がぐわぁっと、四方ににらみをきかせています。

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鮮やかな彩色が残っています。でもいつの時代に塗られたものだろう。

竜の彫刻

竜の彫刻。右脇の人物も気になる?

壁の彫刻 蓮の花

壁の彫刻には蓮の花。極楽往生できるかな?フフフ。

溺れさせられる彫刻

この彫刻がとっても気になっています。船の櫂などで人を溺れさせようとしているように見えるんですが・・・、何を現しているんでしょう???

何かの仏教説話を題材にしたものかなあ~と思うんですが、うわあ~気になります。

巨木の根

なんかスゴクないですか? 巨木の根って感じですよね。説明の看板があったけど、写真撮り忘れたので不明。大自然ってなカンジでこういうのもイイ。

物見山岩殿観音の勝

物見山岩殿観音の勝。はい、坂上田村麻呂様あってのものなんですね。先ほどの弁天沼と合わせて、全てその影響下にあるわけです。地元の人は教科書で歴史の本を読むよりも、これらの寺社仏閣を回った方がより本物の歴史を分かるような気がしますけどね。

私もここいらの地元ですが、学校の先生にこういったものがあることを教わったことがありません。教科書の内容をただ、指導要領を見ながら教えているだけの教師。いらないなあ~、ホント。

素晴らしい先生もたま~にいるんですが、生徒より不勉強で情熱のない先生、個人的な経験でいるとたくさんいたりする。悲しいもんです。ふう~。

帰りの階段

帰りの階段。よおっく見ると、まっすぐに道がどこまでも続いているのが分かります。こういうのもなんか良かったりする。

ここまでご覧頂いた方、どうも有り難うございました。ここんとか流行りのスリーデーマーチとかのコースにもなってるようなんで機会があれば、そういうのでどうぞ。

いささかひねていて集団行動が嫌いな私には、そういうの無理ですが、一人で彷徨いたくない方にはそちらの方が楽しく行けるかもしれません。まあ、私の場合は、国内・国外を問わず、地図片手に年中彷徨ってますけどね(自爆)。

関連ブログ
節分にちなんで鬼鎮神社のメモ 
ここもすぐ近くで鬼を神様として祀ってます。
武州寄居十二支守り本尊参り(埼玉) 
ここも竜退治の伝承があります。
埼玉散策シリーズ~高麗神社
埼玉散策シリーズ~高麗山聖天院と野々宮神社
旅行・散策カテゴリ 左のカテゴリです。
ラベル:埼玉 散策 岩殿 札所
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埼玉散策シリーズ~弁天沼、岩殿観音2(4月29日)

埼玉散策シリーズ~弁天沼、岩殿観音1(4月29日)
上記の続きです。

岩殿観音 門前町並

写真ではうまく伝わりませんが、ここだけずうっと山の上の岩殿観音までまっすぐな道が続いています。さきほどまでの曲がりくねった道と明らかに異なり、往時は往来も多く、門前として整備されて賑わっていたんだろうなあ~ということを感じます。

岩殿観音 門前町並 説明

ここにも書かれているように、昔はたいそう繁盛していたみたいです。歴史の移り変わりは激しいですね。時代が変われば、浅草もこんなふうにさびれるんでしょうか? 

しかし、本当に昔の姿が容易には想像できないほど、誰もいません。ここって・・・。それもまた、風情があって私的にはお気に入りなんですけど。

藤の花

藤の花です。例年だと亀井戸天神の藤祭りに行くんだけど、今年は北海道行ってて行かなかったなあ~。

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道沿いのおうちの庭に咲く花々。色とりどりで綺麗ですね。

朱塗りの鳥居

さびれた感はあっても、気を付けて見ると道沿いにはたくさんの鳥居やお堂があり、やはり違うなあと思います。

おきつね様

朱塗りの鳥居をくぐると・・・。おきつね様。

おきつね様

ただ、さらにその後を良く見ると・・・。すご~く変わった表情というかしぐさの人物が! な・何者!? おもいきり怪しいのですが、何を祀っているのか分かりませんでした。どなたかご存知ですか?

お堂

道沿いには、唐突にこういうお堂があります。

お堂

これもさっきのとは別なお堂。入口の樹の形が目を惹きます。

鳥居

これも岩殿観音以外の鳥居。たくさんあるんですよ。まあ、岩殿観音は寺だから、鳥居はないんだけどね、本来(神仏習合してるかな?)。面倒なんでここの鳥居をくぐってみるということまではしませんでした。

ツタに覆われた桜の樹と花

これは道沿いの桜の樹。全体がツタに覆われているのに、桜がこれみよがしにツタの間から咲き乱れる。しかも(!)この桜はピンクと白が完全に混在している。実に美しいのですが、ちょっと怪しくて異様な桜でした。でも、スキだね、こういうのは。

いよいよ、岩殿観音へ。
埼玉散策シリーズ~弁天沼、岩殿観音3(4月29日)
ラベル:埼玉 岩殿 散策 札所
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埼玉散策シリーズ~弁天沼、岩殿観音1(4月29日)

ゴールデンウィーク中、北海道に行く前日に散策した時のもの。今頃になってやっと写真を整理(苦笑)。写真が多過ぎて表示が重かったらすみません。

トゲトゲ

いかにも「服にくっついて運んでいってもらいますよ!」的な不敵な形状を見せつけるのが心憎い(ニヤリ)。

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駅から岩殿観音に向かう途中。道端には種々の草花が咲いていた。もう初夏であることを感じる。

土塀の建物

最近はあまり見なくなった土塀の建物です。まあ、ちょっと歩けば、見ないこともないんですが、作っているところは見たことないなあ~。だいたい作り方は知っていますが、見てみたいかも。

弁天沼

岩殿観音の参道につながる道沿いにある弁天沼。沼の中央には、橋を渡ると祠があります。

弁天沼にある祠

じゃ~ん♪ と、これがその祠。

弁天沼にある祠 弁天様

弁天沼なんで祠の中にお祀りしているのは、弁天様です。

弁天沼にある祠 鳴かない蛙君

ここには、珍しくカエル君達が弁天様の足元にいます。なぜ、カエルなのかと言いますと・・・。

弁天沼縁起

ハイ!こういうわけです。しかし、本当に埼玉のこの辺りは坂上田村麻呂に関する伝承が多いですね。これ調べてまとめるだけで、ちょっとした論文書けますね。暇だから、私が書くか(まるでよくいる郷土史家になってしまう・・・笑)。

前も書いたけど、黄金伝説に出てくるキリスト教布教のパターンに酷似しているのを感ぜずにはいられません。悪竜を退治した代償に信者させたキリスト教の聖人に対して、日本の場合は朝廷の支配下に入れていくという図式ですね。ふむふむ。

まあ、それは置いといて「鳴かずの池」ってさ、なんか妖怪が出てくるような名称じゃない? ちょっとゾクゾクして楽しいなあ~(笑顔)。 

阿弥陀堂の板石塔婆

この弁天沼と道路を挟んで向かい合ったところには、板石の塔婆があります。でも、真言密教の功徳とかかかれてますが、それの具体的内容ってなんだったのでしょう? 魔物の調伏とか、日照の解消、そういった奇跡のパフォーマンスでもやったんですかね?

阿弥陀堂の板石塔婆

阿弥陀堂の板石塔婆

板石塔婆そのものは、長年の風雪にさらされ、だいぶ磨耗してますね。ここの道を経てようやく岩殿観音の門前の町並みに向かう。
埼玉散策シリーズ~弁天沼、岩殿観音2(4月29日)
埼玉散策シリーズ~弁天沼、岩殿観音3(4月29日)
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2006年05月07日

北海道散策シリーズ4~札幌市内(5月2日)

札幌 教会

最初、ずいぶん可愛い教会だなあ~と思っていたらビックリ!! 司教座教会なんだって(司教座というのは、一定の地域内をまとめる中心となる教会のこと)。ドミニコ会らしいです。

駅ビル内の「ラーメン共和国」

札幌駅ビル内の「ラーメン共和国」。有名な白樺山荘の味噌ラーメンです。

駅ビル内の「ラーメン共和国」

こちらは、チャーシューメン。

駅ビル内の「ラーメン共和国」

札幌ファクトリー

札幌ファクトリーです。渋いっす。

札幌ファクトリー

札幌ファクトリー

生チョコで有名なロイスがソフトクリーム売ってました。これは味が濃厚でお薦めです。他に売っているところを見たことがないんですが、これは美味しいかったよ~(笑顔)。

札幌ファクトリー 天井

ここは暖かいし、花咲いているし、寒風吹きすさぶ外から来ると、まさに楽園です。もう外出たくなくなります(笑)。

札幌ファクトリー 煙突の夜景

札幌ファクトリー 夜景

札幌ファクトリー マーク

夜景もなかなか綺麗です。

お土産用の缶詰

お土産を探していた時に見つけたもの。

お土産用の缶詰

ついつい、熊肉の大和煮買ってしまいました。トドも食べてみたかったので迷ったんだけどね。

クリオネ

何故か、お店の中にクリオネが。本来は流氷の下にいるそうですが、客寄せパンダならぬ客寄せクリオネってところでしょうか?


すすきの辺り

場所を変えてすすきの辺りの商店街を散策です。熊の剥製が店先に。でもなんで質屋さんなのに・・・?

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作業姿の人形がなかなか面白いのでパチリ。

 二条市場

二条市場です。時間が遅くてお店はほとんど閉まっていました。浮きがぶら下がっていて雰囲気出てます。

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愛嬌たっぷりの道案内です。狸小路はこちらだそうです。

狸大明神

狸大明神。ご利益あるのかな? 

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客寄せ狸様ですね(合掌)。

そんなこんなであっというまの2泊3日でしたが、とても良い旅でした。自分には焼酎と熊肉の缶詰をお土産にして関東に戻りました。これでようやく北海道散策シリーズも終わりですが、お付き合い頂いて読んで下さった方、有り難うございました。

GW中のことで書くこと山ほどありますが、まずはこの辺で。ちょっと疲れたかも?
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北海道散策シリーズ3~札幌 豊平館(5月1日)

豊平館 外観

明治13年に北海道開拓使直属の洋風ホテルとして建てられたもの。


豊平館 外観

豊平館 外観

目にも鮮やかな外観のブルーが一際目立つ。これはラピスラズリを使っているそうです。それを聞くと感じ方も一味違ってきません?

豊平館 階段

豊平館 階段

豊平館 階段

建物だと、私はどうしても階段やそのてすりに目がいくんだよねぇ~。だって、素晴らしい建築物で階段が良くないものってまずないし。さりげないセンスの良さが出るカンジがするんだよね。

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豊平館 椅子

明治44年に皇太子(大正天皇)が座られたそうです。

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豊平館 シャンデリア

シャンデリアの上のしっくいによる飾りがお洒落。

豊平館 シャンデリア

部屋ごとにシャンデリアの飾りが異なります。なかなか繊細でいいよね。

豊平館 ベッド

こういうベッドでお休みになられるようです。実際にこの豊平館では3代に渡って天皇陛下が泊まられているそうです

豊平館

豊平館 階段

最後のシメも階段だい♪
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2006年05月06日

北海道散策シリーズ2~小樽(5月1日)

札幌から電車で小樽に向かいます。札幌も寒いんだけどさ、小樽は洒落にならない寒さでした。道端には雪の塊がゴロゴロ残っているし、天気予報で雨は降らないと言ったのにさ、いきなり雨降るし(おかげでホテルに傘あるのに、また買う羽目に)。

銭箱駅

銭箱駅

札幌から小樽駅に行く途中で通る銭箱駅。ここの駅名の由来である「銭箱」とはにしん長者が儲かって&儲かってしかたなかった頃、現金の札束を無造作に箱につっこんでいた時の名残だそうです。それこそ「にしん御殿」などがバンバン建てられた時代のお話です。

車窓からの撮影なんでイマイチ綺麗に写ってませんが、2枚目の写真の左上にあるのが本物の銭箱だったはず? 以前、読んだ荒俣さんの「黄金伝説」(事業で成功して大金持ちになった人々の残した遺産を紹介する)にも載っていたので、ちょっと記憶に残っていて気になったりする。時間があれば、帰りに途中下車してみたかったんだけど・・・(途中下車どころか、快速で停車もせずに札幌に戻ってしまいました、残念)。

猪股邸

猪股邸の石門、石蔵、石塀。1906年のもので、中国風の門は、建築主が中国旅行の際にスケッチしてきたものを元にしているそうです。

旧共成

旧共成(株)。アーチ窓のキーストーンが特徴だって、1891年のもの。この辺りにはこういった古い蔵を利用した建物がたくさん残っています。運河沿いの古い蔵を改装してたくさんのお土産物屋や飲食店が入り、一躍人気商業地区になっています。

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なんか良くない? 全体としての雰囲気がいい感じで調和とれてる感じ。
ここいらのお店では試飲もやっていてワインやお酒を売っています。普通のお店だとケチケチしてあまり出さない純米大吟醸の試飲もOK。お客がほとんどいないタイミングだったので、いろんなものを味見させてもらいました(笑顔)。

特に気に入ったのは、長芋を材料にした「琥珀の梟(こはくのふくろう)」。これが実にうまい。香りもいいし、家の誰に飲ませても美味しいと言われました。値段も手頃だしね。品切れも場合も多いようですが、もし機会があれば是非。琥珀色と素敵な香りがお薦めです(満面の笑み)。

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旧北海雑穀倉庫株式会社、旧久保商店、旧金子元三郎商店等々。いっぱいあるのでどれがどれか分からなくなりました。倉庫跡をうまく利用して、ある種のテーマパークのようになっています。川越の「蔵づくり」よりもはるかにいいよね。こっちの方が勝ち!

小樽 出抜小路

小樽にある出抜小路。商業用に整備されているのは、他のところと同じですが、この小さな路地感覚は、ナムコのナンジャタウンとかと同様のノリですね。これも完全にテーマパーク的な作りです。とはいいながらも、それなりに楽しめますし、とっても狭い階段を登った上の展望は思ったより良かったです。登るのは無料ですし、ついでに寄るのもいいかもしれません。以前、私が来た時にはなかったので最近作ったものみたいです。

うだつ小僧

出抜小路のキャラクターだそうです。『うだつ小僧』だって。一周年と書いてあるので、本当にできたばっかりみたい。ラムまん売ってました。和風味とキーマカレー味。何故、キーマカレーかはよく分からなかったけど・・・。

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このゴミゴミした感じがウリ。

旧三井銀行 小樽支店

旧三井銀行 小樽支店。

旧越中屋ホテル

旧越中屋ホテル。ずいぶんとモダンな造りですね。明治30年代の英国の旅行案内書にも載っているんだって。

旧北海道銀行本店

旧北海道銀行本店。

手宮線跡地

手宮線跡地。廃線になったのはいつ頃のことなのでしょう?

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小樽駅のホーム 照明

小樽駅のホームについていた照明。雰囲気を出すべく凝った演出しています。たくさんの観光客を呼び寄せるだけのことはありますね! 芸が細かいです。

日本海

車窓から眺めた日本海。どんよりとした曇りがいかにもって感じでしょう。旅情があります。まあ、いろいろあったけど結果オーライの楽しい旅でしたよ。自分へのお土産に買った焼酎「琥珀の梟」を抱え込みつつ、札幌へ。

黄金伝説(amazonリンク)

関連サイト
出抜小路のサイト
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北海道散策シリーズ1~札幌(4月30日)

ゴールデン・ウィークということで、海外旅行も考えていたのですが、飛行機高くって・・・。マイレージは6万マイルぐらい貯まっているけど、ファーストクラスでもさすがにアジアでは空席を取れなかった。無難に国内旅行です。

時計台

お昼までには札幌駅に着いたので、食事をしてからホテルにチェックイン。早速、ベタな時計台や北海道庁旧本庁舎を回りました。何年ぶりかな?札幌来たのはこれで3回目でしたが、全然記憶に残っていないというのもちょっとお恥ずかしい。

北海道庁旧本庁舎 正面

実に立派な面構えって思いません? 明治時代のまさにこれから新しく物を生み出していくぞ~という意気込みがうかがえる建築物です。この手の好きなんだよねぇ~。天辺の旗についている星印が目に映えます。

北海道庁旧本庁舎 入口の扉

石材と木材ががっしりと組み合わせられた入口です。ここから、室内に入ります。

北海道庁旧本庁舎 室内の扉

上部がアーチ状になってます。ずいぶんしっかりした扉でしょ。

北海道庁旧本庁舎 室内 階段

北海道庁旧本庁舎 室内

こういった柱と階段、まさに洋館ってカンジ。

北海道庁旧本庁舎 室内

階段部分もしっかり彫りが施されています。

北海道庁旧本庁舎 室内 扉

北海道庁旧本庁舎 近くで見上げた赤レンガ

近くで見上げてみると、こんな感じ。赤レンガの窓の形も面白いかも?やっぱ、いいですよねぇ~。どうも最近の建築は、あまり面白みを感じない。六本木ヒルズとか、新丸ビルとか薄っぺらでねぇ~。すぐ古くなって飽きられて、建て直しそうな感じがしちゃうのは私だけ?

雪印パーラー ジャンボパフェ

市内を散策中に見つけた定番。雪印パーラーのジャンボパフェ。確かにきっと一番ですね(笑)。一度は食べてみたいと思いつつも今回もやっぱり注文できませんでした。他のでお腹いっぱいで食べる余裕がありません(トホホ)。

ジンギスカン

札幌ファクトリー内にて。こいつもお約束ですが、ジンギスカン食べ放題。3種のビールを飲み比べながら、バクバク食べてゴクゴク飲む。太るなあ~これじゃあ。都内でもここ最近はジンギスカンの店が増えてきましたが、北海道に来ると、いつもこのパターンになってしまいます。
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2006年04月23日

東京散策シリーズ~ 旧岩崎邸庭園、不忍池

オドリコソウ

湯島駅から歩いてすぐの旧岩崎邸庭園です。入口から様々な花が迎えてくれています。これはオドリコソウ。

ハナダイコン、ムラサキハナナ、ショカッサイ(諸葛菜)

ハナダイコン、ムラサキハナナ、ショカッサイ(諸葛菜)。いろんな呼び名がありますね。それだけ親しまれているんでしょうか?

旧岩崎邸 正面

旧岩崎邸 正面

堂々たる姿です。しっかりした造りですね。さすがは三菱財閥の創設者、岩崎家の本邸というところです。設計はジョサイア・コンドル。東京国立博物館やニコライ堂の設計でも有名な方です。

旧岩崎邸 入口

旧岩崎邸

いやあ、入口も華美にならないながらもセンスがいいです。

旧岩崎邸 レリーフ

さりげないレリーフ。

旧岩崎邸

階段を裏側から、撮ってみる。差し込む日差しとしっかりとした階段の調和がなんかイイ♪ さりげないけど、絵になるなあ~。これぞ洋館っぽくない?

旧岩崎邸 手すり

旧岩崎邸 手すり

旧岩崎邸 手すり

木造建築の洋館でもここまで重厚でどっしりとした、安定感があるものが作れるんですね。レンガ造りや石造りとは異なる格調高さ、品の良さを感じます。本物を正しく評価し、それにふさわしいだけの金銭と手間をかけて作り出された本物を感じます。それを生み出した『明治』という時代の意気込みを感じさせる建築物です。

寺社仏閣とも異なる独自の空間を生み出しています。建築物好きなら、絶対に行ってみて損はありません。最高裁判所とかも素敵でしたが、日本の近代建築でも素晴らしいのはたくさんありますね! お台場の某TV局の建物とか安っぽくてセンスのないものばかり、最近作られていて建築物で感動することがないのですが、久しぶりに大満足でした(満面の笑み)。

旧岩崎邸

旧岩崎邸

天井もいいよね。このアーチも何気にいい感じ。

旧岩崎邸 階段

さきほどのものとは、ちょっと違う階段。どちらが好き?

旧岩崎邸 和館とつながる廊下

上の梁に、菱マークがあるんです。更に光が差し込むところにもさりげなく菱形が・・・。こういうセンスが好きなんだよねぇ~。

旧岩崎邸 客室天井

天井には、シルクのペルシャ刺繍が布張りされています。

旧岩崎邸 ステンドガラス

これね、ほとんどの人が気付かないと思う。最初、歩いて私も気付かなかったもん。何度も同じ部屋や通路を行き来して初めて気付きました。このさりげなさが、また心憎い。本当にちょっとしたステンドガラスだけでしかないんだけど。

旧岩崎邸

2階のベランダから、緑の繁るお庭を眺めるのがこれまた一興。こんなところから、お茶でもしながらのんびりと読書したいものです。はあ~(溜息)、いいな♪いいな♪

旧岩崎邸 お花

旧岩崎邸 お花

旧岩崎邸 ぼたん

建物の出口から、敷地の外へ至る道に咲いています。綺麗ですよね。このボタンもなかなか立派です。

不忍池 桜

旧岩崎邸庭園は、不忍池の周辺にあります。庭園を見学した後は、不忍池を通って上野駅に向かいます。今頃咲いている桜もあるんですね。種類は何だろう? ついこないだまでのお花見の混雑はどこへやら、人もあまりいなくて散策にはいいかも。

不忍池

不忍池にある弁財天の八角堂です。

不忍池

何も咲いている桜の枝に結び付けなくても・・・と思うのですが。桜も重そうで、枝が垂れ下がっています。かわいそうかも。

清水観音堂の人形供養のポスター

先々週辺りも清水観音堂から、下の桜を眺めましたが、思わずアニメっぽいポスターに目を惹かれてパチリ。人形供養というよりも、フィギィア供養でもしそうなアニメ絵でした(笑)。

アゲハ蝶

何の脈絡もなく出てきたアゲハ蝶。実は朝、駅に向かう途中の道路でじっとしていたのを発見! とりあえず、写真に撮ってみました。生きてはいるようでしたが、弱っているのかもしれません。そのままにして足早に去ってしまった私です。だって、電車が来ちゃうし・・・。

関連サイト
旧岩崎邸庭園 財団法人東京都公園協会
posted by alice-room at 15:57| 埼玉 ☔| Comment(4) | TrackBack(1) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする

2006年04月09日

東京散策シリーズ~新宿御苑、護国寺(4月8日)

新宿御苑

先週入れなかった新宿御苑にリベンジ。御苑のホームページでは、ソメイヨシノは散り始めみたいだけど、八重桜が咲き出したらしいので頑張って出掛けてみました。遠景ふうに撮ってみましたが、結構咲いてますね。

こんなふうに見ると、天気が良かったようですが、とんでもない! 実は、新宿駅に着くなり、雨が降り出し、近くの高島屋タイムズスクウェアで雨が止むのをじっと待っていたのでした。でも、いっこうに雨が止む気配がない。親孝行も兼ねて両親連れていたし、せっかく来たので小雨になった時に傘差しながら、ちょっとだけ桜を見て帰ることにしました。

新宿御苑2.jpg

しかし、しかし、普段の心がけが良いのでしょう(?)。新宿御苑に辿り着く頃には、雨が上がり始めました。幸い、雨は長く降っていなかったので、地面も少ししか塗れていなかったし、雨で最初にいた人達がみんな帰ってしまってお花見の場所取り放題(ラッキ~♪)。

新宿に来る前にデパ地下で購入したお花見弁当とワインはあるものの、もう雨で花見酒は無理かとビールを買ってなかったので、しかたなく私が一度園外に買い出しに。モルツやワインに、つまみやサラダなどを両手いっぱいに抱え、もったいないけど再入場料(200円)を払ってやっとお花見モード全開に!

新宿御苑、桜の品種「あらしやま」

空からは、強い日差しが差すようになり、真昼間から完全に宴会モード。この桜は「あらしやま」という品種らしいですが、ピンク系の色が濃くてなかなか鮮やかな色合いです。

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桜の樹の下には、種々の草花も咲いていていかにも春爛漫って感じです(笑顔)。

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さっきまで人々は足早に去ろうとしていたのですが、こうなるとゲンキンです。綺麗に咲いている桜の樹木の元に、ゴザやビニールシートを広げる人々が増え出してきました。

新宿御苑 お花見弁当

デパ地下で購入してきたお花見弁当。二種類の炊き込みご飯が選べてこういうのスキ。お約束ですが、これをつつきながら、ワインとビールで流し込みます。

新宿御苑6.jpg

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これもまた別の品種のようです。いろんな桜があるんですね、新宿御苑。先週もきっと綺麗だったと思いますが、雨のおかげで人が少なくてなんとも嬉しかったです(満面の笑み)。

但し、腕まくりするぐらい暑くなって楽しい花見をしていたのですが、3時間後には、空が一変。曇り出して、気温が急に低下し出します。今にも雨が降りそうになったので、お弁当も食べ、酒も飲み終わった私達は、そそくさと荷造りを始めることに・・・。隣のグループは一足先に、消えていました(笑)。いささかあわだたしいものの、とりあえず満足&満足。

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小さくてもしっかりと頑張っている花達も健在です。



護国寺 山門

御苑の後は、護国寺で八重桜を! 御苑はここ数年行き出しましたが、護国寺は毎年の行ってます。何よりも人がいないのがステキ。ソメイヨシノとはずれて咲く八重桜がいいんだなあ~。

護国寺 花祭り

うかつなことに、行くまでは忘れていました。えっ、何かって! 『花祭り』ですよ~。知らない人はもぐりだ(な~んてね)。4月8日は仏教のお釈迦様が生まれたお誕生日です。メモリアル・ハッピーバースディーってところですね(笑)。

お母さんの摩耶夫人の右脇から、生まれたそうです。そして生まれるや否や7歩歩いて天と地を指し、『天上天下唯我独尊』とおっしゃったのは有名ですね。ヤンキーが壁にスプレーで書くセリフとか言わないように・・・(笑)。

甘茶を頭から注いで、お祝いをします。勿論、しっかり私も甘茶かけてきましたよ~。

護国寺 花祭り 白象

神のお使いである白い象に乗っているのは、基本ですね。象は非常に頭のいい動物で哲学的思索にふけってしまい、子作りはそっちのけになってしまうとかいう話もあります。

そうそう、摩耶夫人が胎内に白い象が入る夢をみて懐妊したというエピソードもあります。

護国寺 花祭り お釈迦様

こんなに花に囲まれて、なんかいい感じですね。最近、花祭りに行ってなかったから、珍しくて楽しいです。

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護国寺の境内です。絵になる風景かな。

護国寺 花祭り 甘茶かけ

ちょっと見づらいですが、下の壇にお釈迦様の像があり、ここでも甘茶をかけます。

塔と桜

この塔と桜っていう組み合わせもいいですよねぇ~。車が邪魔ですけどね。

護国寺490.jpg

これだけ濃い色合いだとなかなか強烈です。インパクトありますね。

護国寺491.jpg

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桜とお堂なんていうのも、GOOD&GOOD。日本的な風景というと、こういうイメージかな。私の中の『春の日本』ってコレだったりします。

関連ブログ:桜のお花見メイン
東京散策シリーズ~上野公園、新宿(4月1日)
東京散策シリーズ~高田馬場 其の二
東京散策シリーズ~六義園、明治神宮外苑
散策シリーズ:左の「旅行・散策カテゴリ」
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2006年04月05日

東京散策シリーズ~上野公園、新宿(4月1日)

上野公園の桜

騒々しいのも含めて、ある種の風物詩と言えるでしょう。都内の桜というとやはり上野でしょうか。ギネスを飲んで軽く散策です。人は多いけど、一面の桜は、いい感じです。

上野公園の桜

上野公園の桜

夜は、ここに明りがともり、桜も見ずに飲み明かすんでしょうね(笑顔)。最近、夜通し飲みながらの桜見物はやってないなあ~。歩きながらの夜桜見物ばかりです。

花園神社

上野の傍らにちょこんとある花園神社です。少し横にそれるけど、ここも風情があって結構好きなんですよねぇ~。ここをそのまま行くと、不忍池に辿り着きます。今回は寄らなかったけどね。

手水

ここの台の右下で支えているの、分かります? これって使役されている小鬼か何かかな?

花園神社 お狐様

花園神社 お狐様

足元に子狐かな。ちょっと、可愛いかも?

上野公園 桜

両側から枝垂れかかってくるような桜の花・花・花。桜の洪水は、素敵ですね♪ もうちょっと、赤みがさすと更に色鮮やかななんですが・・・それは贅沢な願いでしょうか?

上野公園 桜

これって、掛け合わされた品種のようです。白地に赤が差してあって、なかなかイケてません。

この後もいろいろと桜をハシゴする予定だったのですが、何故か昼に名古屋きしめんのお店で食事したり、古書店をひやかすうちに時間が足りなくなってしまって・・・。

実はつまみやお酒を買って新宿御苑のすぐ目の前まで行ったのですが、残念ながらタイムアップ!4時に入園は終わりなんだって。悲しいことに寄り道し過ぎて4時半になってしまい、入れませんでした(涙)。

雷電稲荷神社

しかたないので新宿御苑から駅へ戻る途中に、神社発見!! 転んでもタダでは起きない性格です(笑顔)。このカエルってなんの意味があるのだろう?

雷電稲荷神社

雷電って江戸時代の強いおすもうさんじゃなかったかな。もっともネットでみる限りでは、全然関係ないみたいです。関係があるのは、新宿の花園神社の方みたいです。

雷電稲荷神社

写真では分からないかもしれませんが、とっても小さな小さな神社です。

雷電稲荷神社

雷電稲荷神社

以前のものなのでしょうが、首がなかったりしてホラー(失礼!)まがいのお狐様です。でも顔は、なんか笑える~。足で抑えている動物は、なんだろう???

雷電稲荷神社

雷電稲荷神社

こちらは現在のお使い(お狐様)。いたずらしたりする馬鹿者でもいるんでしょうか?それとも盗難除け? 最近、こういった金網入りのをしばしば見かけますが、なんか悲しいカンジがしますね。

悪い奴には、罰でも当ててやって下さいね!
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東京散策シリーズ~高田馬場 其の二

東京散策シリーズ~高田馬場の続編。いつもお世話になっているseedsbookさんの高田の馬場回想に連なる、勝手に連作シリーズだったりします。

桜の花

どこぞのお宅のお庭になる桜の木です。こんなに直立している桜も珍しいですね。

桜の花

ソメイヨシノではないですね。だいぶピンクがかっています。桜の種類はなんだろう?


夜桜

街灯に照らされて、ちょっと一味違った趣きの桜。

元(?)怪しげな喫茶店

詳しくはseedsbookさんのブログをご覧下さい。もう営業はしていないようなのですが、なんというか・・・十分に怪しい(?)喫茶店です(笑)。

桜の花

背景の木造のおうちと妙にマッチしているような・・・。

なんの実

柑橘系の実としか分かりませんが、小さいけれど色は綺麗ですね。
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2006年03月26日

東京散策シリーズ~六義園、明治神宮外苑

六義園 枝垂れ桜

六義園の枝垂れ桜である。毎年必ず来るのだが、普通の桜が満開になるころには散ってしまう。ちょっとだけ背伸びして少しだけ開花が早いのだ、こいつは。

上野など都内の桜はソメイヨシノが多いのだが、この六義園で桜というと、こいつを指す。なんせ六義園には、他に桜らしい桜ないのだから・・・。でもね、入口から入って見るその壮観な姿は、なかなかのもんである。

六義園 枝垂れ桜

他の人はどう思うか知らないが、春を代表する枝垂れ桜というと、ここのものと京都の丸山公園の枝垂れ桜が私の思い浮かべる全てである。夜景にライトアップされた丸山公園の桜。清水寺から高台寺を経る小道を歩き、丸山公園で缶ビールを片手にその勇姿にしばし幻惑される。まあ、その後先斗町で軽く飲むのが私のパターン。

今年は、京都に行けないので関東近辺で我慢するか。去年は、タイミングを逃してここの満開が見れなくて寂しかった。今年はまさにドンピシャ!
これこれ、これじゃなくっちゃね。

土曜日に行ったのだが、お出掛け前にデパ地下で酒の肴とワインを確保。駅に着いたら、近くのコンビニで缶ビールも追加確保して準備万端。空気はまだ冷たいものの、なかなかに強烈な日差しは強烈。まぶしさをこらえながら、鮮やかな枝垂れ桜を眺めつつ、飲みつつ食べる。食べつつ、飲む。

六義園 枝垂れ桜

酔いが回るごとに、桜はより一段と艶やかさを増し、しばし浮世を忘れさせる。何について語ったかも定かではないが、一緒に行った人との話も弾み、幸せな時間を過ごした記憶だけが残された。

枝垂桜 説明

エドヒガンという品種から出来たものなんだね、ここの「枝垂れ桜」って。

六義園 庭園

散々飲み食いして、お腹がくちくなったら、酔っ払ったままで散策。他の方に迷惑をかけないようにと、それだけは気をつけながら、もう何十回も来ている庭園を歩いてみる。

六義園 小山の上から下を眺めて

庭園にはよくある小山を登って眼下を眺める。結構、見晴らしはいいかも?

お花

お花

いろいろなお花も咲いている。春ですねぇ~、ほんと。

六義園 枝垂れ桜(近接)

六義園 枝垂れ桜(近接)

近くによってみると、ソメイヨシノよりもかなり色が濃い。桜色というよりもハイカラな(私の歳いくつ?)ピンクだね、こりゃ。私的には、やっぱり派手めな美女もいいかな?こと桜に関する限りは・・・(笑)。

椿
六義園:
1695年に、5代将軍徳川綱吉の側用人柳沢吉保が綱吉から賜った地に下屋敷を造りそこに造成した庭園である。御殿を六義館、庭園を六義園と称した。『詩経』の六義(りくぎ)から園名が名付けられている。江戸初期に完成した桂離宮の庭園の様式を採用し、回遊式築山泉水庭園で、元禄時代の明るいおおらかな気風を反映した江戸大名庭園の代表的なものである。

南北線駒込駅

南北線駒込駅の階段。なんか照明が変わってません? こんなオブジェみたいなのってありなの~? 

南北線駒込駅

この窓の形も、なんかSFとかの舞台設定に使えそう・・・。

南北線駒込駅

この天井もよくみると妙に高い。なんか、日本の地下鉄でこんなの初めて見た。映画の撮影とかにも使えないかな~。今の東京なら許可おりそうだけど、いかがでしょう、都知事(笑)。

南北線駒込駅

あの~、地下鉄のマークでSOSってありなんでしょうか?これも初めて見ました!! 今日は初めてづくしの日ですね。どんどん世の中は変わっていっているんだなあ~と変なところで実感しちゃいました。う~む。

町中の看板

思いっきりベタな看板。お店の前にこういうのを作っておく店主。嫌いじゃないです、そのセンス(クスクス)。電話番号を強引に読んでるし・・・「ヤスシ シナイイ」っておいおい・・・(一応、御迷惑をかけてはいけないので写真では番号を消しています)。

町中の看板

赤字の牛・豚肉もいいが、なんせ神風ですよ。さすがジャパニーズ。一味違います。

町中の看板

町中の看板

この会社の取り扱い商品って何??? 非常に気になります。眼鏡じゃないよね、まさか。「目玉」っていう以上、角膜でも売っているんだろうか?気になる・・・。

神宮外苑

普段はあまり来たことのない明治神宮外苑である。ここもたぶん、桜が咲いているはず(!)という私の予感は見事に的中。今日は日曜日でいささか雲っているけど、これならOK(笑顔)。

神宮外苑 寒緋桜(かんひさくら)

この濃い色の桜は、寒緋桜(かんひざくら)というらしい。ちょっと色が濃過ぎて厚化粧のおばさま(OL)を連想してしまうが、姥桜でもあるまいし、これはこれで良いのだろう。枝垂れ桜のピンクと合わさると、なかなか妙なる競演といったところであろうか。

神宮外苑

神宮外苑 国旗掲揚塔のユニコーン

へえ~、こんなのあるなんて知りませんでした。ユニコーンの間にあるのはポール。で、その上には日の丸の国旗がついていました。でも、この場合、ユニコーンの意味って何?

神宮外苑 聖徳絵画館

これもこれも、初めてみました。こんな建物あったんですねぇ~。「聖徳絵画館」だって。なんか国会議事堂をちっちゃくしたようなカンジ。現在、修理中みたいでしたが、直ったら入ってみようっと。こういう建築物大好きだったりする(ニヤリ)。

神宮外苑

神宮外苑

六義園は大きな枝垂れ桜が一本あるだけで他に桜はほとんだないんだけど、今回の神宮外苑はかなりたくさんの桜が咲いてました。今、いい時期なんじゃない? うっとおしい花見客もいなくてみんなスポーツしてましたよ。まあ、国際競技場だしね。

ただ、ゴザ広げて宴会はできなさそう。それが欠点ですね。私もさすがにここでは桜を見るだけにして、その後は場所を移動し、ビアレストランでたっぷりとビールを頂いたのでした(満足&満腹)。なかなかいい週末でしたね。今週末だともう散ってるでしょうが、平日行けるかたは、行ってお花見もいいかもしれません。

神宮外苑

こういう花もありました。

関連サイト
都立公園・庭園案内
文京区の観光案内 庭園
明治神宮外苑

関連ブログ
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posted by alice-room at 20:32| 埼玉 ☁| Comment(9) | TrackBack(5) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする

2006年03月12日

埼玉散策シリーズ~高麗山聖天院と野々宮神社

埼玉散策シリーズ~高麗神社の続きです。写真が多いので分けて書きました。

高麗神社からすぐ近くにある高麗山聖天院です。かなり立派な様子が歩きながらも分かりましたが、高麗神社からの案内がない。これって不親切じゃないかなあ~。どう行けばいいのか、地図無しには分からない。全く参拝客の動線を考えていないなあ~。

寺格もかなりあるようだし、建物なども立派だけど、高麗神社に比べると人がほとんどいなくて無人の状態。中途半端に有料にしてしまうことでますます参拝客が来ていない様子。典型的なマーケティングの失敗例。高麗神社なんて大きな駐車場を作ったり道案内の設置など、実にうまい!休憩所もあるし、人を呼び込めるか否か、ここが違うのかと別な意味で社会勉強になったりする(笑)。

高麗山聖天院 山門

高麗山聖天院 山門

と俗っぽいことを考えつつ、やってくるとなかなか立派な山門です。

風神?

雷神?

あれれっ? 普通は山門にあるのは仁王像だけど、これって違うよね。風をまとった姿と雷太鼓をまとった姿は、どうみても風神と雷神の特徴でしょう。彼らが山門で守っているんだね。ちょいと変わっている。

龍の彫刻

龍の彫刻

なかなか巧みな彫りで描かれた龍です。

天井画 鳳凰

天井には、いきといきとした鳳凰(?)が描かれています。

カッコイイ獅子

こういう木組みの部分にある厄除けの飾りっていいよね。西洋の大聖堂にあるガーゴイルとかもそうだけど、結構好きだったりする(ニコニコ)。なかなかカッコイイ獅子です。

高麗山聖天院 縁起

先ほどの高麗神社が渡来人である高麗王若光を神として崇めているのに対し、こちらは若光一族の菩提寺として作られました。奈良時代の751年の創建。若光の守護仏聖天尊を本尊とし、600年間法相宗の道場だったのが、1345年に真言宗に改宗されたそうです。1584年は不動尊(胎内仏弘法大師作)を本尊とし、聖天尊を別壇で祀ったそうです。

なんか複雑な事情があったんだろうね。そもそもメインが外された訳でしょう。生き残る為には、何でもしないといけなかったんでしょう。その辺りの裏の事情にも興味がありますね。古文書とか残っていそうだけどなあ~。

庭園

ここからは、300円を払わないと見れません&入れません。でもさあ、参拝客誰もいないよ~。維持費がかかるという気持ちは分かるけど、その前にもっと参拝客を増やす努力をしたほうがいいと思うのですが・・・。

悪くはないが、あまりたいしたことはない庭園。あちこちで美しい庭園を見てきた私は、かなりの酷評家です。ありきたりの庭園ではいけません。六本木ヒルズの毛利庭園も全然駄目だと思ったし・・・(生意気盛り(笑))。

集金屋キティ

何故か、鐘をつくお金を集金する集金屋キティ。何故ここにいるの?

本堂

本堂

本堂は実に立派で大きいです。最近作ったばかり。でも、誰も人がいない。「形作って魂入れず」になっていないでしょうか(言い過ぎ?)。

李

これは梅じゃないね。李(すもも)とか杏(あんず)だよね。花の咲く順序は、梅の後に李や杏、桃が咲き、それから桜だもんね。色がピンクがかって綺麗でした。

駒犬ならぬ駒羊?

これってメーメーさんの羊ですよね。駒犬ならぬ駒羊? 韓国とかでは日本と違うのかな? もっと詳しく知りたいですね。

山門を横から

同じ山門でも横から写すとまた違った感じがいいです。

高麗王廟

高麗王廟です。高麗王若王の墓。なんか、え~ってカンジがするのは「私だけ~」? だって個人的なイメージだと境内の中心にあってもいいと思うですが・・・去るものは日々に疎し。でも、やっぱり違和感を覚えるのですが・・・。

将軍標(天下大将軍・地下女将軍)の絵馬

ここにあるのは将軍標(天下大将軍・地下女将軍)の絵馬。さっきの高麗神社のものとは絵柄が違っています。こちらの方がコミカルですね。

野々宮神社

村社 野々宮神社。わざわざここに寄ってみたのは名前にひかれたから。京都に確か、そんな名前の神社があり、何度か行っているのでもしかしたらと思い、行ってみました。

野々宮神社 縁起

ずばり読みが当たりました! やっぱりね、京都の野々宮神社と関連がありそうです(はっきりはしてないようですが)。でも、そんなに古い神社がずいぶんとひっそりと隠れています。きっと誰も気付かずに通り過ぎますね。100%の確率で。歴史の中にまさに埋もれているようで、私的には微妙にそそります(満面の笑み)。

野々宮神社

一見すると、プレハブか何かの小屋かと思いますが、これが先ほどの聖天院よりも歴史的に古いんですよ。奈良や京都にもおうおうにしてこういうのがあります。それがたまらなく面白かったりする。地元の郷土資料調べてみたいなあ~。絶対に面白いと思うんだけど・・・。

野々宮神社 神紋

野々宮神社の神紋です。なんでもないマークなんですが・・・。

神紋の由来

「丸に菊花」「丸に橘(たちばな)」の神紋があるんだって、で、この神紋から伊勢神宮の斎宮(さいぐう)が潔斎していた野々宮神社の分祀だったのではないかって。うっ、こういうのがいいんだよね。楽しい~♪

野々宮神社 縁起

ここも獅子舞があるだね。あと大きな円があったからもしかしたらと思っていましたが土俵だったようです。あっ、写真撮らなかった。

境内にある白梅

春ですねぇ~、境内には白梅が咲いていました。

関連リンク
第26番 聖天院

関連ブログ
埼玉散策シリーズ~高麗神社
武州寄居十二支守り本尊参り(埼玉)
埼玉県寄居町 諸々の写真
節分にちなんで鬼鎮神社のメモ
posted by alice-room at 11:13| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする

埼玉散策シリーズ~高麗神社

今日はなんとも天気が良い! 花粉の飛散が気にならないでもないが、無性に旅に出たい。どっか行きたい病が再発した。さすがに会社をポイと休んで海外に出掛けるわけにもいかず、とりあえず、酒のつまみといつでも温泉に入れるタオル2枚、ウィスキーとデジカメ、文庫本をバッグに詰め込み、とりあえず駅に向かう。先に来たのが下りだったのでそれに飛び乗った。

乗り換え駅に来た。私鉄とJRがあるのだが、JRの上りが来ていたのでそれに乗り換える。車内にはあまり人がいない。ポカポカに暖かい車内で文庫本を読みながら、軽くうたた寝を楽しむ。

どこぞの温泉でも浸かりたいと思ったのだが、ふと先日ブログで書いたことを思い出した。高麗神社(こまじんじゃ)。おおよその場所は知っているのだが、一度も行ったことがなかった。何よりも今、乗っている電車の終点が高麗川駅。これはいかねば、と即座に行き先が決まった。

駅に着くがここに目的の神社があるのか、それが分からない。JRの駅によくある名所が書かれた看板を探すが見つからない。しかたなく、駅員さんに聞いてみる。親切な駅員さんにここであっているか教えてもらった後、神社までの道順を尋ねる。観光用の地図まで頂き、感謝&感謝。

焼き鳥と言いつつ、焼き豚(やきとん)

ちょっと距離はあるが道案内の矢印などがたくさあり、楽勝モード。昼ご飯の用意がなかったので早速地元のスーパーでビールを調達。焼き鳥と言いつつ、焼き豚(やきとん)で有名なチャーン店を発見し、かしらとももをGET。あまりお行儀が良いとはいえないが、串を片手にしたまま歩きながらビール。まっ、誰もいなしね。こういう気楽なのが好き♪

藪の中に突如現われる蔵

どんどん歩いていくと、藪の中に突如現われる蔵を発見。何故か蔵好きの私は、とりあえずパチリ。周りは完全な藪の林でこの蔵は孤立しているんだよねぇ~。中に何かお宝無いかな?

出世橋

さらにどんどん先へ進むと、川にかかる橋があるんですが、橋の名前が「出世橋」。何かありそうな予感。これは後に明らかになるのでした・・・。

吟醸酒 高麗王

この酒の看板がとっても気になる。飲んでみたいなあ~。

高麗神社 鳥居イ

高麗神社 魔除け

この魔除けは、古くから朝鮮に伝わっているものらしいのですが、これは最近作られたものらしい。

獅子舞

高麗神社の獅子舞は、結構有名らしい。名前だけは聞くが見たことがない。一度くらいは獅子舞の季節に来て見てみるのも良い経験になるかもしれない。

もう一つの鳥居

高麗神社 縁起

高麗神社の縁起である。唐王朝の勢力拡大路線のあおりで、朝鮮半島にあった高句麗が滅ぼされたのは教科書によく出ているが、そこの王族であった高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)の事まで触れているのは見た覚えがない。但し、国が滅んだ関係で王族を初めとしたテクノクラートが多数日本に渡ったのは、渡来人という名称で記憶にある方も多いのではないでしょうか? まさにその渡来人が住んだのがこの地であり、ここの郡司(地方長官)に任ぜられたのが高句麗王家の血筋を引く者でした。

駒犬 駒犬 

駒犬君達である。さすがに「高麗犬」とまでは書かないらしい。当たり前か、チェッ!

高麗神社 本殿

本殿にかかる扁額

あれれ!? 彫るの間違えたの?って思いませんか。本殿にこういった扁額がかかっているのは、いろいろな思いがこめられているのかなあ~って思いますね。小さな「句」に国を追われて異国の地にやってきた人々の思いが凝縮されているようにも思えますね。

出世明神縁起

ここを訪れた人々がその後、政府要職に次々と就任したことから、そう呼ばれているそうです。比較的新しい呼び名みたいですね。浜口雄幸、若槻禮次郎、幣原喜重郎、鳩山一郎等々だって、ふ~ん私も出世できるかしら???  それはそうと、これで橋の名前の謎が解けました(笑顔)。

絵馬

絵馬

絵馬

絵馬も好きな私にはお約束の写真です。

高麗王

お神酒ですね。これを買おうと思っていたけど、駅に戻る間に酒屋が見つからなくて買えませんでした。探せば、他のところでも売っているかな?

国指定重要文化財 高麗家住宅

歴代の高麗神社の神職、高麗家が住んでいた住宅。国指定重要文化財で「高麗家住宅」というそうです。

蔵

こんなとこにも蔵があった。

紅梅 高麗神社

紅梅 高麗神社

もう春だね。神社内には紅梅が咲き誇ってました。続きの聖天院・野々宮神社はこちらへ。

関連リンク
高麗神社 公式ホームページ
高麗神社(ウィキペディアより)

関連ブログ
埼玉散策シリーズ~高麗山聖天院と野々宮神社
武州寄居十二支守り本尊参り(埼玉)
埼玉県寄居町 諸々の写真
節分にちなんで鬼鎮神社のメモ
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2006年03月04日

東京散策シリーズ~高田馬場

高田馬場 諏訪神社

高田馬場 諏訪神社

確か縁起には、閻魔庁に出入りしていたというので有名な小野篁がここに大国主と事代生を祀ったのが起源だって。京都の珍皇寺にその地獄への出入りに使った井戸があったのを見た覚えがあるけど、ここの泉も井戸になっているのかな? だったら、そこから地獄へ行けたりして…(笑顔)。

それ以前に出社前に、デジカメで神社撮ってる私もなあ~。でも、ここって少し高台にあり、周りのビルがなければかなり見晴らしのいい絶景ポイントにあるんだ。会社の7階から下を見てて立派そうな神社なんで気になってました。

高田馬場 諏訪神社 霊泉

高田馬場 諏訪神社霊泉の説明 

龍神様がいらっしゃって、眼病にご利益があるんだそうです。

高田馬場 諏訪神社 塞神三柱

塞神三柱。いわゆる塞(さい)の神を祀ったものだと思います。由来書いてあったんだけど、忘れた。昔は村と村の境を結界で区切って、災いや疫病が侵入するのを防いだそうですが、これもその手の類いかな…?

新宿区観光協会の散策マップ
【以下、引用】
諏訪神社はもと戸塚村、大久保村、百人町の鎮守でした。社伝によると、平安初期の弘仁年間(810~24年)に小野篁(たかむら)が大国主と事代生をまつったのが起源とされています。
 その後、源頼朝が文治5年(1189年)、奥州征伐の際に戦勝を祈願して勝利。社殿を造営したといいます。応仁3年(1469年)には大田道灌により改築されますが、元亀年間(1570~73年)、北条早雲により焼かれ、江戸時代初期に尾張藩祖徳川義直によって、信濃の諏訪神社を合祀し、改称・再建しました。
 神社周辺は幸いにも第二次大戦の空襲による被害をまぬがれ、今なお古木が生い茂る「諏訪の森」が残り、人々のいこいの場として親しまれています。

高田馬場 植物だらけのお店

細い小道を歩いていたら、ふと目に入った食料品店。だけど何故か、店先には植物がいっぱい。ちょっと気になる…。お店の看板には電話番号も書かれてましたけど、迷惑がかかるといけないので写真を加工してそこだけは消しました。

鈴木清順監督の看板

これは本当に不思議? 裏通りを歩いていたら、どっかの会社の窓側に立てかけてあった看板がコレ。なんでこんなのがあるのだろう…。鈴木清順監督のファンである私としては、おもわずこの看板が欲しい!!と思ったりする。ツゴイネルワイゼン・陽炎座・夢二…勿論、全部見たし、DVDで持ってますもん。いらないなら、くれないかなあ~。でも大きくて邪魔だったりして…。

高田馬場 亮朝院の山門

日蓮宗の亮朝院というところみたいです。

新宿区観光協会の散策マップ
【以下、引用】
日蓮宗・日暉上人は、身延山の奥の院にあたる七面山で荒行を修めた後、現在の戸山町付近に七面尊像をまつり、明暦元年(1655年)には将軍家の祈祷所とされました。寛文11年(1671年)、境内が尾張家の下屋敷となったため現在地に堂塔を移し、文化文政期には「江戸名所図会」に描かれているような大規模な寺となりました。正面の七面堂は当時のもので、「高田の七面堂」や門の色から「赤門さん」とも呼ばれました。
 七面堂を護るようにして立つ『金剛力士像』一対(区指定文化財)は、宝暦2年(1752年)作の珍しい石造りで、大変迫力のある逸品です。亮朝院の北の神田川にかかる面影橋のあたりは、太田道灌の「山吹の里」の伝説が残されています。

七面堂

これが七面堂みたいですね。このブログを書きながら、調べていて初めて知りました。なんせ適当に行き当たりばったりでいつも散策してるから(しかも会社の昼休みだし…)。

亮朝院の変わった駒犬

亮朝院の変わった駒犬

なんか、普通の駒犬と顔がずいぶんと違うような気がする。ちょっと個性的で面白い。

亮朝院の仁王像

亮朝院の仁王像

約300年前か、確かに石造の仁王像って珍しいかも? 普通は木造だもんね。

亮朝院の金剛力士像の説明書き

七面堂の細部

七面堂の細部

結構、細かいところまでしっかり彫刻されています。そういうところでお金をかけているか、逆に言うとお金をかけられるだけ知名度があるお寺だったのかとかが窺いしれますね。

鐘楼

2階建ての鐘楼です。これもなかなか立派です。金がなければ作れませんよ、ほんと! 
この亮朝院のある所は、住宅街に埋没し、細い小道をうろうろしてて偶然見つけたぐらいです。馬場には、学生の時から何度も行ってるけど、こんなのがあるのって誰も知らないのではないでしょうか? 

蔵

蔵をそのまま住宅用に転用しているみたい。結構、蔵とか好きなんでパチリ。

源兵衛地蔵尊の隣り

源兵衛地蔵尊

これが源兵衛地蔵尊だそうです。下の由来を読むと、全然大したことないようですが…(罰当たりな私)。ちょっと小道にこういうのがあるのって気になる。

源兵衛地蔵尊縁起

蔦の絡まる家

蔦の絡まる家

ここで出ているお寺は隣にあって、関係無いです。ただ、読み方はキョウリュウジ?恐竜をイメージしてクスクス。まあ、そんな程度です。異様に蔦が絡まっている古そうなおうちがあったので、思わず撮ってしまいました。なんか、妖しい?そそられます。

男子下宿

男子下宿

なんか知りませんが、非常にカッコイイです。バンカラな書生堅気の若者がいそうです。賄付ってのがポイント高いです。そういえば、私が以前就職して入った独身寮。元々は職工さんが二人で1部屋として使用していた所で、鍵が南京錠でカルチャーショックを受けた。そんな会社(グループ含む)が日本のGNPの1%支えんなって!! 
まあ、それはどうでもいいんだけど、こういうところは嫌いではない。プライバシーさえあればなんか特徴があって惹かれてしまったりするなあ~。

関連ブログ
とある街の風景
1月1日、年始参り(日枝神社、豊川稲荷、富岡八幡宮)
紅葉の護国寺
武州寄居十二支守り本尊参り(埼玉)
posted by alice-room at 23:40| 埼玉 ☀| Comment(10) | TrackBack(2) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする

2006年02月27日

とある街の風景

今年に入ってから撮った写真が溜まってきたので、ランダムに放出です。せっかく撮った写真ですし…。

ニコライ堂

お茶の水のニコライ堂です。ギリシア正教のだったかな。お茶の水には、いろいろありますね。すぐ近くに神田明神もあるし。

浅草寺の裏 雪が残っている五重塔

こちらは一月に雪が降った時のもの。浅草寺の裏 雪が残っている五重塔

いっきに春めいた浅草仲見世

これは先々週くらいかな?春めいた浅草仲見世

断絶したビル

この写真だと廃墟かなにか、あるいは建設中に放棄されたものだと思われるでしょうが、れっきとした普通に今も使われているビル。ビルの一部が強引に切り取られています。実は、ここに道路があり、いきさつは不明なものの後から道路を通すために無理矢理ビルを一部分を削ったように見えます。歩いてこれを見つけた時は、ギョッとしました。

渋い旅館

最初、アパートか下宿屋さんかと思ったんですが、旅館なんですね。渋い、渋過ぎる! なんか商人宿っぽいけど、外国の人とかに受けそう。でも、こういった感じのところも泊まってみたいかも? 古くからある旅館って、調度とかも時代がかっていて面白いんですよ~。

生麩のおでん

おでんの時点で加熱されているから、生ではないような気がしますが、それはおいといて。こんなカラフルなのってアリ?! ビックリしました。なんか毒々しい色合いで和風っぽくないんですけど・・・。ちょっと面白かったのでパチリ。味はまあ、普通の麩なんですけどね。

四谷の聖イグナチオ教会のステンドグラス

上智大学のところにある聖イグナチオ教会のステンドグラスです。

四谷の聖イグナチオ教会のステンドグラス

四谷の聖イグナチオ教会のステンドグラス

四谷の聖イグナチオ教会のステンドグラス

ここに表されている内容って、どういうことだろう? シンプルなだけにかえって興味が湧きますね。

四谷の街灯

四谷駅近くにある街灯です。夜になると、綺麗かな? 夜に見たことないんですが。
posted by alice-room at 01:47| 埼玉 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする

2006年01月02日

1月1日、年始参り(日枝神社、豊川稲荷、富岡八幡宮)

日枝神社

猿のお使いで有名な赤坂の日枝神社です。ここんとこ毎年、行ってます。連れがここに毎年行かないととうるさいもんで・・・(苦笑)。さすがに元旦だから混んでるかと思いきや、すいてる&すいてる。あんまり人気がないのかな? ここは絵馬の種類が多いんですよねぇ~。

日枝神社、巫女の舞い 

ここで破魔矢を買うと、巫女さんが破魔矢を預かって御祓いをします。どれが自分の物か分からなくなるんでハンカチを破魔矢に結びます。

日枝神社、まさる

神のお使いの「真猿(まさる)」君です。破魔矢と一緒にハイ、チーズ。

絵馬 絵馬 絵馬 絵馬 絵馬 

干支にちなんでお犬様です。絵柄はとってもたくさんあるんですが、個人的な好みで宝船絡みのものをいくつか御紹介。みんな縁起が良さそうです(満面の笑み)。

絵馬 絵馬

日枝神社の絵馬。お使いのお猿さんがポイントです。

豊川稲荷 豊川稲荷、お狐様 豊川稲荷

日枝神社の次は、そのまま赤坂の豊川稲荷へ。商売繁盛で、お金が貯まりますようにと豊川稲荷へ流れます。去年頂いた融通金(10円)をお返しして、新たに今年の融通金を頂きます。お金貯まるといいなあ~。

富岡八幡宮 富岡八幡宮 

次は地下鉄を乗り換えて、老舗へと向かいます。今回一番混んでいた富岡八幡宮。なんでこんなに混んでるの~? 並ぶのが嫌いな私ですがしかたなく並びました。ご利益あるかな? 屋台もいろいろ出てましたよ~。沿道のお店も元旦から結構開いて儲かっていそうでした(ニヤリ)。

富岡八幡宮の行列

自分の後ろに並んでいる人々。そんなに並ばないでぇ~。本当にご利益あるのか半信半疑な私。みんなも暇だなあ~(お前もだって!)。

深川閻魔堂 深川閻魔堂

富岡八幡宮に行った後は、深川七福神巡りへ。ちょっと寒いので暖かいお茶などを飲みつつ、七福神ののぼりを目印に歩いていきました。これも何度も回っているので、写真はほとんど撮らずに、ひたすら歩きました。いつも七福神巡りをすると道中にある閻魔堂に寄り道。ここっていつも思うんだけど、設備に金かかってるんだよねぇ~。なかなか立派な閻魔様です。なんか楽しかったりする(笑顔)。

出世不動尊

道中には他にもいろいろなモノがありました。これは出世不動尊。今更出世でもないけどね。

間宮林蔵の墓

何故か、歩いていたら間宮林蔵の墓発見。滝沢馬琴の家かなんかもあったな、確か。

公衆トイレ

”商い中”という表示のある公衆トレイ。ちょっとした遊び心?

恵比須さんが蕎麦?

恵比須さんが蕎麦ですか~? ちょっと楽しいので記念にパチリ。

大黒様

しっかり七福神巡りをした証拠にこれもパチリ。さて、年始参りのご利益はいかに? 寒い中歩き回ってしまい、いささか頭痛が・・・。翌日の今日は、体調回復を期待して家でごろごろしています。さっき、日本酒を飲み過ぎてしまいましたけど・・・意味ないじゃん(自爆)。
posted by alice-room at 19:00| 埼玉 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする

2005年12月31日

群馬温泉三昧(川原湯・小野上・伊香保)

川原湯温泉 王湯

連れと大宮で合流し、高崎経由で川原湯温泉へ。ここには、もう何度も行っているんだけど、八ツ場ダムが出来ると川底に沈んでしまい、失われてしまう温泉だからね。入れるうちに思い出を作っておきたいものの一つ。共同浴場の王湯がいいかなあ~。聖天様の露天もいいけど、王湯の斜面に付き出した露天温泉も好き♪ いつ行ってもほとんど人がいなくて貸し切り状態。今回も誰もいなくて一人でぽつ~んと温泉につかってました。

川原湯温泉 ケロリンの桶

ここはアルカリ性の温泉で、源頼朝が発見したと伝えられる古くからの温泉。今でも源泉の温度がかなり高くて、水で埋めないと熱くて入れないくらい。たま~に水道の蛇口が止まっていると熱湯になっていて困ってしまう時もありますが、基本的にいい感じの温泉です。僕は割合好きな温泉ですね。少し追加料金を払えば休憩所も使えるし、のんびり過ごしてもいいですね。内湯もあるんだけど、ここはやっぱり露天でどうぞ!! このケロリンの桶も定番過ぎてなんかスキなんだよねぇ~。

川原湯温泉駅

できればもう少しのんびりしたいところでしたが、いろいろと忙しかったので1泊2日とささやかな温泉旅行です。時々、積雪が多いと止まってしまう吾妻鉄道。若干、雪はありましたが、天気も良くいい温泉日和です(笑顔)。

川原湯温泉駅のホーム

秋には吾妻渓谷の紅葉が有名ですが、普段は観光客もほとんどいないとっても静かな温泉街です。ひなびた感がなんとなくいいんだよねぇ~。

小野上温泉駅

さて、あわただしくハシゴ湯を敢行する私達は、川原湯を後にするとさきほど通った小野上温泉駅へ。実はこの温泉も何度も来てたりするのだが・・・。

小野上温泉

なんと言っても駅前にあって駅から一番近い温泉じゃないかな? ほんと駅から歩いてすぐだったりする。楽でイイ!ここの温泉はアルカリ度がそこそこ強くPH8.8ぐらいだったかな? せっけんと同じように洗浄力が強くて肌が綺麗になるから美人の湯というんだと思う(未確認情報です)。実際に温泉に入ると、ヌルヌル感がしっかりあり、ゆったりした湯船でのんびりと温泉を満喫できます。休憩所でごろごろ寝てもよし、勿論私は生ビールともつ煮や定食をつつきながら、のんびりと休憩。たっぷり休憩した後は、もうひとっ風呂浴びて渋川に戻って宿泊です。

小野上温泉

駅前から、この大きなタンクがすぐ目に入ります。のんびり温泉を楽しむにはお薦め! 温泉に使って、ビールを飲んでつまみをつまんで読書三昧。これぞ、日本の冬の過ごし方でしょう(ニコニコ)。

伊香保、ロープウェー乗り場の展望台より

さてさて、翌日(今日)です。やっぱり山の上は寒い。渋川駅からバスで20分。あっというまに雪に囲まれた景色です。ロープウェー乗り場の展望台より。

温泉街にたたずむ蔵

温泉街を歩いていたら、ふと目に入った蔵。さてさて、中にお宝でもあるのでしょうか?

伊香保神社に続く石段通り

伊香保に来ると、みんなが必ず一度はあるく石段です。ここを歩きながら、通り沿いにある温泉まんじゅうをついつい買って食べてしまうわけです(笑)。まんじゅうは美味しかったけど、やっぱり伊香保ってサービスがいまいち。草津に比べて負けているのは、温泉の質だけではないようです。何度か行っても、いつもイマイチ感があるのは否めません。両方行くと、すぐに違いが分かります。さびれてしまうのも分かる気がする・・・。

伊香保神社

歴史は古いのにねぇ~、この神社も。

絵馬 恵比須様と大黒様

絵馬だけは、シンプルながらもいいね。こういうのスキ! 定番中の定番、恵比須様と大黒様のダブルネームです(笑)。

石段の湯

伊香保に日帰りで来ると、ここの温泉に入る人が一番多いんでしょうね。いつも人がいっぱいで混んでいるけど、さすがに今日はすいていました。さすがに三十日だしね。しかし&しかし、温泉で有名な伊香保にしては小さな湯船だし、ちょっとなあ~。何よりも泉質がどこにでもある程度だし・・・。

草津は、設備が古くてちょっと不満があったりするのも多いのだけど、泉質だけはピカイチ!! 無料で入れる共同浴場もたくさんあるけど、伊香保では見つけられなかったなあ~。どこが温泉街なのやら? 伊香保は源泉の温度は42度ぐらいしく沸かして温度を上げてるようだし、やっぱり伊香保はパスしていいかも。草津か赤城の湯に行こうっと!

個人的には別府と草津の温泉がお薦め!! 今まで全国の温泉をだいぶ入ったけど、共同浴場の温泉が良いところって泉質が絶対にいいもんね。体に効きそう。青森の酢ガ湯もかなりいいんだけどなあ~。

温泉街のストリップ

帰る途中で見つけた看板。お約束の温泉街のストリップです。まだ、本当にあるんだろうか?もう街中では失われた文化のような・・・(合掌)。

年末の大掃除で、雑用をいっぱいしたので腕がパンパンに張っていた筋肉痛の私には、本当にいい骨休めになりました。温泉をハシゴした甲斐があったか、筋肉痛もほとんどなくなりましたし(笑顔)。いい年を迎えられそう・・・。

関連サイト
川原湯温泉観光協会HP
小野上温泉
伊香保温泉、石段の湯
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2005年12月25日

東京ミレナリオ(12月24日)

東京ミレナリオ

いつか行こうと思いつつ、人ごみが苦手だし、寒いのが苦手だし・・・と行ったことがなかった私。今年になって初めて行ってみました。実は去年も行こうとしたら、いきなりの雪で初めての中止とかになり、もう縁がないものと諦めていたのでいささか不安なままの初ミレナリオでした。

東京ミレナリオ

「去年一緒に行ったけど、見れなかったので是非とも見たい!!」という、連れの強い要望に付きあわされたというのが実情だったりもしますが、正直言ってみて良かったです。混み具合はそれなりのものがありましたが、実際にまじかに見るととっても綺麗。本当に行ってみて良かったと思いました。

東京ミレナリオ

詳しくは知らないんですが、今回のでしばらくはやらないのかな? もし、そうなら近くの人は一度くらい行ってみておいた方がいいかも?まあ、見て損はしないと思いますよ~。光の輪の中を歩いていくのもそれなりに楽しかったです。

東京ミレナリオ

この辺からは、もう有楽町のとこです。ミレナリオの最後の部分です。側面にも色鮮やかな電飾が輝き、豪華さがいよいよクライマックスへ。これでもか、これでもかってカンジで盛り上がってきます。

東京ミレナリオ

東京ミレナリオ

ようやくお疲れ様~ってなカンジで終了。出口の国際フォーラムのところにはミレナリオ関連商品がいろいろと販売されていました。SUICAやハガキの他、羊羹やらクッキーやら、なんでもありです。ミレナリオ限定キティちゃんもあったんですね。気付かなかったけど・・・。

キティちゃんのハトバス

代わりに東京駅を歩いていて目に止まったのがコレ! キティちゃんのハトバスですか? ついに来るとこまできたか~。もう、私には何も言うことがありません(拍手)。

関連サイト
東京ミレナリオ公式サイト
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2005年12月18日

浅草羽子板市 12月17日

浅草寺雷門

まずは、何は無くとも浅草雷門の提灯から。お約束です。

仲見世の大黒様

仲見世のはりこの犬

仲見世のところには、こんなふうに飾られています。なんか縁起がいいですよね。でも、この人出は少なかったです。やっぱり、年明けてからみんな来るんでしょうね、きっと。

今日は羽子板市ですが、鷲神社と比べるとやっぱり出ているお店も少ないです。鷲神社の酉の市がベストなんですが、日程的に合わず今年は行けなかったんでね。代わりに普段は行かない浅草の羽子板市です。

羽子板 レイザーラモンHG

羽子板 レイザーラモンHG

羽子板

やっぱり流行りモンというと、この人でしょうか? レイザーラモンHGです。俗っぽいのは御存じないという方もいらっしゃると思うので簡単に説明するとゲイをパロディーとして演じている芸人さんです。やはりゲイだけに、この人の芸も一発芸で続かないような気もしますが・・・。

まあ、常に流行り物を取り込んでナンボですからね、商売は。そもそも庶民を対象にした浅草です。こういうのも楽しけりゃいいのでしょう。肩肘張らずに、ここは俗っぽく楽しみましょう。

浅草寺

さて、仲見世を通ってお賽銭を投げ込む段になり、気付いたのですが、中央にあるのって梵字ですね。何度も来てるけど、ここには来てるけど今まで気付かなかったなあ~。ふ~ん。

伝法院通り

伝法院通りです。伝法院は浅草寺の院号だそうです。お店の屋根の上にいるのは鼠小僧次郎吉でしょうか? ちょっとお茶目です(笑顔)。

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舞台の宣伝か何かだったようです。広報用の写真を撮っていたので私も脇から便乗して写させて頂きました。なんか、外国の人が大喜びしそうな状況ですね。

反魂香の看板

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なんか楽しい看板がかかっています。死んだ人間を生き返らせるというあの反魂香のことでしょうか? 何を売っているお店だろう?

鎮護堂のお狸様

お狸様で通っている鎮護堂です。浅草寺境内に住みついた狸の乱行を鎮めるため、伝法院正面脇に、同院の鎮守として「狸社」を祀ったことに始まるんだそうです。伝法院通りにあるのですが、いつ行ってもここは人がほとんどいない。狸の焼き物がデンとかまえていて、静かな佇まいです。銀杏も綺麗に黄色になり、ちょっといい感じ。

そうそう、幇間塚というのもあります。幇間(ほうかん)というのは遊興の際に場を盛り上げてくれるいわゆる太鼓持ちですが、別名たぬきとも言うそうで、ここに塚を築いたんだそうです。

神谷バーで電気ブラン、エビグララン、串カツ

川海老のから揚げ、サーモンマリネ

相変わらず、成長しない私はいつものように神谷バーへ。昼間っから、グダグダ酒を飲む感じが好きなんですよ~。最近、ちょっと忙しくて余裕がないので、たまには生き抜きも。

久しぶりなんでグイグイ飲んで飲み過ぎてしまいました。電気ブラン(オールド)3杯、大ジョッキ1杯、中ジョッキ一1杯はさすがに失敗。40度あるかなあ~アルコール度数。2杯ぐらいで止めとけばいいのですが、ついつい飲んだ電気ブラン3杯目が止めを刺したカンジ。

昨晩は頭が痛くて気持ちも悪くなり、なかなか寝つけませんでした。止せばいいのに、さんざん飲んだ後、また夜は夜で別な店でまた軽くビールとか飲んでたし・・・(反省)。

今日は、もう飲まないぞ!って思ってましたが、さて迎え酒って(オイオイ)。電気ブランをお土産用に買ってきてるし。

関連サイト
浅草寺羽子板市
伝法院と鎮護堂、幇間塚

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2005年12月04日

紅葉の護国寺

護国寺の門

護国寺の門、仁王像

先ほどの関口教会からの帰りに、どうせなら護国寺までハシゴしようと散策の足を伸ばしました。池袋辺りから、適当に散歩していて護国寺まで来たりすることはしょっちゅうなので、もう何度も来ているんですが、ここの紅葉ははじめて。

実は護国寺は八重桜が綺麗で、染井吉野から2週間遅れで八重の桜を楽しめるので春先によく来ているスポットだったりします。

護国寺

参拝路の階段を登っていって屋根のあるここを通り過ぎると本殿です。

見事な紅葉

護国寺でこんなに綺麗な紅葉に出会えるとは思っていませんでした。

本殿

早速、本殿に入ってみると・・・。ここは将軍綱吉ゆかりのお寺で綱吉直筆とされる文字が残されていたりします。

三十三化観音仏

三十三観音仏

何よりもいいのが、ここ護国寺は特別な拝観料を支払わずに無料で御本尊様の背後に安置されている三十三観音仏やもろもろの仏像を拝見できること。結構な迫力があって、見応えのあるものが手で触れるぐらいの距離でじかに見れて楽しいです♪。

ガラス越しや、柵で隔てられて遠くから仏像を拝むのはちょっとねぇ~。ここはそういう意味で満足! 実際に行かれると分かりますが、いい雰囲気で見れますよ~。普段、ほとんど人がいないしね。

大黒と恵比須

はい、基本中の基本。大黒様と恵比須様です。やっぱり金だぜ、金(笑)。

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塔

紅葉

歩き回るのに忙しく、お昼は軽くパンを2個ぐらい。お腹がペコペコになってしまいました。足も疲れたし、そういうわけで昨日はその後、居酒屋でたくさんお酒を飲んで食べまくってしまいました。痩せないなあ~、これでは。

関連リンク
護国寺
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日本にあるルルドの聖母~カトリック関口教会

関口教会の鐘&塔ひときわ高くそびえる十字架。最初は何かのモニュメントかと勘違いしそうになりました。

カトリックの東京大司教区の聖堂司教座である関口教会の鐘と塔がこれだったりします。だいぶ高い!! 遠くからよく見えそうです。結婚式場で有名な椿山壮の道路を挟んで向かいにこういうものがあるとは今まで知りませんでした。


ルルドの岩窟、聖母マリア 

ルルドの聖母マリア原寸大で、あの有名なフランスのルルドの泉が湧き出る岩窟を再現したものだそうです。由来によると、1911年(明治44年)に宣教師ドマンジェル神父が建てたそうです。 

散策がてら、ルルドにはまだ行ったことがないので、予行演習もかねてお勉強です。都内の方だったら、一度ぐらい行ってみてもいいかも。なるほど~と思います。泉はさすがに湧き出ていませんでした。


大聖堂の外観 

う~ん、非常にモダンな建築物だと思うが、個人的にはあまり好きではないかもしれない。大聖堂に対して、オーソドックスなゴッシク建築の壮麗且つ重厚なイメージがあるのは、私の偏見なのかもしれないが、個人的にはあまり心を動かされるような建築物ではなかった。

東方の三博士 

イエス様誕生の場面。馬小屋の中央にイエス、右側にマリアとヨセフ、左側に東方の三博士がかけつけている。

祭壇と十字架 

この日も結婚式が立て続けに行われていた。邪魔をしないように、静かに見学。特に信者で無くても中の見学はOKだそうです。じゃなければ、私は見れなかったし。

聖母マリア

この大聖堂自体が聖母マリアに捧げられたものですので、しっかりマリア様もいらっしゃいます。残念ながら、聖遺物はないようですが・・・。すぐそういうことを期待してしまう私。俗物だなあ~(自爆)。

関連リンク
カトリック関口教会
司教座聖堂

関連ブログ
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鎌倉散策 11月26日

江ノ電先週は紅葉狩りというわけで、鎌倉に行ってきました。でも、少し早かったかな? 

紅葉はあまり進んでいませんでした。藤沢の方に宿をとって行ったのですが、藤沢はとっても暖かくて、上着がいらないくらい。同じ日本の関東でもずいぶんと気温が違うのを実感しました。

左はちょっとだけ珍しそうなレトロタイプの江ノ電で藤沢駅から鎌倉へ向けて出発!


kamakura2.jpg kamakura3.jpg kamakura4.jpg 由比ガ浜、美しい眺望

極楽寺駅下車。長谷寺に向かう途中、弘法大師様が修行したといれる霊地に建立された成就院へ。木の実が赤く色づいて綺麗でした。ちょっと高い所にあり、由比ガ浜が一望できます。

星井寺(虚空蔵菩薩)

星井寺(虚空蔵菩薩)の彫刻。竜の持っている宝珠がなかなか素敵!ここには、星が写るという井戸があります。

長谷寺 長谷寺 長谷寺 長谷寺 

長谷観音で有名な長谷寺です。今年は2回目かな? 弁天様を洞窟に祭った弁天窟とかもあります。紅葉は、先週はまだイマイチでしたが、今週は綺麗かも?

鎌倉の大仏 紅葉 

大仏様です。久しぶりに中にも入ったけど、中は結構狭いかも? 

紫芋と抹茶のソフトクリーム

くずきりと迷ったのですが・・・、紫芋と抹茶のミックスソフトクリーム。散策すると、天気が良くて暑いくらいだったので結構ソフトクリームが売れてたみたいです。写真を撮る前に、待ちきれずかじってしまいました(笑)。

関連リンク
成就院
長谷寺
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2005年11月13日

アルハンブラ宮殿の思い出(2002年8月)

アルカサバ(城壁)

昨日、TVの番組でイスファハンのモスクなどを見てしまい、ついつい以前行ったアルハンブラ宮殿が懐かしくなって写真などを引っ張り出してしまいました。写真は150枚以上あるが、ごく一部を。

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この時も時間が無く、マドリッドINのバルセロナOUTの飛行機だけ押さえて、初日のホテルも成田からFAX入れて予約確約したっけ? で、あちら行ってからも国内線を予約したり、ホテルも取ったり、結構あわただしかったのを覚えています。結局、マドリッド・グラナダ・バルセルナを2泊ぐらいづつの落ち着きの無い旅でしたが、真夏の暑い盛りでいかにもスペインって感じで良かったなあ~。

アラビア文字で装飾され、なんとも美しい壁の文様

ライオンの中庭

フラメンコもタブローでしっかり見たし、ガゥディのサクラダ・ファミリアも見たりと大満足の旅でしたが、せっかくデジカメの写真を見つけたので一番感動に残ったアルハンブラ宮殿の写真をご紹介。あの時もデジカメだけは持参してました(Vサイン)。

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アルハンブラ宮殿はイスラム建築の精華ともいわれるこの美しさと、キリスト教徒の国土回復運動の最終場面として、悲劇のグラナダ王国の滅亡の歴史に魅せられ、とにかく観光客が多い。特に世界遺産となり、ある意味最も美しくなる夏には入場制限もあり、予約が必要だったりする。

あちこちでスペイン語以外の英語やフランス語、日本語による解説が聞こえるが、その集団はツアーの為、少し我慢すると足早に通り過ぎていく。時間だけはゆっくりある私としては、座り心地の良い椅子に座り、のんびりと遠き昔に思いをはせることができた。

フェネラーリ庭園の噴水

フェネラーリ庭園の小道

フェネラーリ庭園で咲き乱れる花々

ここの庭園も非常に美しい。色とりどりの花々が咲き乱れ、まさにイスラム的楽園のイメージなのだろう。日差しは強烈で35℃など軽く越えるのに、日陰の庭園の中は極めて涼しい。気化熱を計算してあるうえに、数キロ離れたシアラ・ネバダ山脈の雪解け水が清冽な涼気をもたらしてくれている。まさに、地上の王者に許された贅沢なのだろう。

ここには人懐っこい猫君がいることで有名。私が木陰で読書している間、ずっと餌を寄越せとちょっかいをかけてくるのにはいささか閉口したが、可愛さゆえに許す(笑顔)

アルハンブラ宮殿の入場チケット

しっかりと入場時間が記入されたアルハンブラ宮殿の入場チケット。連日行ったので、実は2枚持っている。ネットで予約出来たりもする。IT技術の恩恵はここにも生きていた。

関連ブログ
NHK世界遺産 光と影の王宮伝説 ~スペイン・アルハンブラ宮殿~
「アルハンブラ」佐伯泰英 徳間書店
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2005年10月24日

2005年10月 秋の風景と木の実や草の実

秋空

いつのまにか秋空になっていますね。埼玉の10月の秋空です。

薄

川原の土手には、一面に薄の穂が。

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川原の散策へ向かう途中で見つけた秋らしいもの。無数の木の実や草の実達。

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トゲトゲのついた種(実?)、発見!! 知らずに服とかによくついたりするんだよね。

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上のは、カラスウリかな? 下のは、リンゴとかの一種でしょうか?

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カラフルな木の実。

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うちの狭い庭に生えている柿の木になる実。カラスが赤く熟して美味しそうなものからつついていきます。しかも一口だけ。カラスは頭がいいだけに母と柿の実取りを競争しています(笑)。

形状から分かるように甘柿で、スーパーで売っている物と遜色なく甘いです。美味しいのですが私はあまり果物食べないからなあ・・・。柿の実は熟して落ちると、ベチャっとつぶれてその始末が大変。甘い糖分を狙って虫がたくさん来てしまうので困ってしまいます。

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何の植物か知りませんが、赤くて綺麗かなあって。
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2005年09月30日

蒲田温泉・池上本門寺・川崎大師

こないだの連休中に行ったところです。

魚屋さん

ひえ田神社

蒲田の住宅街を歩いていたら干物を作っているお魚屋さんがあったので、なんかいいカンジです。イカとかも干してますね。神社はひえだ神社(文字化けして表示できないのでひらがな)。建物は最近のものらしく、正直あまり面白くないのですが僧行基が天照大神、応神天皇、春日大神を奉納したとの記録があり、1300年はゆうに遡りますが、斎場としては更に古いそうです。延喜式にもしっかり載ってる古刹ですね。歴史の大河の中で忘れ去られて久しい感じでした。

あとこの蒲田周辺はあまり知られてないのですが、温泉が多かったりします。今回の目的は温泉巡り。普段だとハシゴするんですが、まあツレが疲れるというので駅前から近いとこで一ヶ所にしておきました。本当は人がいなければ、写真撮ろうと思ったのですが、普通の銭湯の一部が温泉になっている構造の為、さすがにねぇ~。周囲の方に迷惑をかけてもいけないので撮影は断念。どんな感じか見たい方は、関連サイトにある温泉のHPをご覧下さい。

地下120mのところだから、結構浅いとこにあるんだね、源泉。都内にある温泉はほとんどこの黒湯タイプらしいです。で、厳密にいうと鉱泉かな? 温度は低いらしく地下から湧いたのをボイラーで加熱して入ります。温泉のとこだけちょっと広めの浴槽で、ゆったり入ると結構温まりますね。麦茶とかに入っているような見た目です。普通の銭湯のついでに温泉に入れるってのがウリ。他にも電気風呂とか複数に浴槽が分かれていて楽しいですが、普通の銭湯を細かく区切っているのでその分、浴槽が狭いのがちょっと難点。まあ、これはしょうがないですね。

本当に肌がすべすべして、温泉に入ったなあ~っていうほどの満足感は無いものの、都内で遊んだついでで銭湯料金で入れるのなら、イイと思いました。今度は他の黒湯も行ってみようっと。あとね、ここの休憩室は日本ではありがちな広間でカラオケのノリです。御近所の方の憩いの場所になっている模様。ビールやおつまみもあり、ここでくつぐというのも悪くないかも。

階段

香炉を背負う鬼

次は、京急ですぐ側の池上本門寺。法華経で有名な日蓮上人が入滅された場所がここです。日蓮上人はご存知の通り有名ですし、名前だけは知っておりましたが、都内で亡くなられていたなんて知りませんでした。ちょっと意外。HPの由来を読むと、どうやら病気療養の為に、常陸の温泉に入りに行く途中で亡くなられたそうです。

鬼が3匹いてお線香をあげる大きな香炉(?)を背負っています。なかなか鬼君達もけなげなんで思わず写真撮ってしまいました。

山門

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日蓮上人御廟所

横に三つ並んでいる写真が日蓮上人御廟所です。奥の院のように、一番奥にありました。

本堂は亙を修復中で写真を撮ってないのですが、だいぶ大きな建物で中はとっても立派です。参拝客は少なかったのですが、ちょうどタイミング的に朝の勤行の時に当たったのでしょうか? 大きな弓のようなもので大太鼓を1人の僧侶が叩くと、奥の中央でもう1人の僧が木魚を叩きつつ、読経が始まりました。これがなかなかにスゴイ! 本堂内に音が響き渡ると共に、絶妙のリズムで唱えられるその声にしばし聞きほれておりました。う~ん、グレゴリウス聖歌に負けませんね、こういうの聞くと宗教心のない私でも神の世界を覗いてみたくなります。

塔

塔

こういう塔とかってなんか好き。重要文化財か何かみたいでした。看板あったけど忘れちゃった。そもそも塔って、本当は仏舎利を収めて寺院の中心に置いていたそうですが、時代を経るに従い、塔本来の役割は忘れ去られ、寺院の端に置かれるようになっていったらしいです。この塔もだいぶ離れたところにありましたね。

通り

さて、場所は変わって川崎大師です。いかにも~って感じの門前町です。川崎大師様のところは。前回来た時は参拝客も多く、名物の咳止め飴を実演販売していましたが、その日はほとんど人がおらず、まさに閑古鳥がないていました。両脇に店が立ち並ぶ通りもご覧の通り。雨も降ってたしなあ~。

そうそう、ここの縁起もなかなか面白い。夢に弘法大師様が出て、御自分の姿を彫った像を海に投げ込んだことがあるから、これを網で取りなさいとおっしゃる。それを聞いた僧が海に出て網をうつとはたして、弘法大師様のお姿を彫った像が網にかかりました。それを御本尊として祀ったのが始まりだそうで、私などは西洋で聖人の聖遺物を発見したので、そこに教会を建てたという話と大いなる類似性を覚えてしまうのですけどね・・・。

どこの国でも中世には、そういう不思議なことがたくさんあったんですね。素敵な時代だなあ~。ふむふむ。

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塔

こちらの塔は新しいもの。初めて行った時には面白かったけど、二度目だとあまり面白くないかもしれない。帰りに川崎駅の地下街にあるお気に入りの居酒屋で飲み。値段がリーズナブルなうえに、和食系の酒の肴が美味しくて、川崎に来るとついつい寄ってしまいます。昼のランチもここでちゃんこ鍋定食食べたのに、もう夕方4時頃には再び同じ店に入って飲んでました。満足&満足。楽しい休日でした(笑顔)。

関連サイト
蒲田のお社
ゆ~シティ蒲田
池上本門寺
川崎大師
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2005年09月27日

埼玉県寄居町 諸々の写真

先日、干支十二支参りに行ったのですが、親に是非連れていって欲しいと言われ、一週間とあけずにまたまた出掛けた時の写真。

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うまく撮れなかったのですが、秩父鉄道が観光用に週末走らせているSLがちょうど線路に通りかかったのであわてて撮ったのがあるので、これブログに載せたくてなったという内容です。あまり内容なくてすみません。通常料金にプラス500円で乗れるみたいだし、是非一度乗ってみたいんだけどなあ~。

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干支十二支巡りの中にある少林寺(下記の関連ブログで紹介してます)で見つけた絵馬です。絵馬のデザインって神社やお寺ごとに異なり、色も鮮やかで好きなんですよね。あちこち旅行しては、絵馬を購入して飾らずに持ち帰ったり、写真に撮ってきたりしています。我ながら暇な人だ・・・(笑)。少林寺には五百羅漢さんがあるので、それ用の絵馬もあるんですね。ちょっといいかも? でも一番のお気に入りは盃を持ったうさぎさんですね!

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散策途中で見つけた大きな&大きなトンボ。写真では分かりませんが10センチを軽く越えて15センチ近いかな。これってオニヤンマ? ムカシトンボ?相当大きなものです。私が近づいても一向に逃げやしません。ただ、単に鈍かっただけだったりして・・・。目がグリーンなのには驚きました。何を見ているんでしょうね。

関連サイト
秩父鉄道のSL関連

関連ブログ
武州寄居十二支守り本尊参り(埼玉)
posted by alice-room at 14:25| 埼玉 ☁| Comment(4) | TrackBack(3) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする

2005年09月15日

武州寄居十二支守り本尊参り(埼玉)

実は、旅行というほどの距離でもなく、電車で片道300円ほどでしかない。都内に出る方が倍以他もかかるって。う~ん、田舎に住んでるな、私。

東武鉄道の寄居駅から一周約3時間ほど、まさに散策向きかな?ただ、昨日はあまりにも暑くて参った。私がこのコースを回っている間、誰もやっていないようでどの寺も閑古鳥が鳴いてる。卒光客は皆無。お寺の参拝者が数人いた程度。まあ、こんな暑い日の日中、平日誰もいないのも当然かも。

町中のお寺は正直言って、つまんないし、見る価値もあまり感じないのですが、山の斜面にある方は結構イイ感じ。門も立派だし、あ・うんの仁王像も好き!お堂の天井絵もいいし、飛天かな?なかなかいいのがあるんです。

あとねぇ~、思ったより歴史のある寺が多いのには驚きました。何気に縁起の見てたら、京都の寺より古いんだもん。1300年前の奈良時代頃の創建とか。へえ~、なんかすごいです。

一応、標準のコースとしては
寄居駅→天正寺→正龍寺→善導寺→少林寺→放光院→浄心寺→正樹院→西念寺→寄居駅
で計3時間ぐらいかな? 国道140やバイパス脇も通るので日差しを遮る物がなく、気をつけないと熱中症でぶっ倒れますので御注意! 日焼け止め塗っても、足りないぐらいでした。
あちぃ~。

天正寺

天正寺

文治4年(1187年)城下に青龍が出現し、龍泉の湖をつくり、住んだそうです。で、後に和尚が教化し、「八大竜王」としてこの寺に祀ったそうです。どっかで聞いたような話だと思ったら、中世キリスト教世界の聖人伝みたいですね。どこの世界も一緒ですね!

正龍寺

正龍寺

正龍寺仁王像・右

正龍寺仁王像・左

この辺の仁王像もいい感じですよね。次に出てくるこの天狗って何? なんかいわれがありそうだけど・・・。天狗の横にはカゴまであります。この正龍寺の裏には、鉢形城ゆかりの北条氏邦夫妻、藤田康邦夫妻の墓があるそうなんで菩提寺なのかなあ~?

天狗とカゴ

飛天?化仏?

飛天?化仏?

この彫り物もなんか好きだなあ~。飛天かな? それとも化仏? でも化仏だと仏像の光背とか頭のとこにありそうだけど。よく分かりません。

少林寺

五百羅漢の中の一体

ここには、有名な五百羅漢さんがあるのですが、大昔に見て回った覚えがあるので、疲れてたからパスしちゃいました(笑)。まあ、せっかくですので一つくらいは羅漢さんもないとね。

極楽寺 彫り

極楽寺 彫り

ここは、十二支ではなくて七福神の方なんだけどね。実は十二支以外に、武州七福神巡りもあっていろいろ道はクロスしてるようです。普通に行くのが嫌いな私としては、適当に気分次第で寄り道してみました(いつもの通りです)。

で、この極楽寺なんだけど、ここも古い!! 弘仁2年(1200年ほど前)弘法大師が当地、象ケ鼻に歓喜天を勧請したのが最初だそうです。へえ~ってね。で、私が気になったのが彫り物。失礼ながら、こんな田舎の片隅にある寺にしてはずいぶんと良い細工の出来だと思う。腕のいい職人がいたんでしょうね、きっと。名もない名工に拍手!

ここの寺は明治の廃仏毀釈で神道と仏教を分離する為、上社と下社に分かれ、下社は宗像神社になっているそうです。宗像神社って、すぐピンと来ますかねぇ~? 文武天皇の時に荒川の氾濫をしずめ、海上交通の発展を願って九州越前(福岡県)の宗像大社から勧請してきたそうです。大宝元年(701年)の時だから、1300年以上前ですよ~。大宝律令の大宝だもんね、すご~い! ちょっと感動もんですね、古代からこの辺りも知られた存在だったんでしょうね。あの宗像水軍でも有名な宗像大社は、古代から寺格が相当高い神社でしょ。わざわざ、九州から、埼玉までだもんなあ~。

ふと思ったんだけど、「荒川」っていうのも文字通り、相当、荒々しくあれた暴れ川だったんでしょうね。それを鎮めるのがそんなに重要だったとは。写真はいいのが撮れなかったので載せませんが、やっぱり感動するなあ~。九州行った時も、わざわざ宗像大社に行って写真を撮ってる私ですもん(笑顔)。今では、あまり知られていなくて参拝者がすくなっていますが、歴史的には非常に大切でここ抜きに古代史を語るのはモグリだと思うんですけどねぇ~。

のどかな単線

ちょっといい感じだったので、つい。単線ってなんかノスタルジーを感じちゃうなあ。うちのところもちょっと前まで単線だったんだけど、複線になってしまったしなあ・・・。

自宅近くの雲

これはうちのすぐ近くで撮ったものです。本当はseedsbookさんの企画された時にこういうの撮りたかったんですが、その時は本当に空に何もなかったもので・・・。日にちは翌日ですが、なんか素敵で勢いのある雲だったので、パチリ。

関連サイト
東武沿線情報 外秩父ハイキング
寄居町役場の観光情報

関連ブログ
埼玉県寄居町 諸々の写真
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2005年09月01日

日光 戦場ヶ原(8月31日)

青春18切符の残りを使い、仙台に行くか、京都行くか、あてでもなく彷徨うか? いろいろといつもの一人旅を考えていたのだが、両親が一度も戦場ヶ原に行ったことがないと言うので親孝行を兼ねて案内をすることにした。

さすがはシーズンオフ。正直言って誰もいない。そもそも日光の駅も秋の観光シーズンまでの休憩時期なのだろう。駅前でさえガラガラだった。

蝶 滝 nikkou22.jpg 

まあ、今回は日光駅からバスで1時間20分も奥に入るので早朝に家を出て正解。9時には既にJR日光駅に到着。そこから、湯滝入口へ。名前の通り、いきなり滝の歓迎を受ける。

nikkou21.jpg 小鹿 

この戦場ヶ原では、よく鹿を見かける。もっともたくさんの観光客が来るシーズンには、いないかもしれないが…。前回は1回観たが、今回はな・なんと3回も異なる鹿(おそらく小鹿)を観た。奈良にいる鹿達は人間に餌をねだりに来て、厚かましく、それほど好きではないが、ここの鹿は野生であり、人間に媚びを売るようなマネはしない。潔く堂々と、勝手に餌を食べている。そこがなんとも素敵に感じられる。

nikkou3.jpg 湿原 木道 

この辺りは尾瀬なんかと一緒で美しい湿原地帯であり、人が入り込むことで生態系が壊れたりしないように木道が整備されている。木道の脇には絶えず小川が流れており、その流れに沿った木道の上を歩いていく。

nikkou6.jpg nikkou7.jpg 湿原

朝まで雨が降っていたせいで、水量がとっても多い。木々の緑がより一層青く瑞々しいことこのうえない。真夏でも25度以上にはならないと聞いているが、標高が高いうえに絶えず流れる水は、気化熱を奪い、天然のクーラー並み。まさに滝壺にいるかのようでじっとしていると肌寒いくらいだ。幸い、歩いて間はちょうどいい快適さだった。

ひっくり返った根っこ 湿原

あちこちで倒れた木々を見かける。冬の間に雪の重みで倒れてしまうのだろうか? 寒冷の気候の為、木々の成長は遅く、なかなか大きく育たないそうだ。この根っこも自然に倒れたものが乾燥したらしい。なんかある種のオブジェのようだ。

水面に映った鹿 トンボ

小鹿がちょっといい感じに水面に映っていたが、撮影ではなかなか綺麗に撮れなかった。湿地帯故か、トンボがとにかく多い。何度も景色を撮影しているカメラの上や、手のうえに止まる。自分の目で楽しまず、写真なんかを撮っている私の無粋さを揶揄するかのようだ。それとも自分が写りたいのだろうか? それではと撮ってやろうとすると、プイと気まぐれに離れていってしまう。これだけ雄大な自然を前に、自分の思い通りにしようとする傲慢さを思い知らされる。

気にしないでいると、いくらでも寄ってくるのに。

とにかく人がほとんどいない中で、これだけの自然に浸れるのはイイ! 唯一の心残りは、アルコールが切れていたこと。宇都宮から日光までの車中で既に、12年物のスコッチウィスキー(小瓶)を飲んでしまい、この大自然の中ではしらふのままだった。それだけは悔やまれる。まあ、いい休日だった。

そうそう行く途中でお約束の猿を見たことと、帰りのいろは坂で気持ちが悪くなったことを付け加えておこう。やっぱりあの坂は苦手。毎回酔うわ、ありゃ。

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2005年08月19日

群馬の温泉

 田んぼの中に建つ立派な温泉施設

昨日、親孝行を兼ねて温泉に行ってきたので。赤城山の見える敷島温泉です。

泉質は単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)、泉温46.2度、湧出量毎分1500リットル泉色は無色透明、ph値8.1、効能は神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・打ち身・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・病後回復・疲労回復・健康増進、だそうです。

パンフから抜粋

う~ん、私には健康増進しか効能がないようだが…。ここはプールも併設されていて久し振りに泳ごうかと思ったのですが、露天の温泉から外の景色を見たりしてのんびりした後、つまみをとってビールや日本酒を飲んだら、ちょっと泳げなくなって断念。ゴロゴロしながら本を読んだり、仮眠をとってました。

まあ、たま~に温泉もいいね。サウナにも入ってしっかり汗を流して冷水をかぶり、落ち着いたら露天の温泉へ。で、風呂から上がると、冷奴や枝豆、もつ煮、焼き鳥等々でまずは中ジョッキをグビッグビッって。それから、地酒の「赤城姫」とやらでちびちび。まさに日本だねぇ~(笑)。

むかごだよ~ん

温泉から無人駅までの帰り道、むかごを発見! こいつも食べれるんですが、まあ、うちの周りでもいくらでもとれるはずだから、そのまま放免してあげました。秋になるとあの根元に山芋ができてるんでしょうね。実際に掘ったことはないんですが。

0番線ホーム

更に、電車での乗り換え駅、高崎駅で0番線に気付く。これって珍しいよね。そうでもないかな? たぶん、1番線以降ができたあとで、路線が増えて増設したんだと思うけど。あと、高崎駅ってそういう感じのつぎはぎっぽいのが多くて、一つのホームが延長されていて、2つの路線(例えば、3番線と6番線)が一緒になっていたりするのもある。ちょっと、面白いかも?

まあ、夏の一場面でした。

関連リンク
敷島温泉
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2005年08月08日

富岡八幡宮骨董市(門前仲町)

富岡八幡宮

こないだの有楽町国際フォーラムの骨董市はいまいちだったので、今回は老舗の骨董市へ。

骨董市

結構、お店は出ていましたね。でも、もわっとして暑い熱気に売ってる方々もだいぶお疲れ気味。商品を眺めている人もちょっと人数は少なかったかな? 行った時間は11時から12時頃、骨董関係の朝は早いらしいからなあ~。おかげでのんびりと出来て私的には良かったけどね。

私は引札と根付をお目当てに冷やかしておりましたが、根付はいまいち。どこにでもある中国産の新しい奴ばっかり。まあ、それはいいんだけど、デザインがねぇ~、普通の動物とか昆虫ばっかりでつまんない。やっぱり妖怪やいささかHなものでないとなあ~。根付に関しては、得る物無し。

骨董市

代わりに、引札でなかなかイイ物がありました。値段も安くはないがそこそここなれた値段。デザインが定番の大黒様だけど、色鮮やかで気に入ったの値段交渉して15%ぐらい引けないかなあ~っと胸算用してたのですが、今月は古書市がこれからあるんだよねぇ~いくつか。それに旅行代金で何十万円か今週引き落とされたばっかりだし…おとなしく自粛。買っても今、飾るとこないから死蔵しちゃうだけだしね。我慢&我慢。

他にもいろいろありましたが、ちゃんとお賽銭あげてお参りもしてきました。あれぇ~ご祭神って何だっけ? とにかく、商売繁盛しか願ってないんですが…。まあ、いっか(日本的解決)。

お神酒

そうそう奉納のお神酒のデザインがあまりにいいのでデジカメでパチリ。左側が大黒で右側には写ってないかもしれませんが、鯛が描かれています。こういうのスキ。

ラーメン屋

そんな感じで骨董を眺めた後は、お食事。無難に深川丼か門前そばでも食べようかと思っていたら、なにやら不可思議な看板を発見! トン(豚)ちゃんの絵に惹かれて、味は不安のままにお店に入って見ると。

坦々麺

塩ラーメン

なかなか美味しそうなメニュー。私は坦々麺にしたんですが、これがウマイ! 味は濃厚なんだけど、くどくはない。ラーメンも有名どころ食べ歩いたこともあったけど、ここはナンバー3に入るね。一緒に行って食べてた友人は塩ラーメンで、少しもらって食べたがこれも美味しかった。どうやらチェーン店らしいけど、ここ美味しいです(笑顔)。門仲出てすぐなんで、もし行く機会があれば、是非どうぞ。いつのまにやら、食べ歩きのサイトになりそう…(苦笑)。
posted by alice-room at 01:18| 埼玉 ☔| Comment(4) | TrackBack(1) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする

2005年07月31日

隅田川花火大会 その弐

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花火がとてもよく見える。せっかくだし、写真も撮りたいと思うのだが、これがまたなかなかの問題であった。花火が綺麗に開いたのを確認してからでは、シャター速度が間に合わないことに気が付く。と、いうことは。シュルシュルシュル~と花火が上がる段階で撮るか否かを決め、これ以上もう上がらないで開くだろうという瞬間を予測したうえでその1・2秒前に見切り発車でシャッターボタンを押すしかないのである。しかも全ての花火を撮るわけにもいかず、そろそろ大きくて綺麗な花火が出る頃だろうと、花火の種類や順番までも予測しなければならないわけで、とっても難しい。予測に予測を掛けるような確率って…結局は勘以外の何物でもない。

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しかし、人間ってすごいのは何度も(100枚以上)撮ってると素人なりに、そろそろ綺麗なの来るなって勘が働いてくる。実際、前半はほとんどここに出せないほどのひどさだったが、後半にはそれなりに(私の価値観だけど)撮れるようになってくるんだから嬉しかったりする。

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だからといって、せっかく目の前に花火が見れるのに、デジカメ経由でしか花火を見ないなんて無粋なこともしたくないので、何気に写真撮りながら結構、内面では葛藤があったりする。最終的には肉眼75&でデジカメ25%くらいの割合で花火を鑑賞しただろうか? まあ、肉眼で見たものとは全く違って見えるものもあり、面白いのでここにズラズラ~って載せてみる。4分の1を費やしてデジカメで観ただけの価値があったら、いいのだけれど…。

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帰る人々
posted by alice-room at 19:48| 埼玉 ☀| Comment(4) | TrackBack(2) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする

隅田川花火大会 その壱





7月30日(土)は、恒例の隅田川花火大会でした。何度か行っていますが、事前に場所取りなんて面倒な事はできない性分なので、いつもどおり適当に人の波に流されるまま、歩いていました。

人込み



そもそも開始は7時10分からみたいでしたが、夕方4時頃から既にビールを数本飲んでつまみを食べている有り様。軽く小一時間ばかり仮眠までとっていたので、7時過ぎにようやく目覚めてホテルを後にしていざ、花火大会へ。

一路、第一会場の言問橋方面へ。一応、地図持っているんだけど、当然そんなもの見ない。花火の音のする方へとひたすら野生の勘で進む。例年だと、なんとかビルの谷間にようやく見える程度なんですが、今年はなかなか幸運だったみたい。

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だいたいの見当をつけて、脇道を通って回り込むと立っていないと駄目だが、絶好の花火鑑賞ポイント発見!! いささか足は疲れたものの、今回は十分に心行くまで花火を満喫できました。後半になると、手前で場所取りをしていた人が帰ったのでさりげなく空いたスペースに座り込み、更にくつろいで真正面から花火を見ることができました。う~ん、綺麗。

やっぱり、こういうのは風情があっていいね。わざわざ着替えとして甚平持っていって正解でした。人込みで扇子で扇いでもなかなか涼しくならないかったのですが、座れるようになると空間があき、そよ風さえ通って、本当に快適。来年も是非、行こうと思いました。

花火も都心で制約があるにしては、なかなか威勢良く上がっていて楽しかったです。郊外のようにナイアガラの滝とか仕掛けものは無理だったようですが、今度はそういうのも観に行きたいなあ~。





posted by alice-room at 19:43| 埼玉 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする

2005年07月22日

おまけ~チュニジア&パリ旅行~

エールフランスの飛行機

見たまんま飛行機です。昔だと機内でスチュワーデスやスチュワードの人と写真を撮っていたけど、さすがにもうそんなことをする年でもないので自粛してます。でも、マイナーで30人以内のちっちゃな飛行機だったら、写真取りたいな。

ボガなど、チュニジアの炭酸飲料

チュニジアで売ってる炭酸飲料。ボガが一番美味しい。次がapla。bitter sodaはまずそうだったんだけど、チャンレンジしてみたら、やっぱりまずい。なんか漢方薬とかの薬を飲んでる感じ。safiaはミネラル・ウォーター。

アルジャージーラの美人キャスター

チュニジア滞在中は、フランス語で分からなかったけど、ずっとアルジャジーラ観てました。映像だけで判断すると、やっぱり一番硬派で政治問題や社会問題を流してました。何よりもキャスターがキリっとした美人が多いのでお薦め(なんか薦めてる点が違う?)。

カルタゴ博物館に展示されてた骸骨

カルタゴ博物館に展示されてました。人骨が出たのかな? フランス語で説明読めません。

何気に写したおうち

メトロを待っている時に、何気に写した普通の住宅

ホテルの部屋から眺めた時に、壁を白く塗っていた

ホテルの部屋から眺めた時に、向かいの建物の壁を白く塗っていました。お仕事中。

メトロ

地下ははしらないけど、メトロだよ~。

ワインで流し込む食事

ケバブで肉&ポテトをたくさん挟まれたサンドウィッチをチュニジア産ワインで流し込む食事。疲れた~。レストランまで食べに行く気力無し。BGMはアルジャジーラ。

パリ、シャルル・ド・ゴール空港

パリのシャルル・ド・ゴール空港。暑い~。ここで飲み物(コカコーラ)とか買おうとしたら、500~600円近くしたので、ぼったくられてたまるかあ~と我慢しちゃった。でも、行きに経由したときは、待ち時間にビール飲んでくつろいでたけど…意味ないジャン。

以上、これで今回の旅行関係のブログは終わりです。先月、カードの請求額がすっごく安かったのに、今月来た引き落とし予定は先月の10倍以上、ん十万円。まとめて今月来たらしい。エアー代、ホテル代、デジカメ代等々がまとまってドサ。まあ、予定してた金額だけど、大きいなあ~やはり。まあ、お金で買えない価値があるってね、pricelesss 。マスター使ってないけどね(笑)。

そうだ、最後に一言。アニメ「鋼の錬金術師」をやってた。きっとパリのおたくの間でもはやるんだろうなあ~。目に浮かぶようです。さあ、アニメグッズ持って行って誰か商売してこない? 儲かりそうだよ~(笑)。
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2005年07月19日

ダ・ヴィンチ・コードに出てくるサン・シュルピス教会 ~パリ(7月5日)~

サン・シュルピス教会外観

サン・シュルピス教会内部

歴史のある教会なんですが、なんでわざわざタイトなスケジュールなのにここに寄ってるかというと、「ダ・ヴィンチ・コード」で登場する重要な場所だったりします。なんかパリでは、ダ・ヴィンチ・コード絡みで行動してるなあ~。まあ、いいけど。

子午線を表す棒状の日時計、線が子午線

子午線を表す日時計の根元。この線が子午線

グリニッジ天文台の子午線が決まる以前に使われていたフランスの子午線(経度0度線が通るのがココ)だそうで、教会内にこの子午線が走り、それを明示する建築物として日時計があるんですよ。中心線が経度0。で、最近ここの教会にもダ・ヴィンチ・コードの本片手にしょうもない観光客が増えて困っている、といった記事を見たことがあります。(すいません、私もその一員です)

教会内部にあった注意書き 表面

教会内部にあった注意書き 裏面

あと、教会側もあまりにも誤解が多いのでわざわざ、注意書きをプリントして配ってました。フランス語だけでなく、英語や日本語まで!! 勿論、私はしっかりもらってきました。スキャナーで取り込んだので見てね。

しっかり「ローズライン」なんて呼ばれたことないよ!って言ってます。ダ・ヴィンチ・コードに騙されるなってことですね(ニヤリ)。

すみません、教会自体はあまり面白くはないんですが、ミーハーなもんで。それよりもこの教会の前の広場みたいな場所で古書市やってました。あれって常設なのかな? 結構、年代物がたくさん並んでおり、すっごく興味があったんですが、もう疲れていてさすがにその時は古書巡りを断念しました。だってねぇ~疲れてたし、当然ながらフランス語の本ばかりで読めないし・・・(涙)。

とまあ、以上で旅行記のメインは終わりです。今まで読んでくれた皆さん有り難うございます。あと、1回だけ番外編で旅行に関する、ちょっとしたコメント書きます。もし、お時間があればそちらもヨロシク~。

関連ブログ
「ダ・ヴィンチ・コード」にパリの教会が「ノン!」
posted by alice-room at 02:27| 埼玉 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする

2005年07月18日

シャルトル大聖堂 ~パリ(7月5日)~

昨日は前日の夜中から朝まで雨が降り続き、外は寒くてしかたなかったが、今日は晴れているんので傘も持たずに、出発!

本日は世界遺産のシャルトル大聖堂へ。モンパルナル駅で国鉄の窓口がとっても混んでて参った。しょうがないよね。本当なら、機械で買えば簡単なんだけど、コインしか受け付けないみたいだし、クレカはICチップついてないと駄目らしい。え~、持ってきてるのはICついてないVISAで失敗した。JCBは無理だろうし、IC付いてるVISAもあるけど、日本に置いてきてしまった・・・。ちょっと悲しい。

二階建てのカッコイイ電車

25分くらいかかったかな? 買えるまで。ようやく当日券を購入して電車に乗り込む。ホームは合ってるはずだけど・・・ちょっと電車が立派過ぎて焦る。え~これ、インターシティとかヨーロシティーとかじゃないの? そんなふうに思うくらい結構いい車両でした。乗ってみたら、車内はガラガラ。急行みたいだけど、2階建てでしかもおNEW。ピッカピカの最新式らしく、デザインも綺麗で思わず写真撮っちゃった(笑)。東海道線の快速アクティとかビューとかみたいな感じですね。

見晴らしのいい席

そうそう、お座敷列車・・・ではないけど、車窓を眺められる専用の席まであった。こういう時は誰かと一緒だと良かったなあ~。話しながら、楽しく車窓を眺められたのに。

以前、電車に乗った時も思ったけど、ヨーロッパの大都市って、郊外は本当に田舎なんですよね。日本だと30分電車に乗ってもなかなか草むらや林に出あわないがそこが一番誓いますね。うちの周りは緑ばかりですが・・・。

街で一番大きい大聖堂

正面から見たシャルトル大聖堂

側面
さて、シャルトルに到着。大聖堂は本当に街中の中心ですね。どこからでも見える。だって周りはのどかな田舎の普通の家ばかりでしょ。あんな大きな建物、隠れようがない。ビルでもないと。でもさ、21世紀の今でもこの状態。中世の森しか無かった時代、どんなふうにみんなは思ったんでしょう、あの大聖堂を。あの巨大さ、高さ、神々しさ。

大聖堂の内部

大聖堂の内部

今回、10時半から2時ぐらいまで3時間半をあの中にいて、凄いとしか言葉がないんだもん。ボールト、キーストーン、実感できます。しかし、でかいよなあ~。よく壊れないもんだ。私はあまりに天が高くて怖かったです。なんか落ちてきそうで(これは杞憂じゃないと思うんだけど・・・)。

青の聖母

あの青いステンドグラス。外光の強弱で全然、聖堂内での見え方が違う。雲があったせいか、見ているうちに色や鮮やかさがドンドン変化していく。まさに刻一刻というカンジ。いつまでも見ていて飽きない。早朝や夕方も見てみたいなあ~。どんなふうに輝くんでしょうか? 

聖遺物「聖母の肌着」

このシャルトル大聖堂に捧げられた聖遺物「聖母の肌着」もしっかりチェック。触ってみたかったなあ。ご利益あるかな?見ただけでも?(即物的に、期待してしまう私)

聖母とキリスト

聖母とキリスト

あと黒い聖母。我らが母 Notre Dome だもんね。しかし、フランスには多いよね、ノートル・ダム。マザコンとは言わないまでも、なにか理由があるのでしょうか? 興味あるなあ~。

塔の階段

ああ~もっといろんなこと書きたいけど、言葉が無い。左の塔にも登ってみた。洒落にならないくらい高い。石をただ、ずらして積み重ねただけの階段。シンプルだけど、効率的に作られている。

上から見たフライング・パットレス

塔の上

下を見ると

だけどさ~、本当に大丈夫なのかよ殻。何百年も経ってて、階段もつるつるしてるし、コワイよ~(号泣)。なんかあったらどうするんだよ~。怖さのあまり、なんかぶつぶつ言いながら登りましたよ、階段。足すくんじゃってさ。サクラダ・ファミリア登った時も怖かったけど、ここは歴史のある高さでより怖い。

なんかいろんな思いや仕掛け、呪いとかあっても不思議じゃないです。ううっ、やっぱり映画の「デモンズ3」を思い出しちゃったよ!!(大聖堂が舞台のホラー映画。異教徒を征服し、異教徒の聖地に教会が建てられており、大聖堂の本当の役目は甦ってきた悪魔を聖堂内に閉じ込めることにあったとする映画) 私のゴシック大聖堂に対するイメージはあれに決定的に印象つけられてるからなあ~。どうしょうもなく、怖い。

下のラビリンス。イスに隠れてて一部しか見えませんでした。わかんない。まあ、そんなもんでしょう(笑顔)。ちゃんと迷宮全体が写ってる絵葉書買ったから後でスキャナーで取り込んで掲載しよっと。


薔薇窓のステンドグガラス

しかし、このステンドガラス。パリのノートル・ダム大聖堂もすごいと思ったけど、絶対にこちらが私は好き。ガイドブックで今確認したら、パリのは建物古いけど、ステンドガラスとかみんな壊されたのを修復したんだって、納得。シャルトルのあの青はやはり驚嘆に値するでしょう。よく見ると同じガラスがはめられていると思うところでも青の濃淡が違っている。面白いですね。いろんな意味があのステンドガラスに隠されているんですね。わ~い、暗号だ&暗号だって(拍手)。実際、表向きの意味以外にも別な意味があるんだとかいう人が結構いるみたいです。

貧者の聖書

でもでも、じっくり見たいけど、あまりに数が多いし、それぞれの意味わかんなかった(涙)。彫刻も半端じゃなく凝ってる。よっ、やるね、と職人さんを誉めてあげたいくらい(笑顔)。

職人技の彫刻

職人技の彫刻

でもトータルで見てすごいよね(こればっかだな)。設計及び工事監督者は経験則からやってるんでしょ、崩れないように。失敗したのも表に残っていない(=歴史にないだけ)で相当数ありそう。単なる技術者じゃなくてマジシャン。錬金術師とも密接に関連しそう。怪しいぞ~(笑)。

私もシャルトル大聖堂の謎を解きた~い!!(「神々の刻印」とかの本にシャルトルの暗号について書かれています)もう一度、本を読み直したくなった。

聖堂前のお土産屋さんで簡単なステンドガラスの解説書を購入。後で読んでみよっと(まだ、読んでない。いつになるやら?)。楽しみ&楽しみ。

シャルトル大聖堂

で、シャルトル大聖堂は堪能したので、パリに戻る。ホテルへ帰る途中、最後の締めとしてサン・シュルピス教会へ。これは次のブログへ。

関連ブログ
「シャルトル大聖堂」馬杉 宗夫 八坂書房
シャルトル大聖堂の案内パンフ
「ステンドグラスの絵解き」志田政人 日貿出版社
「ステンドグラスによる聖書物語」志田 政人 朝日新聞社
「フランス中世美術の旅」黒江 光彦 新潮社
「大伽藍」ユイスマン 桃源社
ゴシックのガラス絵 柳宗玄~「SD4」1965年4月より抜粋
「パリのノートル・ダム」馬杉 宗夫 八坂書房
「アミヤン大聖堂」柳宗玄 座右寶刊行会
「芸術新潮1999年10月号」特集「黒い聖母」詣での旅
「図説 大聖堂物語」佐藤 達生、木俣 元一 河出書房新社
「黒マリアの謎」田中 仁彦 岩波書店
posted by alice-room at 23:49| 埼玉 🌁| Comment(14) | TrackBack(1) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする

ルーブル美術館 ~パリ(7月4日)~

ガラスのピラミッド

7月3日は移動日でチュニジアからパリへ。なんか一気に温度が下がった気がする。パリ初日の朝は、夜中から雨が降り、雷までなる空模様。飛行機でたった二時間だけど、ずいぶんと違うもんですね。ホテルの部屋の中は暖かくて気がつかなかったのですが、窓を開けて外の気温を知ると驚いた! だって、寒い。半袖では外に出れないくらい寒い。長袖を持ってきておいて良かったと初めて思った。

朝のラッシュアワーに巻き込まれないことを願いつつ、早く行き過ぎても寒くて困るだろうと8:30にホテルを出て大正解。9時まで10分前、しかも雨の中で傘さしてルーブル開館を待つという形でしたが、おかげで人が少なく、すぐ入れました。こういうのも全て普段の行いが良い(?)からですねぇ~。うんうん。

モナ・リザ

岩窟の聖母

透明三角ピラミッドからゲートを通ると真っ先にモナ・リザへ。既に人が集まり始めてましたが、まだまだ余裕。人に声かけてダ・ヴィンチ・コードとともにパチリ。これがやりたかった!!(笑) ミーハーの極みですね。勿論、「岩窟の聖母」の前で本と共にパチリ。基本中の基本です。この為に、わざわざ洋書持ってきたんだから…(オイオイ、なんか違うって)。勿論、手に持っているのはUK版のダ・ヴィンチ・コードです。洋書では半分しか読んでないのに…。モナ・リザはそんなに好きでもないんですが、ブログの趣旨からもこれぐらいはやっておかないと。(ちなみに午後、モナ・リザのとこ行ったら、人が多くて真正面まで行くのさえ大変そうでした。朝イチならさすがに数人しかいなかったけどね)

louvre4.jpg

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ラファエロ

」やっと一仕事終えたような気分になり、ここからが自由気ままなルーブル巡り。ラファエロやボッティチェリが思っていたよりあったなあ~。懐かしく思いました。やっぱラファエロの聖母もいいよねぇ~。

アッシジのフランチェスコ

アンチ・ボルドー

<これ以降、ホテルに戻ってから書いたもの>
疲れて足が棒のようになったけど、開館の9:00から17:00まで(閉館は18:00)8時間、昼食もとらずに歩き回りました。かなりグロッキー状態。でもね、満足いくまでしっかり見てきたつもり。基本的に絵画が好きだし、風景画はぱっと眺めるだけ。彫刻は中世以前のものだけ、しっかり見て18世紀以後は基本的にスルーです(オイオイ)。

アルカディア

ニコラ・プッサンの「アルカディア」もしっかり見てきましたよ~。暗号が隠されてるそうですが、じっくりと何度も見たけど、暗号解けなかった…(涙)。

いかさま師

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ラ・トゥール。あるじゃん&あるじゃん。「ラ・トゥールの間」があったんだけど、ほとんどの人は素通り。せいぜい10人に1人くらいが止まって、イカサマ師とヨセフをみるぐらい。上野の西洋美術館のあの盛況とはやはり違いますね。前、ブログに書いたけど、僕もラ・トゥール展なかったら、素通りしていたね、間違いなく(笑)。

ヨセフ

マグダラのマリア

まあ、おかげでずっと「マグダラのマリア」の前で見てました一人で。ほとんど貸切状態ですね。ラッキー! 場所が3階の端だから、みんな辿り着く頃には疲れ果て、よほど好きな人じゃないとイチイチ見てらんないよ、って感じでした。なんか気持ちが分かる。

それはともかく、以前見れなくて歯痒かったのがようやく解消。コレです、コレ! これが見たかったんですよ~。やっぱり、このマグダラは見ておく価値ありますね、ウン。

ラ・トゥールのマリアだけで10枚以上写真撮っちゃった。ただね、自然光のせいでどうしても表面が反射しちゃってね。フラッシュ使えないし、ちょっと残念ですが、しかたないですね。あっ、でも絵葉書売ってたから、「マグダラのマリア」買ってきました。しかしルーブルもぼったくり。1枚1ユーロ(=140円以上)。ったく、ユーロ導入以後、物価高くなってないか~。10枚で8ユーロって書いてあるけど、あんまり安くない強気の商法やってます。入場料も8.5ユーロ。

マグダラのマリア マグダラのマリア

マグダラのマリア

とにかく写真はいっぱい撮ってしまいました。マグダラのマリアは特に重点的に。ネット上でいくらでも画像は集められるんですが、せっかく新しいデジカメ購入したばかりだし。その一部を載せておきます。あとは趣味に合わせていくつか。画像が多くて重くなってたらすみません。でも、ルーブルを堪能できました(笑顔)。最後は逆さピラミッド。

louvre20.jpg

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オダリスク

フランチェスコ

ボス

アングル

逆さピラミッド

関連ブログ
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展 国立西洋美術館
美の巨人たち ラ・トゥール『常夜灯のあるマグダラのマリア』
ビートたけしの歴史的大発見 名画モナ・リザはもう一枚あった!のTV番組
ルーブル、映画ロケ認める 「ダ・ヴィンチ・コード」で
「ダ・ヴィンチ・コード」にパリの教会が「ノン!」
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2005年07月17日

シディ・ブ・サイド~チュニジア(7月2日)~

まずは、大いに気に入ったバルドー博物館へ再度訪問。これだけのものはそう見れないからね、しっかりと目に焼き付けておかないと。モザイク画の感想については重複するので省略。
本とか読みながら、ゴロゴロしてだいぶこの博物館も自分のモノになったかな?という感じになってきたのでいよいよ気軽に観光すべく、シティ・ブ・サイドへ。

基本のお土産屋さん

青い空、青い海

ヨットとマリーナ

正直ローマ遺跡でもないし、単なる観光地ではという気持ちがあった。でも、ブログでコメントにマユさんが結構いいみたいなことを書かれたいたし、ホテルの朝食で偶然出合った日本人の親子の方から、綺麗でいいわよ~みたいなことを聞いたので、まずは見てみないという気持ちで行ってきました。チュニス近郊の観光地もこれで一通り制覇だしね。

それではシティ・ブ・サイドの感想。これ以上無いっていうくらいヨーロッパ人のイメージするリゾート地、アメリカ人の考えるバハマに相当するかな。それぞれの人々の考えるイメージって分かる?

白い建物に、ブルーの窓。限りなく青い海に、青い空。色とりどりに咲き乱れる原色の花々。この暑い季節に来て唯一良かったのは、おそらくシティ・ブ・サイドにとってのベスト・シーズンだったこと。おまけに快晴だもん。


海岸に至る長い&長い坂

ビーチ

急な坂を延々と下って海辺へ下りてみた。完全な海水浴場。家族連れがみんなで泳いでいたよ。泳げるって分かっていたら水着を持参していけば良かった。まさかここで泳げるとは思わなかった。もっとも泳いだ後、どうやって帰るのか疑問だが? 近くに別荘でも持っている人が来るのかな? マリーナもあるし。

泳ぐ人々

でもここのビーチはわりあい庶民的でした。規模が小さくてこじんまりしたた。アイスキリームを0.4TDで売っていたし。うむ、庶民価格。海で泳げないのが残念で、とりあえず海水に触れてみる。それから売店で買ったアイスをかじりながら、買える。口惜しい。

プレイベートビーチとかってどうなんでしょう?ここでは。バハマに泊まった時には、普通のホテルでもプライベートビーチありましたし、五つ星ホテルなんかだと最高に快適でした。ここにもそういうのありそうな感じでしたが、ちょっと分かりませんでした。ガイドブックとかにはなんか書かれてるけど。

日本人も好きそうだね、こういうのは。でも、ヤシの木陰は無かった。オーダーをとりに来るウェイターもいなかったなあ~。少し惜しいね。ここいらのホテルに宿泊してのんびり過ごすのもいいかも?この辺りに宿泊する観光客も多いってのは肯けますね。

上から眺めると

白い壁と青い窓 

とにかく綺麗で絵になる風景。お金持ちだったら、別荘持ってクルーザーやヨットでもマリーナにとめておくっていうのは素敵かもしれませんね。しかし、絵葉書向きの風景ですなあ~。まさにビーチリゾート! ヨーロッパからだったら、近いし、何度来てもいいかも。物価も安いしね。
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2005年07月16日

いざドゥッガへ 其の二~チュニジア(7月1日)~

神殿

3時間後に迎えに来てもらう約束をして(支払はその時でいいらしい)、もう一目散に遺跡に向かう私。本当に&本当に、長年憧れ続けてきた甲斐がありました。素晴らしいの一言に尽きる。神殿や住居跡が残っていて、そこに自由に入れるし、当時の人々が使ったのと同じ階段を歩き、モザイク画を自分の足で踏んづけてしまえるんですよ~。綺麗なのに。うわあ~、日本じゃ絶対に許されない贅沢。たくさんの柱や階段を何度も手に触れて感触を楽しみました。う~ん、嬉しい!苦労したかいがあった。たぶん、今日、個人で来たのは私一人だけですよ、きっと。

一面がこんな感じ

そもそも不便で個人では滅多に行かない&行けない所だし。私がいる間、2組ぐらいのバスツアーの団体客がいました。あと、イタリア人の家族連れ(これは案内の人がついてた)。それと、珍しいことに日本人が。最初、chineseかkoreanと思っていたら、「こんにちは」と声を掛けられてビックリ!? 車で来たとか言っていたけど、カップルだったし、ガイドさんがいたから貸切で来たのかな? チュニジアのしかもドゥッガで日本人に会うとは思わなかったので驚きました。チュニスでも一度も見なかったからね。しかし、本当に日本人もどこにでもいるね。一昔前のアメリカ人みたい。

う~ん、ローマ遺跡

通路を潜ってみると

それはともかく、いやあ~楽しかった。満喫しました。団体客がいる時にしっかり写真も撮ってもらえて良かった(笑顔)。もっとも1時間したら、誰もいなくなった。

分岐する通路

ここから出てきました

やっと私の為だけの古代ローマ帝国が出現。見渡す限りの遺跡。この世界に私以外の人は誰もいない(満面の笑み)。これが至福のひととき。これが味わいたくっていつも苦労して個人旅行してるんだもんね。でも本当にいいよ~。誰もいないんだもん。時間はたっぷりあるので、神殿の壁で日陰になってる所に座り込んでしばし休憩。

劇場

上から見た劇場

下から見た劇場

キャピトル。ユピテル・ユノー・ミネルヴァの3神を祀る

生ぬるい水で口を湿らせながら、ぼお~っと神殿を仰ぎ見る。大きい、本当に大きい! 高さ何10mあるのかな? ちょっとしたビル並。ビルで7、8階以上の高さが優にある。これだかのものがあるのだから、当時の人々の信仰も凄かったんでしょうね。当時を想像するだけでも楽しい。また、それが壊れもせずに今もあることに素直に感動しちゃう。

だって周りは本当に何もない所だよ。足元の草花はみんな砂漠のソレ。みんなトゲトゲで武装し、ちょっと触れただけでも痛い。人を拒む草だ。まるで遺跡を守ってきたかのように誤解してしまいそうな拒み方でもある。トゲのある草花のほかには、更にトゲトゲしいサボテンの群生。これで破壊者から守ってきたかのように思えて仕方が無い(実際は、砂漠の砂に埋もれていたんだけど)。

これも劇場

アレクサンデル・セヴェルスの凱旋門

下から見上げて

逆にそれくらい、完全に残っている。一見どころか百見の価値有り。ローマでパンテノン神殿を初めて見た時の衝撃とタメを張る凄さ。好きな人には絶対に見て欲しい!! 後悔させませんよ~。カルタゴ遺跡では100%満足できなかったものがここで解消されました。今回チュニジアで一番且つ断トツに良かったです。泣けるってコレ見てると(号泣)。

そうそう、全く違って点で感動したことを一点。団体客用のバス駐車場の側に売店があった。あたりの殺風景さからまさかと思ったが、需要があれば供給が生まれる。経済法則はここでも生きてました。別な意味で感動。

私も大喜びで、そこで冷たい缶ジュースを一本買いました。1本1.5TDすご~い。バルドー博物館で水500mlを1TDで売ってたのも凄かったけど、ここなら2TDでも買うかも。スーパーの3倍以上かな。さすがは観光地料金。でもね、テブルスークで1リットルの水を買ったら0.5TD。経済はこんな所でも生きてます(笑顔)。

大・大・大満足のドゥッガでしたが、帰りのバスがすぐ乗れるか不安でした。1時間に1本らしいけど、よく分かんないし。テブルスークまで帰ったルアージュの人がチュニスまでのルアージュを紹介してくれたので値段もバスと変わらないのでこれにしました(4.65TDぐらい)。

でもルアージュ(乗り合いタクシー)って人が集まらないと動かないんだよね。忘れてました。しばらく集まらなくて参ったけど、近くを巡回して客を拾い集めてようやく出発。乗り心地も悪くなかった。今日は風も吹いていてあまり暑い日でなくて助かったかも? 普段の行いがいいからね(Vサイン)。

北バス・ステーションに着いたら、またタクシーに乗って一気にホテルへ。楽だ~。要所要所でタクシーを使いこなして、体力温存作大成功。メトロやTGVも一度は試すべきだけどね。

ここまでは全てチュニジアで書いたメモをそのままキーボードで打ったもの。以下、少し追加を。

テブルスークからドゥッガまでのルアージュの往復料金。非常に高いけど、行きも帰りもそこに行くのは私一人。貸切に限りなく近く、さらにわざわざ時間を指定して迎えにきてくれることを考えると非常に安いです。日本円で1500円しないんじゃないかな?これが利用できるなら、個人でももっと気軽に行けますねドゥッガ。但し、これはいつも使えるとは限らないかも?夏の観光シーズンに近づいてきてたから、やってただけという可能性もあるので個人で行く人はその辺りのリスクは覚悟してね! ホテルか何かにあるツアーで行ったほうが確実だと思います。私は、どうしてもそういうのが嫌なので強引に成り行き任せで行きましたけど。

そうそう、この遺跡の下のほうには、娼婦の館だったところがありました。いちじくのマークがあってそのトレードマークだったそうです。一時は、観光的に良くないと政府当局が隠してしまったそうですが…。個人的には、そういうのも興味津々だったりします。だって、古代ローマっていうとね。無視できないでしょ、やはり(ニヤリ)。更に面白いことにその娼館には、公共浴場からそのまま表に出ないで行けたそうです。やはり、いくら社会的に認知されていても一目に触れたくないっていう心理は現代と変わらなかったようです。

カタツムリ

トゲトゲ植物には、何故かビッシリと白く干からびたようなカタツムリがびっちりとついている。恐らく乾燥を避ける為に、雨が降るまでこうして待っているのでしょうか?少しでも水分を確保する為にトゲトゲ植物の葉にくっついているのかもしれません。ちょっと珍しいのでパチリ。やっぱり砂漠っぽいよね。
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いざドゥッガへ 其の一~チュニジア(7月1日)~

朝からお腹の調子は悪いままで正直言って長時間の移動は不安? トイレ大丈夫かな? 朝食も控えめにして水分も控える。水も冷蔵庫から出してあまり冷えてないものを飲む。おいしくないけど、ガマン&ガマン。全てはドゥッガの古代遺跡の為。

今回は金で済まされる所は全て金で済ます。この炎天下、ドゥッガの遺跡で歩き回ることを考えると体力温存が最優先課題!! 絶対に古代ローマ帝国を見るんだ!

バス・ステーション

8時にはホテルを出てタクシーを拾う。初めてメーターで支払う約3TD。バス停まで汗一つかかずに到着。ちょっと感動。メトロでも行けるのだが、メトロに乗るまでが面倒だし、降りた駅から歩くことを考えると迷子になる私には大きな時間と体力の節約です。チケット売り場は珍しくすぐ見つかり、すんなりと切符GET。発車時刻を聞くと、8:30出発。あと10分ぐらいで非常にスムーズ(通常1時間に1本の間隔)。バスはたくさんあって分からずにチケットにかかれたテブルスークの文字を見せつつ尋ねたら、すぐ教えてもらえた。ラッキー。

バス内部

念の為に、バスに乗り込んでからも人に聞くとOKとの事。安心した。やや遅れたものの35分に出発。エアコンは入っていないが、窓から風が入り、全然暑くない。非常に快適。今日は日差しもやや弱め。本当についていたかも。ガイドブックには1時間半の所要時間とあったがこれなら楽勝かも。

結局、2時間近くかかったが、人はドンドン降りていき、テブルスークまで乗っている人は少なかった。そこからドゥッガへ行くのだが…??? 見渡してみると、タクシーがない。なんとかして探すか、最悪、金の力で白タクでも頼むかと悩みかけた所…。捨てる神あれば拾う神あり。案ずるより産むが易し。おじさんが声を掛けてきた。「ドゥッガ?」「Oui.」とそこで値段を聞くと15TD。ガイドブックに書かれたまんまの値段。ほんとかよ~っと思いつつ、値切るまでもなく、飛びついた。往復で他に足が無いし、6キロなんて夏の炎天下に歩けません。道も知らないし…。日本なら楽勝で歩くけどね。

最後に白タクとか思ったらルアージュ(乗り合いタクシー)でした。結構な距離乗りましたよ。6キロ以上ある感じ。体感的には砂漠とは言わないまでも広々とした大陸って感じの道路です。道は良かったですよ。

入口から見たドゥッガ遺跡

で、ドゥッガに行くと、あっ、あれだ!! 絶対コレ!! うわあ~、なんか胸に熱いものがこみ上げてきます。山の斜面みたいなところに巨大なレンガ作りの建築物。あのパンテノン神殿でお馴染みのような神殿が目に入ってくる。この感動だけは何物にも代え難いです。心の底からチュニジアまで来た甲斐があった。これさえ見れれば、、バカ高いエール・フランスのエアー代もお釣りが来て余る。だってこれだけのものは、そう見れませんよ。おそらくどこ行っても。チュニジア一の最良の保存状態のローマ遺跡。まさにその名にたがいません。

~ドゥッガ遺跡の紹介へ続く~
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2005年07月14日

メディナでお買い物~チュニジア(7月1日前後?)~

ファティマの手

さて、その後数日に渡ってぶらつくメディナであるが、実はここで私は買い物をしている。イスラム圏に留まらず、最近は知名度がかなり高い「ファティマの手」もごたぶんに漏れず入っている。基本的にこういうの好きだから。

一応、簡単に由来をご紹介すると…。
ある日、預言者ムハンマドの娘ファティマは預言者である夫アリーが帰宅した際、食事の準備をしていていました。ファティマが驚いたことに夫は若く美しい妾を伴っていたのです。ファティマはショックを受けて動揺するんですが、ひたすら忍従し、何も考えられないまま熱い鍋の中に手を入れ続けてしまう。気が動転していたのでしょう、火傷にも気付かないまま作業を続けていたんです。夫がそれに気付き、妻に駆け寄って大声を上げて初めて自分がしていたことに気がついたということです。 この故事にちなみ、ファティマの手は忍耐や誠実さの象徴とされ、やがてそこから拡大して、持ち主に幸運をもたらしたり、災いを防ぐ魔除けとしても尊重されるようになったそうです。また、中央に眼や呪文を描いたものも多く、邪眼をしりぞける眼としても有名なんだそうです。

フィレンツェ購入のバッグ

と、こういったものも相当数買い込んできたのですが、それらとは別に私物として購入したものもあったりする。単品としてもっとも高かったのが革製の肩かけバッグ。元々、以前いた会社でバイヤーをやっていた時、革製品が好きで幾つか扱っており、個人的にも革製品は好きだったりする! 鹿革の柔らかさ・軽さが一番好きなんですが、フィレンツェで購入した牛革バッグ(写真)もなめしの技術が最高に良く、柔らかさ・丈夫さ・肌触りともに気に入っており、皆さんにもお薦めしたいくらい。自分でも愛用している。

キャメルのバッグ
そんな私が目を止めたのがこのバッグ(写真参照)。アラビア商人もなめす技術が高いというのは有名ですが、実際に製品で見たのはこれが初めて。業者向けの展示会でもあんまり見た覚えないなあ~。結構、いいのにね。素材はキャメルでたま~に市場で見かけますが、思ったよりイイかも?モノは軽いし、柔らかく丈夫。折り曲げてもシワみたいな変なふうにならない。想像以上になめしの技術が高いんだろうね。ついつい、店員に声掛けてモノを見せてもらう。

むこうも商人、説明に力が入る。モノと色は気に入ったが、高いのをつかまされるのは元バイヤーとしても日本人一旅行者としても避けたいところ。頑張って、交渉開始。

定価57TDと書いてあったが、こんなもん当然、客あしらい用のもの。ここからディスカウントして2回目か3回目が、実際の売値。これはだいたいの国で共通するルール。1TD=80~85円ということで2千円だったら、買ってもいいと内心計算する。25TDというところか。

むこうはオーソドックスに48TDを1回目に提示。こちらは、高くていらないとつき返す。おじさんは日本人に友好的な姿勢を示しつつ、ちょっと雰囲気をそらせて、たらし込み始める。日本人の場合、これでコロっといく場合が多く、次の2回目の割引価格で大概OKと言って買っていく(たぶん?)。

私はにこやかにしながら、あちらからの45TDは全く相手にしない。むこうはしたたかな商人の民。すると、戦略を変えて、いくらで買いたいかと要求金額を探り出す作戦に出てきた。こちらとしては25TDが希望だから、15~20TDを提示するが、さすがに半値以下だし、今回は20TDとした。

おじさんは、え~っと驚きあきれる表情とジェスチャーでその値段は無理ですよ、と言うが、これはプロの演技。こちら側では相手に余裕がありそうで18TDくらいにすべきだったかと少々後悔。

でも、安ければ買う気があるんだよと示す為、私もバッグを再びいじりだし細部をチェック(するフリ)してみせる。むこうも損しない限り、売れば利益が出るので、商品の良さを再度アピールしつつ、38TDを提示(紙に書いてくれる)。このやり方が実にうまい!

57TD  48TD 45TD
20TD(こちらの書いたもの)    38TD(○で囲んである)  

ちゃんと値下げした履歴を示しつつ、こんなにうるほうも頑張っているんだよ~ともう一度説明しながらの価格提示。うまいよ~。こういうプロは大好き!!

こちらもそろそろ、買い手としての行動をしなければと思い、一気に核心の25TDなら買うよ宣言。

おじさんの他に、店の売り子達も寄ってきて楽しそうに見始める。あのジャポネも頑張るなあ~って感じかな? おじさんのプロの売り方を品定めしているのかもしれない? しばし考えて 25TDを斜線で消して33TDを提示。本当のベストプライス、むこうも利益が出なさそうな顔をしつつ、OKの握手を求めてくるが、握手しない。

こちらもしばし考えつつ、25TDでは買えなさそうなのを感じる。諦めて購入しないのも正しいやりかた。義理人情で売買したら、それはプロではない。改めて自分の中でいくらまでなら買っていいのかを考える。革製品でお土産にしたいし、何よりも気に入っている。2500円(=30TD前後)でLIMITを作った。さすがにこれ以上なら、付き合ってくれたおじさんにも悪いが買うべきではない。後悔しそうだ。

差し出された手を握らないまま、おじさんの肩を抱きつつ、ペンで紙に書く。
  30TD (下線が二重線)
最終提示額だよという意味で二重線で強調し、逆にこちらから握手の手を差し出した。

おじさん、周りの人達の顔を一瞬見つつ、参ったなという顔で力強く手を握り締めてくれて売買成立。

お互いにすぐ笑顔になり、両者ともに頑張って交渉したという気分でしっかりと抱擁する。私も交渉の緊張が解けたのでつたない英語で
You, good business. I’m lucky. You’re lucky, too?
とか、なんとか言いながらお互いに肩をたたきつつ、なごやかに精算した。

さて、これがここの物価より安い買い物かどうかは、本当のところ分からない。他の店でも40~45TDだったから(ここから値下げしても)少なくとも高い買い物ではなかっただろう。私的には何よりもこういう買い物が好きだ。いにしえより続くアラビア商人の末裔と売買したという実感が大きな満足感にもつながっています。岩波文庫で読んだ線や一夜物語の人々もこんなふうに売買してたんでしょうね。なんか勝手に想像して感慨深くて嬉しかったです。

単なる「物を買う」という行為ですが、人と交渉することで初めていろんなことが分かったような気もします(勝手な思い込みも含めて)。物の値段ってそのモノに対して付ける価値の評価であり、国や文化的な差異に加えて個人的な尺度がモノを言いますし、何よりも真剣に交渉した相手には、敬意と親近感が生まれます。そういう意味で物の売買って好きですね、やっぱり!

日本人はよくeconomic animal などと言われてますが、あれって自己判断できない人が上の(会社の)判断に従って、ただ盲目的に行動した結果が非道な商売人かのように誤解されているだけのように思います。だって大企業で見積もりとってプロジェクトのコストを下げてるおえらいさんが、個人的には言い値でモノを買っているのは理性を疑う。昔、オーナー社長の会社にいたが、上場しても金銭に関しては会社で一番シビアでした。この人の下でしっかり価格交渉することの大切さを学んだような気がします。近江商人の末裔らしいですが…その社長は。アラビア商人VS近江商人、っていうのも面白そう(笑顔)。

さて、こうしてGETしたお土産だけど、今週末渡そうかと思ってますがこれ読んでるかな?コレ、いる~?(笑)まあ、いらなかったら、親にでもあげましょうか。 
posted by alice-room at 02:36| 埼玉 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする

2005年07月12日

メディナで迷子 ~チュニジア(6月30日)~

この日は体調を崩していた。連日の熱中症もどきの疲れが溜っていたのと、慣れないホテルの水を飲んでいたせいか?冷たい水を連日3リットル前後も飲んでいたせいか?心当たりは山ほどあるが、お腹の調子も悪い。そんな状態であちこち歩き回るのは辛いので、この日は休養日にあてることにした。でも、ホテルにずっといても時間を持て余しちゃうので、先ほどの中央市場の後で、ホテルからすぐ近くのメディナへ。

フランス門

TVで世界遺産であるモロッコのメディナを見たことがあり、どんなものなのかなあ~って思っていました。旧市街(メディナ)と新市街を分け、メディナの入口であるフランス門をくぐる。とりあえず、観光客が主に回るルートがあるらしいのですが、そんなもん関係ないやいといつも強気の私は適当に目の前の道を進んで行きました。

商売繁盛

感想としては、ありがちな観光地の商店街。日本人はカモらしく、やっぱり声をよくかけられましたねぇ~。「こんにちは~」「ありがとう」「金がな~い(よくこういう人いるね)」ちょっと変わっているのが「さらばじゃ(どいつが言ったんでしょう)」。

あとね、前にも書きましたがカンフーがブーム?お店の人でも習っている人がカンフー道場の会員証らしきものをみせた後、実際にカンフーの型をやってみせてくれる(苦笑)。ジャッキー・チェンも日本人だろって言われても、あなた・・・。ヨーロッパでの反応を見ているかのようでした。まあ、今回は忍者の話が出なかっただけヨシとすべきですね。多いんだもん、日本人だとみんな忍者だと思っている人。私は柳生のものではないんですが・・・。

グラン・モスク

にぎやかな売り子の呼び声は適当に流しながら、真っ直ぐに進むとグランド・モスクへ。非イスラム教徒でも一応、入れるんですが・・・。でも、見られるのってたいしたことない。ガイドブックによると、中の礼拝堂が凄いらしい。カルタゴ遺跡の所から持ってきた立派な柱がたくさん使われているらしいんのだが、非信者はさすがに入れてもらえないんだって、残念。

モスクから見た通り

そこからは幾つかの道に分かれているのだが・・・。ガイドブックにはよく迷子にならないようにと書かれているが、冗談ではない。メディナまで来て、決まった通路だけ歩くなんてそんなくだらないマネはできない。散策とは迷子になることと勝手に定義づけてる私としては、気分次第で小さな路地へドンドン進む。一般的な散策コースは売り子の呼び込みがうるさいが、さすがに観光客が滅多にこない所では静か。お店の見た目や商人のやる気が全然違ってくる。こちらの方が本物っぽい。

井戸端会議風に座って話し込む姿や、非常に自然な本当のメディナが見れたようで嬉しかった。通路にはほんの数人しかいないもん。コレでしょ、コレ!

本当のスーク

とは言いつつもその代償もしっかりと。迷子になった。願っていた通りであったが、天性の方向音痴と相俟ってしごく当然の成り行きだったが、やはり徐々に焦りも出てくる、しょせん、メディナは小さい地域だし、一旦外に出てメディナの外を遠回りすれば大丈夫だろうと思ったが、―――やはり暑いし、不安だ。メディナの中も暑い事は暑いが、直射日光が差し込まないと利点は大きい。だからこそ、この土地の人々に支持されてきたのだろう。暑さで苦しんでるので実感として理解できる。必要は発明の母、とはここでも生きている。

スークの屋根

何人かの親切な人に道を教えてもらい、可能な限りTRYするが、道がくねくねしていてすぐ複数の道と交差するので分からなくなってしまう。おまけに親切な人ばかりではない。何かの本でも書かれていたが、迷子になっているのにつけこみ、道を案内するフリをして近づき、「GOOD VIEW」とか言って階段を登らせようとする人がいた。他の本によると、二階に連れていって上からメディナを見せて多額のお金を請求するらしい。すぐに気付き、途中から無視する。塔の写真を見せて上の階に連れていくのが手口。概してカーペット屋で、相当有名らしい。チュニジアに行かれる方はご注意あれ!

そんなこともありながら、親切な人達や野生の勘でグランドモスクに戻り、そこから見知った(とおぼしき)道を戻って無事、フランス門へ。やったぞ!! この時だけは強烈な太陽が嬉しかった。一瞬だけ、思わずアッラーの神に感謝した(何故、そんなふうに思ったのかは不思議だが)

この日以後、昼間あちこち観光をした後、夕方からはメディナでお土産店を冷やかす毎日となった。さすがに3,4日と行くと、売り子の人達も声をかけなくなってくる。「おっ、またあの日本人か」って感じ。ずいぶんと歩き易くなった。で、こちらにも余裕が生まれ、買う気は無かったのについつい、大好きな革製品を購入することに・・・。そこにはちょっとした、駆け引きがあったので次の記事に書いてみようと思う。
posted by alice-room at 21:33| 埼玉 ☔| Comment(6) | TrackBack(0) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする

中央市場 ~チュニジア(6月30日)~

市場の入口

メディナに入るちょっと手前にあるのがこの中央市場だ。魚、鳥、野菜、肉等なんでも揃っている。何よりも新鮮さが命ってとこだろうか。さばいている真っ最中の動物や、上からダラリと垂れ下がっているなんかのお肉。さばかれる一歩手間でよちよち歩き回っているつぐみのような小さな小鳥達。色とりどりの野菜や果物の山。あちこちで響く威勢のよい掛け声。

itiba1.jpg

う~ん、こういうのって見ていて飽きない。世界中のスーパーで棚に並ぶ食材や調味料を眺めるのも好きだが、市場のあの活気や人々のたくましさがもっと好きだ。アジア的なマーケットのような力強さを感じる。なんか生きてるってカンジがいい。

仲良く2ショット

人々も陽気で買い物にいそしんでいる。邪魔にならないように写真を撮っていたら、おじさんに話し掛けられた。観光地でもなく、旅人からぼったくるような輩がいそうにない場所でもあり、片言のフラスン語もどきで話す。言葉は分からないが、「お前日本人かい?よく来たね。」みたいなことを言ってるようだ。「せっかくだったら一緒に撮ってくれよ」と言っていた(たぶん?)ので、別の人に頼んで仲良くパチリ。デジカメが薄くて軽いので慣れてないとどうしてもぶれてしまう。二度撮ったが、両方ともぶれた写真だ。でも、そういうのも含めてなんか、チュニジアがますます好きになる。(一応、内気な私の顔は消してます・・・笑)

どこの国に旅行しても基本は一緒で、観光名所も素晴らしいが、それ以上にその国の人に触れた時に印象が生まれる。感動が生まれる。どこに行っても共通するが、いい人もいれば悪い人もいる。困っている人がいれば、たいていの場合、声をかけて助けてくれる。人間は自分より困っている人には優しい。逆に、ブランド物を持ち歩いている外国人なら、物をとっても良心が痛まない人もいる。泥棒を正当化する気持ちもないが、光り物やブランド物をぶらさげて歩く若い女性(95%以上、日本人のように思える)から物を取るのに抵抗感がないのも、正直不思議ではない。その手段として、刃物で刺すのさえ、当然おこりうる。ブラジルなどでも痛感したが、治安が悪い=人の性格が悪い、のではない。むしろ、人としては大多数が親切でいい人なのに、極悪な犯罪を犯す人もそこにいるというのが実情なのだろう。

一人旅の時に、旅先で人を安易に信じるのは危険極まりないが、人の善意を全て否定し、疑うのもまた悲しい。そのバランスをいかにとるか? どこに行っても悩むテーマである。今回の旅でも後に出るが、有名な詐欺まがいの人に騙されそうになったが、紙一重のゆえに常に悩む。

このままメディナの話につなげてしまおうかと思ったのですが、メディナでの話も結構、長くなってしまいそうなのでこの話はキリがいいのでここまでで。
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2005年07月10日

カルタゴ、其の二 ~チュニジア(6月29日)~

で、いよいよカルタゴ博物館なのだが、前庭に広がるピュルサの丘に向かう。フェニキア人の王女が王位争いでの殺害を逃れる為に、初めてこの地に辿り着いた時に、牛の皮一枚の土地なら与えると言われ、皮でヒモを作り、そのヒモで囲った広大な土地をせしめたという伝承のある地がここである。

目の前が海であり、なかなか見晴らしがいい。ここも古いポエニ時代の住居跡が残されている。ようやく写真を撮って楽しいものが現われ、嬉しくなってきてしまう。ここには、それなりの住居跡があり、見るだけの価値があります。一応、及第点をあげま~す(ようやく笑顔)。これぐらい無いと何しにきたかわかんないもんね。
cartage2.jpg

で、カルタゴ博物館ですが・・・モザイクは4枚しかない。いいのはみんなバルドー行き。ふ~ん、そういうことなのね。段々、バルドーがあれだけ素晴らしい理由も分かってくる。一局集中管理してるんだね。だから、バルドーなんだ。うむふむ。発掘で出てきた器とか、コインとかがありましたが、私の関心の対象外。ちょっとなあ~。全然、物足りないです。

さてさて、この辺りで体力の限界に近づく。熱中症か日射病もどきでやばくなってきたのでやむなくタクシーを使うことにする。嫌いなんだけだなあ~邪道っぽくて。背に腹は変えられず、ようやくフリーのタクシーを先ほどのサン・ルイ教会のとこで発見!

でもね~メーターがそもそもないし、観光地で待ち伏せてる典型的なタクシー。ふっかける&ふっかける。他の3ヶ所巡りもつけて20TDだって。癪に障るが、悲しいことに他のタクシーは見つからない(涙)。う~む。でも、とりあえず一旦断る。向こうもいささか折れてきたので一番離れていた所(たった1.5キロ)一ヶ所で5TD。これでも相場の数倍だもんなあ~更に値切ったけど、少々めまいがしてきたので諦めて5TDでアントニヌスの共同浴場へ。

無駄に浪費したようで少々不快だったが、速い&速い。それなりの距離があり、方向音痴で道に迷うリスクを考えると歩かなくて正解。歩いてたらマジ倒れますって。それくらい日差しが強烈!!

目的地に着くと、すぐに日陰に入り、ミネラルウォーターをがぶ飲みしてしばし休息。ふう~、やっと生き返った心地がします。で、ある程度休んでから、いざアントニヌスの共同浴場巡りへ。

cartage1.jpg

ここはだいぶ遺跡が残っていて、今までの中では一番充実しています。やっとローマ遺跡を見にきた~って感じがして大満足!とっても&とっても楽しいよ♪ 疲れ果てていたのも忘れて、かなりの広さがあるがあちこち歩き回って写真を撮りまくる。ここはお薦めです、ホント。

なんか当時の建物は二階建てだったそうで、ここも上と下でいくつも部屋が別れており、壁には装飾が残っていたり、いろいろと通路をくぐって他の部屋に出たりすることもでき、当時の建物を実感できます。こういうのスキ~!!もう夢中になってあちこちを這い回り、上に登ったりして写真を何十枚も撮ってました(笑顔)。ホントこれですよ、コレ!ローマ遺跡っつたらね!

ここで十分に満喫したせいかな?やっぱり熱でぼけていたのか、一つ残念なことが。もう一つ行こうと思っていたローマ人の住居があったのですが、タクシーとやりとりしてるうちに忘れてしまい、行きそびれてしまいました。熱でぼお~っとしてたからなあ~。まあ、しょうがないね、そういう時もあります。どうしても来たければ、後日その遺跡だけ観に来てもいいや。と後で言い訳をしたりしたのでした・・・。

さて、帰りですが、もう電車なんか乗ってらんない。ホテルに戻って水のシャワーを浴び、冷たいBOGA(チュニジアで有名な炭酸飲料、スプライトみたいなもんです)でも飲みまくりたいっていうんでタクシーを捜す。メーター無いのは一緒ですが、チュニスのホテルまで10TD。まあ、いささか高い程度かな。ここは金よりも快適さ最優先でいく。乗ったら、ガンガンに湾岸道路を飛ばして、超・快適~。風が車窓からビュンビュン吹いてきて、楽チン楽チン。

あっという間に、チュニス大通りのエル・ハナホテルへ。やっぱ、市内のど真ん中の一等地だな。それにしてもホテル代安い、とかなんとか思いつつ、改めてお金の力を痛感する。金に操られるのは御免ですが、お金があることの快適さも大切ですね。うん、大通りに面したホテルのエントランスに止めてもらえば、たった数歩でもうフロントじゃん。お金に感謝。たった850円でしかないのにね。

その後は、自室でゆっくり休憩。ベッドでゴロゴロしながら、フランス語で流れるアルジャージーラ(アラビア語は字幕で流して、主声音はフランス語だって始めて知りました)を毎日BGMにしながら、絵葉書を書く。今回の旅では20枚ぐらい書いたかな?だいたいは先週末に着いたようなので所要日数は8~10日間ぐらいですね。
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カルタゴ、其の一 ~チュニジア(6月29日)~

チュニスからメトロに乗り、チュニスマリーン駅というところでTGMという電車に乗り換えて30分ほど。車両は一等と二等があるのだが、値段ほど席は変わらない。唯一の違いは混むか混まないかに過ぎない。まあ、どうせ安いから一等にしておく。が、しかし・・・あれ?切符を見ると「2」と書かれている。フランス語でちゃんと一等と言ったのに二等の切符ジャン。電車がもう出ようとしているので、面倒なのでそのまま二等に乗り込む。お金が浮いたと喜ぶべきか、フランス語が通じないのを悲しむべきか? まもなく座れたので結果オーライだが、車内は結構、混んでいる。車内には風が入り、冷房はないが、それなりに快適だ。やがて小説「サランボー」にちなんだサランボ駅で下車。

いよいよ、念願のローマ遺跡かと思うと、意気揚々と向かう。この辺りには、ローマ征服以前のカルタゴ人の遺跡トフェやカルタゴの軍港、アントニヌスの共同浴場等々、たくさんの旧跡があるが、歩いても所詮は6キロ前後。余裕だぜい!ってな気持ちで一番端のトフェから回るべくスタート。

なんか地図からだと駅からすぐみたいに書いてあるけど、相当距離あるよ~。道を尋ねるとみんな親切で教えてくれるのだが、なかなか目的地につかない。日がドンドン高くなり、暑さが増すにつれ、正直参ったなあ~と思い始める。日本から持ってきた「地球の歩き方」では、地図が小さ過ぎて全く役に立たない。先日、テュニスの観光局で事前にgetしておいたMAPがとっても役に立ちました。道を尋ねるのにも、これぐらい詳しくないと使えない。チュニジアに関するガイドブックって日本では見つからなかったので、嫌いなんだけどこれを購入したが問題あるなあ~。

トフェ散々、歩き回りようやくトフェに辿り着く。入口にはまたもや大型のバスが連なり、たくさんの観光客を吐き出していた。まあ、ここは小さな場所なんですぐに人はいなくなってのんびり見れたんですけどね。ここはローマ軍に滅ぼされる前のカルタゴ人の聖域でタニト神という古来の神を祀っていた場所です。

幼児の焼かれた骨がたくさん見つかり、いけにえに捧げたのではないかという説がでて、有名になったところでもあります。でもね、事前の期待が大き過ぎたんだと思うけど、とくに何があるというほどでもない。石に刻まれた墓石のようなものがすこ~しまとまって立ち並んでいる。ちょっと期待外れで、え~ってな感じでした。もっと巨大な神殿のようなものを想定していたのである意味、愕然としてしまいました。バスで来た観光客はひとしきりパチパチ写真を撮ると30分もせずに、バスに戻っていくのも分かるなあ~。幾分、悲しかったです。

絵葉書より、現在のの軍港跡
絵葉書より、当時の復元図

で、そこからカルタゴの軍港のあったところへ。実はトフェに行く前にここの前で行ったり来たりしていて、既にお馴染みになってしまった感も。当時は、人工的に円形になるように湾をくりぬき、200隻以上の船が停泊できるようになっていたそうです。そして、岸には倉庫が立ち並ぶ、まさに海洋国家カルタゴの面目躍如たる壮大さ・機能美だったんでしょうね。今見ると単なる浮島みたいに見えますが、復元図(上記参照)はなかなかに立派でした。

パレオ・クリスチャン博物館。ここ何にもないよ~。おまけに付属の博物館は「修理中」と紙が貼ってあってcloseなんだもん、ドツボ。私以外は誰もいないし、誰もここに至る道歩いていない。

白亜の邸宅に咲き誇る花々

で、ここからカルタゴ博物館までの歩きが地獄だった。歩いて数100mと思ったが、トンデモナイ。行けども行けども着かない? あとね、歩くと分かるけど、この辺りは本当に&本当に大金持ちの方々の住居(高級住宅街)。真っ白な大邸宅が丘沿いに高くそびえ、緑の木々と色鮮やかな花々が咲き誇る。あちこちに上の階の方にデッキチェアが見え、お手伝いさんらしき人が水を撒いたり、雑事をこなしている。なんか別世界ですよ~。

道が分からなくてあちこち道を曲がっていくと、行き止りに(どうやら、家の玄関までの私道らしい)。疲れて泣きたいような気持ちになったが、何気にチュニジアのお金持ちの家が見れたのは良かった。普通に3階建て以上の白亜の豪邸らしきものがあちこち立っている姿は、なかなか壮観でした。不審者に間違われ、立派な門構えの中にいるお犬様に吼え掛けられたりはおまけですが(ううっ、確かにサングラスで怪しいかもしれないけどさ、チェ!)

これは本当に苦労してカルタゴ博物館へ。カンフーを習っているという若者達(私もそのつもりだが)に途中まで道案内してもらいながら、ようやく辿り着いた!有り難う、カンフー青年達(メディナでもカンフーを習っているという人がいたが、チュニスではカンフーブームなのかも?日本人はカンフーじゃなくて空手なんだけど・・・まあ、一緒に見えるか)。

で、そのカルタゴ博物館のすぐ隣にあるサン・ルイ教会を先に見る。十字軍参戦中に没したフランス王が葬られているのだが、どうだろう。見る価値があるとはいえないように感じた。

【追記】
カルタゴの軍港跡と復元図を絵葉書から追加UPしました
posted by alice-room at 22:49| 埼玉 🌁| Comment(5) | TrackBack(0) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする

ほおずき市と合羽橋の七夕祭り

hozuki.jpg御存知、浅草寺のほおずき市です。この市の期間(7月9日、10日)にお参りすれば、四万六千日お参りしただけの功徳があるそうなので昔からたくさんの人が集まる夏の風物詩ですねぇ~。正直な所、人ごみとか大っ嫌いのくせに、何故かそういうのを観に行くのは嫌いじゃない(っていうか、スキ!)というミーハーな性格が出てきてしまうなあ~。

もう何度か行ってるし、去年も行ったばかりで本来ならもう行かなくてもいいんですが、いかにも夏のイベントっていう雰囲気を味わいたいばかりにノコノコ出掛けてきました。まあ、私の場合は現世だけでなく、前世も罪深い生き物だったんでしょうから、その分もお参りしておく必要があるのかもしれませんが・・・(苦笑)。

夕方5時近くから、軽く覗いただけなので生憎の雨の中でしたが、それなりに人は出ていました。外国の人も多かったですね。普段も多いけど、今回は特に。まさにお祭り騒ぎって感じがいかにもイイです(笑顔)。

これから色づく楽しみのある青いほおずきの鉢が多かったですが、真っ赤なものもありましたのでパチリ。これもイイですが、隣で売っていた「吊りしのぶ」も捨て難い魅力がありますねぇ~。どちらかというとこちらの方が私の好みなんで。

turisinobu.jpg

ほおづきって子供の頃、一生懸命もんで周りの皮を破かないように、綺麗に種と実を取り出すものだと母に教わった覚えがあります。で、綺麗に皮だけ残したものを口の中で、膨らませて鳴らすんですよね。せっかちな私はどうやっても、皮を破かないほど中の実が柔らかくなるまでもむのを我慢できず、一度も鳴らせた覚えがありませんでした。今の人は、こういうのしないんでしょうかね? 

映画の一場面で見た台詞を強烈に覚えています。「・・・ほおずきの女の魂。ほおづきを女が男に口渡しするのは、魂を男に委ねているのさ・・・」そう売り文句を語るほおづき売りの老婆。怪しい中に真実が潜んでいるかのようで、妙な背筋の寒気と共にほおづきを見るたびに思い出します。そうなんだ、女性の魂なんだって・・・。

さてさて、魂を売り買いする恐ろしい場所は後にして、浅草から上野への道すがら、合羽橋の七夕祭りへ。こちらは町内会の七夕祭りってカンジでしょうか。仙台の七夕とかを期待していた友人は、ショックを受けていましたが、これが普通によく見るレベル。まあ、ちょっと変わった店がたくさんあるし、それらを冷やかしつつ歩くのは楽しい(はずだった・・・)。

tanabata.jpgちょっと雨が強くなってきてね。最後は余裕が無く、歩く羽目に。まあ、これも夏故でしょうか。軽く濡れて歩くのも粋(?)ですよね・・・負け惜しみのような。七夕の吹流しはあまり写真に撮るほどでもなかったのですが、妙にキュートな河童君を発見。雨が降ってお皿に水があふれ、生き生きしてるようだったのでココでもパチリ。河童だけに尻子玉を抜かれないうちに早々の退散と相成りました。

それからは、ダイニング・バーで人と一緒に飲み。焼酎全品半額のクーポンがあったので最初の黒ビール以外は、焼酎をロックで。結構、たくさん飲みましたね(笑顔)。「神楽舞」「伝」「黒丸」「加計呂麻」等々。わ~い!お酒と食べ物さえあれば、それだけで結構幸せだったりします。後は、美味しい酒の肴としての話題かな。今日も楽しかった一日でした。

宵待草のブログより、こちらを先に書いてたんだけど・・・、まあいっか。しかし、チュニジアの旅行記を書いている暇がない(オイオイ)。明日は日曜で読書とブログ書きに精出しましょうっと(笑顔)。
posted by alice-room at 03:53| 埼玉 🌁| Comment(6) | TrackBack(0) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする

2005年07月08日

バルドー博物館~チュニジア(6月28日)~

ざっと今回の旅行について述べておきたい。もし、これから個人旅行で行かれる方で参考になれば幸いです。旅行中に書いた文章には美術館代、タクシー代、ドリンク代の値段やお土産品を値切って購入するまでの交渉等まで細かくメモしてあるのですが、煩雑になるのでここには書きません。知りたい方があれば、何でも聞いて下さいね。分かる範囲で情報提供、協力しますよ~。

さて、大まかにざっと書くと
2005/06/27 東京/成田空港         AF275  12:05 発
2005/06/27 パリ/シャルル・ド・ゴール空港 AF275  17:30 着
2005/06/27 パリ/シャルル・ド・ゴール空港 AF1684 21:15 発
2005/06/27 チュニス/カルタゴ空港     AF1684 23:45 着

2005/07/03 チュニス/カルタゴ空港     AF1985 12:10 発
2005/07/03 パリ/シャルル・ド・ゴール空港 AF1985 14:45 着

2005/07/06 パリ/シャルル・ド・ゴール空港  AF276  13:15 発
2005/07/07 東京/成田空港         AF276   7:50 着

深夜到着の為、必然的にホテルまではタクシーの利用となる。メーター付きが基本であるが、どこの国でもそうだが空港からの場合だと交渉制の価格(ぼったくり)となりがち。実際に、私もメーターで行くかと3台のタクシーに確認したが駄目だった。まあ、疲れていたのでおそらく相場では5~6チュジニアン・ディナール(TD)で行く距離を9TD(1TD=84円)で。但し、3台のタクシー運転手はみんな10TDだった(恐らくみんなカルテル的に決めてるね、あれは)。個人的には微々たる額であり、気にならないが次に旅行した日本人がカモにされるのは悲しいので一応、1TD分は強引に値切った。これは基本。

ホテルは交通アクセスの良さで選んだEL HANA INTERNATIONAL。ディスカウント・レートが必ずあるのでそれを使えば、相当安くなる。バンコクに次ぐぐらいの安さでこの選択は当たりだった。値段自体はもっと安いところがいくらでもあるが、異国で自分の拠点として確保するなら、それなりのところを押えましょう。



あんまり細かいこと書いてるとキリがないので以下、省略。肝心の観光初日、バルドー美術館へ。(サムネイルをクリックすると大きい画像が出ます)

balodo1.jpg balodo2.jpg balodo3.jpg

ホテルからはメトロを使って20分くらい。なんかいきなり日差しがキツイ。朝一で軽く35度は越えてるところからスタート。体感的には40度近くまで行ってるね。日焼け止めをお忘れなく!もっとも塗っても肌が焼けますが(SPF50では足りませんでした。SPF75以上を勧めします)。そうそう、博物館の中は冷房無しです。真上から日光を採り込む建築構造上、3階ではほとんど温室内の蒸し風呂状態になります。ひたすら水分補給をしないと、脱水症状を起しますよ、マジに。私は椅子に座ってミネラルウォーターを飲みまくってました。ちなみに売店で500mlの水が1TD。物価の安いチュニジアでは異例の高さだが、観光地料金なので仕方ない。中に入る前に最低でも一本分くらいの水は確保しておくこと。今回、私は1.5リットルの水をディパッグに背負い、歩き回ることもしばしばでした。

こんな暑いのに何故か、一階の像が立つ部屋(古代ギリシアや古代ローマ時代の大変立派な像達が立ち並ぶ)だけは涼しい。休憩するならココ!バルドーに限らず、チュニジアの観光スポットは大型バスで乗り付けて荒波のように現れ、忽然と消える団体客が多いが、彼らは効率的に回る為にマイナー展示物は観ないし、観せるようなコースはとらないようだ。先ほどの像が立っている部屋は、そういったコースから外れているので騒々しい団体客に会わずに、静かに涼しく鑑賞できた。ここに1時間以上いて、本読んだり、紀行文を書いていたり過ごしました。あちこち探しまくってやっと見つけた快適ポイントです。目の前のモザイク画もなかなか素敵だしね。

おっと、予備知識ばかりで一番大切な博物館の感想が!チュニジアのルーブルとか、モザイク画世界一の量と質。とか言われてますが、その名に恥じません。歴史好き、美術好きは絶対に見ておきましょう。モザイクに関していえば、ルーブルにあるものなんて貧弱です。こちらがルーブルの一万倍も千万倍もイイです。勿論、モザイク限定ですが。

さらに、チュニジア各地で出てきた最高のものを集めたのがこのバルドー美術館なので、カルタゴや他のところに行っても実は、ここほど綺麗なものは無い。だって、各地から集めたんだから…。スースの部屋やドゥッガの部屋なんてのもそういうわけ。これは2回目にバルドーに来て初めて意味が分かったんだけどね。最初、見るだけで精一杯でそこまで注意が行きませんよ、もう~。

まあ、とにかく&とにかく。古代ローマ帝国でイメージするモザイク画がここでは堪能できます。しかし、よくココまで残っていたよねぇ~。実に素晴らしいし、現在でも全然色褪せない。水かけて鮮やかさを増したところを更に見たいところでした。こんな例えは失礼なのでしょうが、まさに銭湯の壁に描かれた富士山並みの美しさ(それ越えてるけど)。越えなきゃ困るって…!(笑) でも、私的なイメージって、富士山なんだけどなあ~。

1回目はひたすら写真を撮るのをメインに、二回目はカメラをしまい、モザイク見学に専念した。でも、ここホント暑過ぎ。天から日差しを採り込むのは明るくて素晴らしい反面、鑑賞者にはキツイ試練。暑さに耐えて、見まくってました(負けません!)。

balodo5.jpg balodo6.jpg balodo7.jpg

モザイクで気に入ったのは、ライオンと闘う人、肉食動物が草食動物を襲う所、海の生き物がカニ・エビ・etc.総出演のもの。大好き!!こんなのを自分の家に飾りたいね。やっぱり、海洋貿易で儲けてたから出来た贅沢。お金ってば、素晴らしいネ。

こんなに素晴らしい収蔵品にあふれている博物館なんだけど、かなり惜しい所が。説明が全てフランス語っていうのはいただけません。読めなくて、とっても&とっても悲しかった。そういえばルーブルもフランス語だけの説明がほとんどだった。それは、ちょっとね。困るよね。まあ、それぐらい(フランス語や内容の説明くらい)勉強していくべきなのかもしれませんが・・・反省。

結局、この日だけで全部で3回以上見て回った。午後からは、ツアーでくる観光客が増え始め、あちこちでやかましいフランス語の説明がなされ、足早に通り過ぎ、写真を撮る人達が出てきた。この時だけは、ツアーでなくて個人旅行で来て正解だったと痛感した(満面の笑み)。こころゆくまで時間を気にせず、ここにいられるもの。間違いなく記憶に残るし、私は幸せ。チュニジア万~歳!!

で、博物館内のミュージアム・ショップで絵葉書を何十枚も購入し、バルドー博物館を扱ったCD-ROMのソフトも購入しちゃいました(笑顔)。そして帰りなんですが、メトロのバルドー駅の隣の駅にローマ時代の水道橋の遺跡が見られるそうです。ガイドブックでそんな記事を読んだら行かないわけにいけませんね。メトロなら、20、30円しかかからないけど、待っているのが大嫌いな私としては歩いていくことにしました。それが大いなる失敗の始まり…でした。

当初、600~700mのはずが交差点の曲がる道を間違え、歩けど歩けど、目的のモノが現われない。結局、何人かに道を尋ねてようやく道を間違えてことに気付き、本来の道を探す。2kmぐらいは遠回りしたかな?普通の道を2、3km歩いたってどおってことないんだけど、カンカン照りの灼熱の中を歩き回ったのは、相当きつかったです。道や言葉が分からないって心理的なプレッシャーが大きいしね。暑いバルドー博物館で疲れていたうえにとどめを刺されて、参りました(涙)。

でも、ようやく目的の水道橋を見つけたときは嬉しかったです。ヤッタゾ~!!っていう感じですね。チュニジアに来て初めて見た古代ローマ遺跡だったので正直嬉しかったです。誰もいない道路で角度を変えながら、デジカメでバチバチ撮りまくっちゃいましたよ写真。こういうのが身近にあるのっていいですよね。ローマとかだと結構、普通にあるけど。うちの周りにはせいぜい中世の城跡公園やお堀があるぐらい。もっと古いのが好きなんです。

水道橋

posted by alice-room at 04:27| 埼玉 🌁| Comment(12) | TrackBack(1) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする

2005年07月07日

チュニジア&パリから帰国

本日、朝7時50分の便で無事成田に帰国しました。皆さん、留守の間にもコメント有り難うございます。後ほど、旅のご報告とかコメントとかさせて頂きますね。とりあえず、生きて帰って参りました(笑顔)。

わあ~ネットにつなぐの10日ぶり。今見たらメールがとんでもないことに・・・。hotmailは軽く250通をオーバーしてるし、諸々のアドレスにも200通以上は来てたなあ~。まあ、ジャンクメールやアラートメール、メルマガとかも結構あったので、仕事に関係ないのは一見して2秒で削除。本当に重要なのは20~30通なんでそれらを識別するだけでだいぶ時間を取られてしまいました。ふう~。(これでも、最低限のジャンクメールやスパムメールで排除設定してあるのをカウントしてないのだから、それらも数えたらえらいことになりますね)

ざあ~っと、今回の旅のプライベートな部分だけ書くと、チュニジアではチュニスのメディナ(ほぼ毎日)、グランド・モスク、カルタゴ遺跡、バルドー博物館(2回)、ドゥッガの古代ローマ遺跡。パリは朝の9時から夕方5時まで昼食も抜いてルーブル美術館、翌日はシャルトル大聖堂でほぼ一日過ごした後に、聖シュルピス教会。

いやあ~、見たかったものを満喫して参りました。おかげでチュニスでは一日に3リットル以上も水分を取っていたのでも足らずに、軽い日射病 or 熱中症になってしまい、半日はホテルで休息する羽目に。チュニジアでもパリでも昼間の行動で疲れ果て、夜は食事をしにホテルの外まで出る気力も体力も残らず、外出先から戻る途中で購入してテイクアウトしたものをベッドの上で横になってワインで流し込む日々でした。ホテルのレストランに行く気力も残ってなかったしね。今回はかなり疲れました。

でも、それだけの収穫のあった素晴らしい旅になりました。デジカメはおそらく軽く700枚を越えて800枚近かったのでは?撮った映像。残念ながら、メモリーの制限で640枚しか保存できないので、重複するものやピンボケしたものは極力削除しました。でももう20枚も余ってなかたので620~630枚前後。まさかこんなに撮るとは思いませんでした。嬉しい誤算かな?

写真と購入した絵葉書にコメントを加え、それと共に旅行中、書き連ねた旅行記を掲載するだけでブログの記事が30以上になりそう(苦笑)。キリがないから、ダイジェスト版で載せますね。じゃないと、飽きられて誰も読まないって! いつも旅行中は、一人で紀行文書いてるからネタには困らないし、自分の中でも書くことによって日常や感動が整理されてちょうどイイんだよね。写真以上に、自分の感動をいつでも再現できるキッカケにもなるし。もっともだいぶ溜ってるかも知れないけど・・・?

いろいろ有りましたが、とりあえず元気です。すっごく眠いけど。皆さんもお元気ですか?それでは後ほど。
posted by alice-room at 14:38| 埼玉 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする

2005年06月21日

国蝶オオムラサキ

オオムラサキせっかく買ったデジカメを活用してやらねば&慣れておかないと、という気持ちでデジカメ持参で散策をしていたのですが。たまには違った被写体ないかと、オオムラサキが保護されている林へたまたま足を向けた。

ずいぶんと行って無かったし、ちょっと行ってすぐオオムラサキの写真が撮れるなんて、甘いことを考えていた訳でもないのだが、もしかして?という予感のようなものがあったのかもしれない。しばらく、オオムラサキの生育地に指定されているところをぶらぶらしていると、3人ほど大きなカメラを抱えた人達が一つの木を囲んで、三脚立てて必死に何かを撮影している。

最初はアマチュアカメラマンかと思い、素通りしたのだが、2度目に通りかかった時にふと声をかけてみた。「何かいるんですか?」「ええっ、ここに今羽化したばかりのオオムラサキが!」

世の中ってなかなかすごい確率で動いているのかもしれません。普段の行いがいいのかな?(うぬぼれてます)でも、たまたま来て、オオムラサキの羽化の場面を写真に撮るなんて、有り得ないぐらいですよ、ホント一種の奇跡?!

羽を広げたオオムラサキ撮影していた年配の方々はお昼から3時間も粘って撮影しているそうです。美しい紫の羽を広げたのを撮影する為に(皆さん、凄い情熱です)。実際、私も1時間粘ってみましたが、羽を開いたところは撮れませんでした。たった一度だけ、木から木へ飛び移ろうとして失敗して、撮影してたおじさんの服に着陸。この時、一瞬だけ羽を開いた姿を写しましたが、それ以後は撮れませんでした(残念)。

まだ、サナギから羽化したばかりで羽が伸び切っておらず、ほとんど飛べないし、羽の色も外側は黄色で徐々に白に変わってくるそうです。内側の紫色もまだまだ発色が良くなかったのですが、こんな珍しい蝶を見れてラッキー! 本当にいるんですね。

あと見ていて不思議に思ったのが、時々ピュッと水を出すんです。あれで身体を軽くして飛べるようにするんですかね?なんかとっても興味深かったです。ただ、私思ったんですけど、ファーブル先生みたいにはなれないです、私。とてもじゃないけど、ずっと虫を眺めていられません。朝から晩までなんて疲れ果ててしまいそう。散策の途中とはいえ、1時間デジカメ片手に待機してるのでも相当辛かったです。う~軟弱者かな?

さなぎ紫の羽ははっきりと見れませんでしたが、地元の詳しい人が通りがかり、オオムラサキのサナギを見せてくれました。わ~い!さらに幸運がついてました(満面の笑み)。オオムラサキはさなぎになってから約20日間そのままで待ってから羽化するそうです。まさにへえ~、ですね。綺麗な国蝶オオムラサキですが、いつまでもこのまま自然でいて欲しいですね。

~ オオムラサキ ~「マイ・ペディア」より引用
鱗翅(リンシ)目タテハチョウ科。日本産では最大種。開張90ミリ内外,雄は翅が美しい紫色に輝く。日本全土,朝鮮,中国に分布。幼虫はエノキにつき,成虫は6~7月に現われ,樹液によくくる。1957年に日本昆虫学会によって国蝶(チョウ)に選ばれた。また78年に自然指標昆虫10種の一つに指定。
ラベル:オオムラサキ
posted by alice-room at 18:35| 埼玉 ☁| Comment(19) | TrackBack(8) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする

2005年06月16日

散歩道

今週辺りから、いよいよ梅雨らしく今日も雨が降っている。別に雨自体は嫌いではないが、散歩に出掛けられないのが少々悲しい。先週、2時間ほど家の近くを散策した際にデジカメを持ってでたので、たまには草花を映してみた。図鑑でも持っていれば植物の名前も分かるのかもしれませんが、無精な私はただ近場の川原を歩く途中、道端に咲いているものを見るだけで満足してしまう。

紫陽花 綿の花 花1 

最近は以前にも増して、いろんな家で植物を植えているところが多く、歩いているだけでよその家のお庭の花々を覗かせてもらうのが一番楽だと心得ている辺りは、私の怠け者の故かもしれない。丹精込めて育てたものも美しいとは思うものの、自然の草叢に生えている小さな草花の方がより好ましく思える。都会の花屋で小奇麗に飾られた花々は、資本主義的な匂いが強過ぎてソッポを向くが、道端の花には虚飾もなく、打算も無い。そんな潔さ、天然さが私には気安さをもたらすのかもしれない。もっともデジカメに撮るのさえ、いささかの無粋はあるのだが・・・。

ところで下の赤い実は子供の頃、蛇苺で蛇が食べるとか言われた事を今でもしっかり覚えているが、本当のところはどうなのだろう。蛇が苺を食べるとも思えない。一見すると毒々しい赤で全体に比すると、やや大きめの粒々が妙に説得力を持っていた。私の中では、桑の実がこれに類するものと決まっており、学校帰りに桑の実を食べ、舌が紫になってしまったのも何か訳有りと思っていたものだ。

後年、ケーキ好きの一時期があり、都内のケーキ屋をハシゴしていたことがあったが、ケーキのうえにアクセントとして桑の実が乗っているのを見て、えらく立派になったもんだと、一人で納得していた。逆に道端にある桑の実ならきっと食べないであろう、正面の女性が喜んで食べているのを見て、いささか、戸惑いをも感じた。

花2 イチジク 蛇苺

普段は川原の土手の上を歩く。片道4~5キロというところだろか。以前のようにスポーツ倶楽部に通い水泳していないので運動不足には散歩が一番と思っている。たまにしか、歩いていないのだが。土手の隣は田んぼであるが、季節柄いまは麦が実っている。梅雨に入ったことだし、そろそろ稲を植えるのだろう。じきまばらだが、鮮やかな緑に変わる。

川原を歩いていくと、途中に神社がある。たまにしかお参りしないが、気分転換に寄ってみた。「鎌形八幡神社」という。由来を示す看板には、平安初期の延暦年間に坂上田村麻呂が九州の宇佐八幡宮の御霊を迎えて祀ったとある。縁起によると、「源頼朝、尼御前の信仰ことのほか厚く」とも書かれている。そもそもこの辺りには旧鎌倉街道が通っており、近くには木曽義仲が産湯をつかったとされる場所もあって、非常に中世が身近な土地でもある。幸いなことに日本なので異端審問は無かったが、鬼を祀った神社があったり、城址公園があったりしてそれなりに楽しい。直接飛んでいるところを見たことはないが、国蝶オオムラサキを保全する林もこのすぐ近くにある。できればそれもデジカメで撮りたかったのだが…。

神社、鳥居 神社、舞台 神社
posted by alice-room at 14:10| 埼玉 ☁| Comment(11) | TrackBack(4) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする