2008年04月20日

「Excel 計算表で帳票の作成・集計に便利な [関数] 技2」川口 輝久 技術評論社

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通勤電車に乗っている空き時間に読んで、仕事で使えるエクセルの関数をマスターしようというコンセプトの実用本。

狙いは成功していると思います。コンパクトなサイズに、シンプルな構成。豊富なカラーで見易く、分かり易い内容です。基礎から一歩進んで、実際の業務で使える水準で関数の使い方を説明しています。

うまく生かせば、業務作業の効率化に資すると思います。

あえて一言だけ言うと、関数の複数組み合わせで実践的な使い方を説明しているので個々の関数の処理を追って理解する必要があります。車中でそれをやっていると非常に疲れるということ。

実際にやっていると、せいぜい20分まで。30分以上は疲れてしまい、これからの仕事本番に差し支えます。個人的には電車内よりも早く会社に行って30分集中して読んだ方が効果的だと思います。本書のコンセプトに若干反しますけどね。

ただ、使える本だと思いました。見易いです。勿論、全部を読むような本ではなく、自分が使う部分だけは完璧に。それ以外は必要になった時に参照できるようにどんな関数があるのか軽く目を通しておけば良いと思います。
<個人的メモ>
INDIRECT(範囲を示す文字列):範囲として認識できる文字列をセル範囲にする。
ISREF(名前):名前がセル範囲として使えるときはTRUEを返す。
【目次】
第1章 覚えて損なし!数値や金額を扱うコツ
第2章 入力作業を楽にする!文字列を扱うコツ
第3章 これで完璧!日付を扱うコツ
第4章 こんなこともできるのか!リストや一覧表を扱うコツ
第5章 ここまでできれば文句なし!集計を行うコツ
Excel 計算表で帳票の作成・集計に便利な [関数] 技2 (かんたん通勤快読)(amazonリンク)

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「ビジネスプランニングの達人になる法」志村 勉 PHP研究所

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ビジネス(モデル)プランの作成指南書。

冒頭に書かれているようは、何をするかよりも「誰が」「どうやるか」の方が大切とか、押さえるべき本質を踏まえたうえで、方法論(本書のポイントは、アウトフレームの多用がウリ)から取り組むことで、効率的且つ漏れのないビジネスのやり方を教えている。

起業家向けのセミナー等で、まさにしばしばレクチャーされるタイプの内容です。学生の時から、この手の関心があったし、社会人になってからも幾つか受けているのでこの種のものの効用は認めるものの、本では正直効果が薄い気がしてならない。

その場でレクチャーを受けて、実際にやってみながらその手法を体感し、習得する、その後で知識の整理として本書を読むならいいが、この本だけ読んでも私の場合、文字が上滑りしてしまった。

逆にいうと、非常にありがちな本。フレームを利用して、それに対象物を当てはめるだけで効率的なある種のルーチン化された作業に変換し、定型的に処理するってのは、まさにコンサル会社が大好きなパターン。

いかにも分析してます、戦略してますってカンジ。マーケティングとかの分野に嫌ってほど、たくさんいらっしゃるカンジ。私が専門にやってたデータベースマーケティングの本やセミナーなどで飽きるほど、読んだり&聞いたりしたノリなのですが、実際にそれで成功した企業というのは、ごく一例なんですけど・・・。

アウトフレームの利用に主眼が置かれているが、個人的にはその仕組みを生み出す人が一番学ぶ果実が大きいはず。人の作ったものを最初は利用するのも良いが、利用しながら、フィードバックし、それを修正・発展させる視点が本書には読み取れなかった。(固定化し過ぎでしょ!)

まあ、ビジネスプランはもっともらしいの作って、国金から融資受けて事業をしたものの、それを永続的に発展させられなかった私が言っても説得力ないかもしれません。

まだまだ会社は幾つか作ろうとは思うものの、とりあえず、自分以外の人の協力や提携も考えようと思ったりしながら、ビジネス書を読み、日々のお仕事に精励する私だったりします。

こんな私でもネット部門の別会社を経営してくれないかと言ってくれる人もいますが、先が見えず、胡散臭い話が多いのでどうにものれません。発想や行動は突飛でも、根底が堅実でない人と仕事で組みたくないもんなあ〜。

もっと&もっと、経験と知識を貪欲に習得せねば! 

ITベンチャーやらベンチャー企業を梯子したので、成功している会社はむしろ定式化(見える化)できない部分にこそ、マネできない独自性、優位性があると思っている私なのでした。

勿論、当たり前のことを当たり前に出来たうえでの話しですが。
【目次】
1章顧客価値の創造
2章ビジネスの着眼法を顧客の創造
3章ブルー・オーシャン戦略の活用
4章利益モデルを組み込む
5章戦略立案とビジネスプランニング
6章成功ビジネスから学ぶ
ビジネスプランニングの達人になる法(amazonリンク)

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それ以外のビジネス書は左上の【書評 実用・ビジネス】 カテゴリより。
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2008年04月18日

「私の仕事術」松本 大 講談社

マネックス証券社長によるビジネス書。実は、著者がビジネス誌に書いた記事を何度か読んだことがあるが、すっごくつまらなかった覚えしかない。

それなのに、本書では非常に有益なことを多々述べられていると思った。雑誌に書かれていたことと当然重複するのだが、本として読むのと記事で読むのでこれほど、私の受け取り方が変わった点がまず面白かった!

記事では要点を絞り過ぎてしまい、説明が不足した結果、私には価値を見出せなくなってしまったらしい。これは、新しい『気づき』だ。
・・・・同じ著者でも本と記事は違う、この点を今後は留意したい。

さて、前置きが長かったが、本書について。

「時間間隔」の説明でディスカウントレートを用いているのが面白い。
いかにも金融の世界で働いてきた方らしい説明だが、納得できる。
期限までに出来ない仕事は無価値であり、期限後に100%以上のものが出来ても現在価値に割り引いて考えたら、著しく価値を減ずるというのは、もっともだ。

判断回数が増えれば、増えるほどトータルでみた期待値としての正解率がupし、経験によるフィードバックによりそもそも一回毎の正解率自体も向上する。
・・・これは、以前いた通販会社の社長から嫌ってほど、教えられたことと同じだった。新規事業や新企画は、とにかく数をこなす。その際に、撤退すべき損失額と期待できる利得額を事前に想定し、その基準に従ってひたすら数をこなす中で、成功するシーズを見出し、稼げる事業として育てていく。これって商品開発にも共通するアイデアだったりする。 ⇒ 失敗は当然として、受け入れる。

重要なのは以下の2点
1)失敗を事前にできるだけ減らすべく計算したうえで、実行
2)失敗から得たモノをフィードバックし、次回へつなげること 


アメリカのTV番組「スタートレック」。
多様性を認め、リーダーが責任と自負心を持って行動にあたる。人間の普遍ともいうべき価値観を前面にうたっているのが素晴らしい!
私自身も大・大・大好きな番組の一つですが、見る人はしっかり観てますね。著者も大いにこの番組を評価し、薦めています。私は、その点だけでも著者の価値観に大いなる共感を覚えました。

私的にはこの番組こそ、アメリカの建前であると同時に、アメリカの誇るべき良識であり、価値観だと思っています。ちょい見、似たように見える「スターウォーズ」のような、野蛮な帝国主義的価値観(←私の偏見)は、逆に大嫌いです。3部作全部見てるけど・・・。

昨今、勝間氏のビジネス本とかが売れていますが、あれって受験参考書の延長線上にある、マニュアル本ですよ! 為すべき事が優先順位と共に列挙してあり、マネしたい人はそれを何も考えずに、ただ&ただ実行するだけ。

勿論、現在、この瞬間においてそれなりに成果は出せると思う。その点では売れるのも道理だが、何でも大切なのは、自らそういった『手法』を見出す能力でしょう!! 勝間氏ご自身は、勿論その能力をお持ちだと思うが、あの本にはその一番大切な点が欠けている、と思う。

日本人の学生に、そして社会人に一番欠如している能力。パッケージで旅行して、何かを自ら経験したと勘違いしたまま気付かない天然気質。

散々、迂回して非効率的な失敗をすることで、初めて効率的なものへ至る道を見出せる、その事を理解できない人が実に多い。本書では、そういったものを含めて本質を語っていると思うし、私には素直に首肯できる事柄が大変多い。

私にとっては、ここ半年の中で一番価値あるビジネス書だったかもしれない。強くお薦めします!! まあ、勝間氏の本と、本書の松本氏の一番違いは、リーダーでなかった人とリーダーだった人の違いなんですけどね。GEのジャックウェルチ本なんかも、当然後者と相通じるものがあったりしました。

私は、労働者ではなく経営者に興味があるので本書の方を迷わず選びます。両者を読み比べると、違いが如実に出て更に面白いですよ〜。

今度、話題の「まぐれ」を読むから、そちらとも読み比べてみたいです、楽しみ&楽しみ(笑顔)。
【目次】
第1章 「コミュニケーション」とは結果を出すこと
第2章 「時間感覚」を強く持とう
第3章 情報収集のカンどころ
第4章 自分を高める「ビジネス現場での心構え」
第5章 悩んだ時の心の処し方
第6章 もしも起業したならば
第7章 まずはアクションを起こそう
終章 「今のマネックス証券と松本大」―文庫化にあたって
私の仕事術 (講談社+α文庫)
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2008年04月14日

「エクセル関数できた!」アスキー

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エクセル関数の超入門書。プログラミングを少しでもかじったことがある人なら、全然問題ないと思うのですが、そうでない人がつまずき易いであろう、「そもそも関数って何?」から始まり、引数(ひきすう)やエラー値の説明が詳しく書かれています。

何気にエクセルなどを使っていて、分かったようになっていたエラー値ですが、本書を読んで改めて明確に理解できました(苦笑)。

その一方、関数部分の説明は、普通。一見すると分かり易そうなイラストが私的には、かえってうざい。また、関数の使い方として他の関数と複合的な事例を出してますが、これが良くない!

何故なら、実際の使い方としては、確かに有用なのですが、他の関数と組み合わせることで知りたい関数自体の使用方法が分からなくなることが多々あった。他の関数がイマイチ分からなくて、肝心の関数の使い方までよく分からなくなるのは本末転倒ですよね。

その辺は本書のマイナス点だと思う。本書の良い点は、最初の基本的用語や概念の説明で、それ以外は良くて平均点の出来。流し読みで十分な本でした。
引数の種類(6個)

{数値、文字列、論理値、エラー値、セル参照、配列}
エラー値の種類(8個)

#NULL!・・・セル参照の方法が間違っていて、参照先が見つからない場合
#DIV/O!・・・空白のセルやゼロで割り算を行った場合
#VALUE!・・・演算子の種類が正しくない or 引数の要素が間違っている場合
#REF!・・・参照先のセルが無かったり、無効なデータの場合
#NAME?・・・関数の名前が間違っている場合
#NUM!・・・処理できない大きな数値、数式に不適切な数値を入れた場合
#N/A・・・検索用の関数で、見つける値とした引数が不適切な場合
####・・・セルの幅が足りなくて、表示できない場合
そうそう、仕事で作ったマクロの処理でこの関数を知っていたら、もっと簡潔にできたのに・・・と悔やんでしまった関数。
既に本番環境で使ってるので、作り直すとかえってエラー等が怖いのでもういじりませんけどね。メモメモ。

 TRIM:スペースを削除する。但し、文字列と文字列の間に複数のスペースがあった時、一つを残して、後のスペースを削除する

 SUBSTITUTE(文字列、検索文字列、置換文字列):
 検索文字列を同じ箇所を探して、置き換える

エクセル関数できた!―「~したい」インデックスで目的の関数を一発検索! (amazonリンク)

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2008年03月26日

「成功への孫子」ジェラルド マイケルソン、 スティーヴン マイケルソン 主婦の友社

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とても読み易い本です。書かれていることは、どれももっともなことです。でも、ただ箇条書きにしてあるだけの『標語』に価値を見出すのは難しいと思います。

日本のビジネス紙などにも、この手のよくありますが、想像以上に表面的過ぎて失望しました。そして、たいした文章量もないのに、いちいち<要約>としてまとめが書かれているのですが、その要約の内容が文章で言っていることと微妙にポイントがずれているのって何故?

原文がそもそもおかしいのか、訳がおかしいのか不明ですが、内容的にみて絶対に<要約>不自然だと思う。

著者ですが、元々軍事戦略が専門で、それを経営に応用したというのですが、経歴にはそれらしい点が全く読み取れません! 通常なら、OR(operatoion research)の専門家かと思うのですが、文章中にその片鱗さえ窺えないのですが・・・???

一応、私も学生時代はORは当然習ったので知ってますが、おかしいです。また、孫子がうんぬんといいつつもクラウゼヴィッツ出すってのはおかしいでしょう。

申し訳ないが、だったら最初から古典中の古典たるクラウゼヴィッツの著作を読むべきです。しかもここで書かれているのは、戦略などというにはおこがましいレベルの低次元。呆れ果てるとはこのことです。

本書を読むなら、「ガリア戦記」や「アレクサンダー大王東征録」、あるいは、石原莞爾の「最終戦総論」でも読んだ方が何万倍も役に立ちます。特に、読み取る力のある人が読めば、絶対に何らかの有意の知識を得られるだけの名著だと思います。

本書がどれほど、駄目かというと第5部を読むと、衝動的に火をつけたくなるほどです。これで孫子の知恵を生かしたという気でしょうか? なかなかに笑わせてくれます。

しかし、原著が本当に売れたのか大いに疑問です。ハウツー本の大好きなアメリカで、類書の多い中でこれが売れたのって読者に合わせてレベルが限りなく低かったからでしょうか? どうしても納得がいかない本でした。

ただ、誤解ないように言うと、個々に書かれていることが悪いわけではないです。あまりにも上っ面過ぎて、経験やら何やらあえて本で読むだけの付加価値を見出せない、この点が問題だと思いました。

まあ、読む価値のない本です。しかし、本当にこの人があのP&Gとかでコンサルしてたんでしょうか? う〜ん、信じられません。
【目次】
第1部 成功をつかむのは、どんな人間か?
イントロダクション 自分とはどんな人間か?
己を知れ
誠実になりなさい
きちんと耳を傾けなければ敗北する
思いやりが意外な時に役立つ
リスクは成功者の必須要素
規律を守りなさい
創造力を発揮しなさい
低レベルに満足すれば、一生そこの住人になる
信頼のおける忠告を求めなさい

第2部 成功をつかむための戦略
イントロダクション 戦術の前につねに戦略あり
自分の戦いの場を知りなさい
個人的人脈を築き上げなさい
優れた戦略を立てなさい
戦わずして勝つには?
自分の長所を、相手の弱点にぶつける
避ける障害はきちんと避ける
磐石の立場を築く
現状を打破する
計画はこう立てる


第3部 成功に向けての戦術
イントロダクション 戦略と戦術との連携
攻撃態勢を取る
素早く動きなさい
弾みをつける
チャンスを利用する
この三つの手段が勝ち組の条件
戦略上優位に立つための高所の占領法
成功を次の成功への踏み台にせよ

第4部 競争に打ち勝つ
イントロダクション 何が最重要なのか判断する四つの忠告
勝つ方法とタイミング
巧みな攻撃が勝利を引き寄せる
タイミングがすべて

第5部 成功者の実話
コーチングの課題
奇襲作戦
ビジネスへの応用
日常生活のルールにする
有効な決断
成功への孫子―覇権国アメリカ的な孫子分析(amazonリンク)
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2008年03月16日

「残業ゼロ」の仕事力 吉越浩一郎 日本能率協会マネジメント 出版情報事業

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内容としては、実に的確な指摘であり、実際にそれを実践し、成果を出してきた方のものだと思うが、文章としては駄目。

あまりにも無駄が多くて前半は特に冗長、非効率的な文章の典型例。最初はかなり飛ばし読むすることをお薦めする。ポイントは数点のみ。本書独自のものは、一切無い。

以下、要約して列挙してみる。
仕事には明確なデッドラインを設定する
⇒スピードと密度が上がる

問題処理のフロー:
1)緊急対策・・・最優先で処理すべき事に対して、対処療法
2)再発防止・・・原因を追究し、二度と起こらない予防措置の実施
3)横展開・・・類似の現象が生じる可能性があるところへも予防措置を実施

複雑な問題は、複数要因の組み合わせである場合が多い。
⇒問題を小さな問題に切り分けたうえで、問題処理のフローを適用し、緊急性の高いものから処理する

「リーダーシップよりもフォロワーシップ」
フォロワーシップとは、リーダーの指示に従いながら、リーダーをフォローする能力。指示の背景にある意味を把握したり、全社的な視点から、その指示の必要性を理解していることが同時に必要とされる。

仕事の範囲が明確になっていることが高い生産性を可能にする。
朝、定時に会社に来て新聞を読んでいる人がいる。私の経験でこういう人で有能だった人はいない。同様に朝の一服などをしている人で使える人はいないだろう。

朝イチは一番生産性の上がる時間帯であり、電話がかかってきたり、会議の始まる前に、最優先事項の処理と一日の作業スケジュール作成(まさに当日内でのデッドライン設定)は必須でしょう!

問題の切り分けもあまりにも常識的過ぎるが、突発的なトラブル発生時、それが的確且つ迅速にできる人は、数少ない。

フォロワーシップですが、私は若いときに嫌ってほどやったのでこれは実感として分かりますね。社長直属で他部署や役員に指示の伝達やプロジェクトの進捗確認等のフォロー、経営戦略資料の作成&立案等、ありとあらゆることやったから、本当に勉強になりました。

もっとも著者もかかれてますが、どんなにフォロワーシップが出来てもそれがリーダーシップに繋がるかということは別問題で、たぶんに個人的資質に影響される、というのがやはり正解のような気がします。

どんなに優れた従業員(管理職)でも、経営者とは根本的に違うというのは真実だと思います。経営者は、当然、業務を理解していなければなりませんが、業務を遂行する能力はなくてかまわないのですから!

ビジネス書としては、読む価値は無いでしょう。仕事のできる人は、間違いなくすべて実践している、常識範囲です。勿論、それを実践していて成果を出している点が著者の非凡なところですが、一番大切な実践上の経験やアドバイスが足りないように感じてなりません。

端的に言うと、安易な本で時間の無駄。
【目次】
第1章 御社の残業がなくならない理由
第2章 問題はとにかく「分けて」考える
第3章 次に「会議」を変えていこう
第4章 「続ける」ための考え方
第5章 「速くて強い」チームの作り方
第6章 「仕事の常識」はこれだけ変わった
第7章 ほんとうのワークライフバランス
「残業ゼロ」の仕事力(amazonリンク)
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2008年03月06日

「週刊 ダイヤモンド 2008年 2/9号」「グーグル化」知的生産革命

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特集名は、「グーグル化」と昨今のブームに乗ったタイトルではあるが、少なくともこの特集内容に関する限り、グーグル化とはほとんど関連性がない。グーグルに関する部分は、いつも以上に初歩の初歩の内容で普通に仕事しているビジネスマンでこれらを知らなかったら、ちょっと問題では?という感じさえするレベル。

むしろ、他の著作で書かれている勝間氏のノウハウの要約(あるいは、焼き直し)として捉えるべき内容。本を読んでいる人なら、あえて読む必要はないが、初めてだったら、非常に効率よくまとめられているので大いに価値があると思います。

逆に従来の著作の中で触れられていなくて、今回の特集で興味深かったのは、著作の宣伝手法(=いかにして本の知名度を上げて、売上を伸ばすか?)。これは、最近流行の口コミマーケティングを最大限活用しており、ベタ過ぎるほどだが、それを徹底的に行っているのが特徴!
アルファブロガーやソーシャルブックマークなどの解説が、分かり易い。

ちなみに・・・うちのブログもアルファブロガーの一次審査は先月パスしたとかメールもらったりする。はてなブックマークにもパラパラと入っていたりする。・・・でも知名度ないけどね(笑)。献本も数冊しかもらったことないから、メジャーへの道は遠い(目差してないけど・・・ネ!)

そうそう親指シフトとかを薦めているけど、正直この点は苦笑(というより、失笑)した!!
私は大学生の時、最も効率的な入力方法として当時ワープロでこれをやっていたが、就職したらローマ字入力しか選択肢がなく非常に苦労した。会社の研修中にローマ字入力ができず、作業が一番遅くなって休日の間、ずっとこっそりローマ字入力の練習をしていたっけ。

また、海外で旅行していて現地からメールするとき、親指シフトなんてできるわけないじゃん。その為にソフト使うなんて、本末転倒ではないでしょうか? ローマ字入力で私は十分に早いですし、通常の入力スピードで他人に負けることなんてほとんどないです。

出先でイチイチ親指シフトにこだわる無駄なことをするよりも、ローマ字入力だけに絞って効率性を高めるべきではないでしょうか? 

そうそうgmailの活用法も確かに当然の利用法なのですが、知っている人は知っていると思いますが、gmailのセキュリティが海外では大問題になっていますね。その為、多国籍で展開している企業では、gmailへの転送を禁止しているところが結構あります。

その場合、勝間氏のいうgmailのビジネス活用はそもそも前提からして不可能だったりします。私の知り合いの会社もgmailへの転送禁止令が出ているし、そもそもできないように設定されています。その辺には、全く触れられていないようですが・・・どうなんでしょう?

まさかプライベート限定での話しなのかな? 

どうもIT機器を使いこなす的な話が多いのですが、私には、あまり有益ではありませんでした。今回の特集ではあまり触れられなかった、勝間氏の勉強方法とかの方が実用性の高いスキルだと思うのですけど・・・。個人的にはそちらをもっと&もっと、知りたかったです。別な本、読もうかな

紹介されている本も、あまりにも実用本位でねぇ〜。もう少しゆとりを持って教養主義的なものも期待したいところかと。話す話題も仕事関係しか無さそうで、ちょっとガッカリ。勿論、それはそれで素晴らしいとは思うのですが、私の友人達と比べると、世界が狭そう・・・。

【追記】
少し時間をおいて勝手に私が気付いたこと。
ランチで情報交換とか、通勤時の自転車利用とか、勝間氏の特筆すべきノウハウは、やっぱり全て日常生活の中に『行う』べく組み込んでしまうシステム(仕組み作り)ではないかと思う。意思の力で行うのではなく、システムとして達成できるようにしてしまう、この視点で今回の特集内容を見てみると、非常に理解し易く、納得がいくように感じた。

それと・・・ビジネス書にしばしばあるが、amazonで1冊購入しても送料が無料になる価格(=1500円以上)に本の値段を設定するのも基本なんでしょうね。特集内では、触れてないけど。忙しいビジネスマンが本を買うならamazonでしょう。書評を見て買うにしろ、ネット経由が一般的なら、これはある意味必須要件。

本来なら、1200円や1300円でも十分なのに、あえてamazon対策で1500円以上のプライシングって、まさにベタなマーケティングの基本ですね。納得!!
【特集の目次】
PROLOGUE 書けば必ず売れる勝間本の秘密
 インターネットで自己増殖する「勝間本」情報のメカニズム
 現代最強の「口コミ媒体」はてブトルネードの猛威
 ベストセラー陰の仕掛け人「アルファブロガー」の実像

STEP1 グーグルを使い倒す
 マイクロソフトを脅かすグーグルのオープン戦略

STEP2 1%の本質を見抜く
 マッキンゼーで教わった情報整理の「イロハのイ」
 最強の「優良コンテンツ」!良書が知的生産力を高める

STEP3 すきま時間を上手に使う
 時間のムダをあぶり出す勝間式「手帳術」の真骨頂

STEP4 人脈づくりの基本技術
 マクドナルドで実践可能 「数字力」を鍛える思考術
 働く女性の「"知"の集積基地」 グーグル化したムギ畑の威力
 面白いように仕事が進む知的生産術の「3種の神器」

EPILOGUE 「私の知的生産術」の系譜
週刊 ダイヤモンド 2008年 2/9号(amazonリンク)

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「会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール」福沢 恵子、勝間 和代 ディスカヴァー・トゥエンティワン
「仕事に活かす!本200%活用ブック」日本能率協会マネジメントセンター
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2008年03月03日

「仕事に使える Excel マクロ&VBA の基本がマスターできる本」小館由典 インプレス

EXCELVBA.jpg

非常にちゃらい造りの今風の本です。でも、携帯し易い大きさと薄さ、カラフルで分かり易い色使いは秀逸です。最近、類書が多い中では定評のあるインプレスにしておきました。通勤途中でさあっと目を通して知識を確認したい時には、最適です。

実際、通勤電車の往復で全部目を通せましたが、マクロやVBAの基本中の基本を、シンプル且つ的確にまとめてあって実に有用だと思いました。

エクセルのVBA自体は、8年ぶりぐらいに使ったので、はるか昔の記憶の為、だいたいは分かるものの微妙に忘れていたりする。

本書を読んで、基本をしっかり確実に思い出せたので、明日からは楽勝でVBA作成ができそうです。良かったぁ〜♪

この手のものは、基本ができたら、後は慣れと関数を使いながら理解していくだけですが、手頃なものが見つかってラッキーです。初めてマクロやVBAをやろうとする人にも勿論、有用だと思います。

内容的には、似たようなもの多いのですが、何しろ大きくてかさばるのが難点。忙しい人は電車の中ぐらいしか、読書時間ないでしょう。そういう意味でこの大きさ・携帯性だけでも十分に評価に値します。

元々、基本書として出てる本を更に厳選・要約して薄くし、値段を下げたものみたいですが、値段が安いのも嬉しいです。後は、ネットで関数を調べれば十分です。必要なら、関数だけのリファレレンス買ってもいいしね。

とにかくこの手のアプリケーションの入門書としては、一押しです。分かっている人には、不必要な部分が多いでしょうが(私でも9割以上は、知っていても確認がしたかった)、入門書レベルでは最適だと思います(笑顔)。

読破する手間がかからず、実務に使えて、安いという点でコストパフォーマンスが非常に高いです。
【目次】
第1章 マクロの基本を知る
第2章 名簿整理の操作を記録してマクロを作る
第3章 データを転記する操作を記録して相対参照マクロを作る
第4章 VBAプログラミングでマクロを修正する
第5章 VBAを使って見積書を使いやすくカスタマイズする
第6章 VBAプログラミングで帳票を便利にカスタマイズする
できるポケット 仕事に使える Excel マクロ&VBA の基本がマスターできる本(amazonリンク)

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「下流社会」三浦展 光文社

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数年前に流行った本です。いつも通りひねくれ者の私は、売れてる時は見向きもしませんでした。友人が読んだと聞いた時も、全然関心がなかったのですが、ほとぼりもさめた頃なので、ようやく読んでみました。

感想を一言で言うと、なかなか面白い! 
対象集団をその属性で分類して類型化し、その類型化したグループ毎に個別化した最も効果的と思われる種々の販促企画を実施していくというのは、マーケティングの基本ですが、まさにその王道のパターンを行っています。

もっともずいぶん前からはその類型化は一層細分化して、ONE TO ONE MAKETING になり、それすらも古くなった昨今のご時勢から言うと、ずいぶんと古臭い手法ではありますが、見方を変えればトレンドを掴む的な視点からすれば、まだまだ効果的でしょう。

但し、本書の著者は社会的に顕著な現象(=マスコミで囃し立てて、一般人が関心を持ちそうな話題)を採り上げ、それを仮説と統計的資料から説明しようとしているのですが、それを踏まえて『行動』に結び付く提案や提言はほとんどありません(本書の「おわりに」で書かれたものは、あくまでも体裁を整えた程度で価値はないでしょう)。

端的に言うと、社会的にキャッチーなトピックの一見もっともらしい説明をした本、ではないかと思います。(これはこれで適切なものなら、素晴らしい価値があります)

最初に疑問点から挙げてみると・・・。
著者自身が頻繁に触れているが、あまりにも統計資料の標本数が少なくて、有意のものを言えるのか根本的に疑問? 即ち、統計的分析に値するのかが不明。

質問形式やアンケートの採取方法など、具体的な例示がなく、仮に質問が恣意的であったとしても、バイアスがかかっているかどうか不明です。

仮説の立て方そのものも、いきなり提示されているが、複数仮説を立てるにせよ、その仮説の前提条件の明示と合理的な選択肢の列挙が十分とはいえないだろう。

あと、文章を読んでいると怪訝に思ってしまうのはいかにもメディア受けしそうなキャッチーなトピックや用語を多用している点。ご出身がパルコ系でマーケティング情報誌をやられていたというので、思わず納得! 

いろいろな意味で非常に表現が上手いのですが、リサーチャーとしては、上っ面な感じがしてしまうのも事実(真実?)。西武の通販会社でデータベースマーケティングやってる人を知ってましたが、確かにもっともらしいのですが、細かいとこを突っ込んでみると、理論ばかりで現実がついていかず、客観性にかけていたような・・・? 同じグループ企業だからと一緒の扱いをするのも失礼な話ですが、ノリが似ているんですよ〜、ホント。

西武グループの感性経営がその後、どのようになったかは皆さんご存知の通りです。美術館も、リブロポートもつぶれちゃったしね。(経営的にはつぶして正解だと思いますが)

まあ、その辺の気になる点(統計的な分析は、あまり意味無い感じがします)を無視して、あくまでも社会変化を捉える仮説として読む分には、大変面白いと思います。

自分らしさを求めるのは下流だとか、コミュニケーション能力の不足が所得格差に関係しているとか、週刊誌の記事的なノリで読むなら、ふむふむ確かにそうかも、って思う事が多々有ります。だからこそ、たくさんの人の共感を呼び、本書が売れたのも納得のいく話です。

でも・・・
それこそ、知的好奇心旺盛で上昇志向の強い人なら、本書を読んでただ首肯しないと思います。自信と誇りを持って生きてきた自分の生き方を知ったかぶりをしたサラリーマン程度の奴なんかに類型化して解説されたら、憤りを感じるのではないでしょうか?
 
自尊心の強い人や自らを『上』のグループにいると思う人が、自分より下と思われる『人』の分を過ぎた行いに対して、安易に許容するとは思えません。まあ、余裕がある分だけ、無視して放置するという対応もありますけどね。

あくまでも一つの見方(仮説)としては、面白いし、もしかしてそうなのかも?って思うんですが、思い付き以上のものがないのが残念。
もっと、掘り下げてきちんと統計的な裏付けを取ればいいのに・・・と思うのですが・・・。

でもでも、評価が二転三転するような書き方で申し訳ないが、やっぱり面白いです。

結婚や子供の有無が、想像以上に所得水準と相関性があるというのは、悲劇というよりも喜劇ですね。さんざん自由と平等という共同幻想上に成り立ってきた日本社会の実情がこの通りだったら、目も当てられません(苦笑)。

階層により居住地域の固定化というのも、実に近代的な『自由』であるところの移動の自由、職業選択の自由が実質的に「負」の方向性でしか機能していないという指摘であり、地域分権化論とも絡ませて考えるべきテーマだと思いました。ナショナリズムの前に、セクショナリズムですか・・・ハハハ。

先日見たNHK特集の中国と比べると・・・よろしいんじゃないでしょうか? 過労死する人も減るでしょうし、所得が半分になって自由時間が倍になり、GNPが毎年マイナス成長の国っても悪くないでしょう。

ゆとりの国ですもんね、日本は。努力しているのをかっこ悪いとする国ですし。美しい国でしたっけ?ねっ? 
ふと、そんなことを思ってしまいました。

そういえば、本当に地元以外の何物も知らないでそれだけで全てに満足している人が多数いるんですよね。それはそれで、その人の価値観で良いと思いますが、その価値観がドンドン増えていく日本という国は、投資対象になるのかなあ〜とも思いますね。topixを見るまでもなく、昨今の外人売りは、すると正解かもしれませんね。ふむふむ。

と、会社を休んでブログを書いている人が言ってるようなのが、問題なんですね。仕事しろ〜って!
【目次】
第1章 「中流化」から「下流化」へ
第2章 階層化による消費者の分裂
第3章 団塊ジュニアの「下流化」は進む!
第4章 年収300万円では結婚できない!?
第5章 自分らしさを求めるのは「下流」である?
第6章 「下流」の男性はひきこもり、女性は歌って踊る
第7章 「下流」の性格、食生活、教育観
第8章 階層による居住地の固定化が起きている?
下流社会 新たな階層集団の出現(amazonリンク)

ブログ内関連記事
NHKスペシャル「激流中国・小皇帝の涙」
「大満洲国建設録」駒井徳三 中央公論社
「東京の下層社会」紀田順一郎 筑摩書房
「日本の下層社会」横山 源之助 岩波書店
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2008年03月02日

「会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール」福沢 恵子、勝間 和代 ディスカヴァー・トゥエンティワン

最近、何かと話題の人である勝間氏が以前に書いた本。この方の勉強法の本とgoogle化の本が面白くて使えるところがあったので、興味を持ち、この本も読んでみました。

結論、かなりのレベルでゴミ。ビジネス書として読むなら、時間を浪費させるだけなので悪書の部類。

書かれている内容は決して間違っていません。ほとんど全てに同感しますし、正解だと思います。問題なのは、こんな当たり前のことを本で読まなければ分からないこと(つ〜か人)。

どんな会社であってもプロジェクト・リーダー以上を経験していて、このレベルのことを理解し、実行していなかったら、単純に使えない人だと思うのですが・・・。

勿論、新入社員とかで分かっていない人がいてもそれはそれでいいと思います。私も一部しか分かってなかったし、仕事をしていけば、身に付くことだす。逆に身に付かない人は、スポイルされていくだけでしょう。

それなりの社会経験があって、本書を読んで気付きました〜という人は、その時点でだいぶ問題があるような気がしてなりません。何故なら、周りの人と一緒に部署の仕事を進めていくうえで知らなかったではすまない必須の知識だと思います。教えてくれなかったらではなく、気付くのが当然なのです。

少なくとも仕事のできる同僚や上司を観ていれば、必ず本書に書かれている以上のことを意識・無意識を問わず、実践されているのに気付きます。その際、可能な限り、高いポジションにいる人で出来る人を見ると、非常に参考になります。


さて、本書ですが、個人的には読むべきではないと思います。新人で進んでこの手の知識を学びたいとしても、この手のことは実体験を伴わずに紙の知識で知っても薄っぺらで何の役にも立たないし、身につきません。一見無駄でも、失敗を通して身に付けるべき知識と、効率的にノウハウとして習得する知識と2種類があるのではないかと私は思います。

本書に書かれていることは、まさに自分で気付かなければいけない事であり、本を読んで気付く方は既に向いていないと思うのです。そういう方が今後、この手の方向に進もうとしてもかえってマイナスのような気がします。

人には得て不得手があり、向き不向きがありますから。参考までに本書で書かれていた、何をいまさら的なものを挙げてみます。それを当然じゃんと言えるかどうかで決まるような気がします。
出世:
他人のリソースや会社のリソースをもっと自由に使えるようになること。そしてそれにより成果・利益を生む仕組みをつくること。

有能:
相手の期待値を超えた仕事をすること。
(間違っても自己の満足の為に仕事をしないこと)

本音を言って他者のメンツや立場を否定しない。自分の正しさをアピ−ルするためではなく、会社の利益に貢献するために発言する。
そうそう、本書は女性の社会進出の為のノウハウ提供という趣旨があって書かれていますが、その辺はあまり考慮しなくてもいいと思います。あくまでもビジネス社会では基礎的なレベルの話です。さすがに産休うんぬんは、関係ないけどね。

ちなみに経営者レベルでは、こんな子供騙しの話とは遠くかけ離れた次元のルールで思考し、行動されています。ベンチャー企業の創業者と会話すると、一番刺激的で創造的で得るものが多いと思います。
【目次】
はじめに
女性たちってこんな時代を歩んできたんだ・・・
15のリアル・ルール、教えます
ルール1 出世のために仕事をするべきではない。やりがいが重要である ―これって本当?
ルール2 まじめで有能であれば、周りから、認められ評価される ―これって本当?
ルール3 社内政治は本来あってはならないもの、関わるべきではない ―これって本当?
ルール4 仕事は中身が重要であり、お金にこだわるべきではない ―これって本当?
ルール5 仕事の場で群れるのは慎むべきだ ―これって本当?
ルール6 上司からよくほめられるのは、評価が高い証拠である ―これって本当?
ルール7 本音とタテマエを使い分けてはならない ―これって本当?
ルール8 人を攻撃してはいけない ―これって本当?
ルール9 人から嫌われてはいけない ―これって本当?
ルール10 残業もいとわず、できるだけたくさん仕事をする人のほうが評価される ―これって本当?
ルール11 上司の機嫌をとるよりも仕事の内容で勝負すべきだ ―これって本当?
ルール12 失敗して叱られるようなことがあってはいけない ―これって本当?
ルール13 仕事とプライベートはきっちり分けるべきだ ―これって本当?
ルール14 産休・育休は、当然の権利として堂々ととっていい ―これって本当?
ルール15 ルールはいかなるときも守らなくてはならない ―これって本当?
辛口対談・・・・・・ここだけの話
会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール(amazonリンク)

ブログ内関連記事
「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」勝間和代 ディスカヴァー・トゥエンティワン
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2008年02月26日

「超」整理法 野口 悠紀雄 中央公論社

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大昔のベストセラー本です。流行り物が嫌いなくせに、結構ミーハーという屈折した私的には、当時絶対に読みたくなかった本ですが、今ならほとぼりもさめただろうということで読んでみました。

それに本当に使える本なら、ブームが過ぎてもそこに書かれた原理・原則は生きているはずですからね(たぶん・・・)。

でもって、結論から言うと、基本的に正論だと思うし、いい加減な本ではない。でも、本書を読んで自分の役に立つ事あるか?と言われればゼロです。知っていることばかりだし、本書に書かれている以上のことを自分は実施していると断言できるから!!

何故なら、ここで述べられている本質的な整理法は、既にgmailによって100%以上実現しているからです。

要は『時系列整理法』ですが、何でもかんでもそのまま保存しておいて全文検索かけるのは、まさにgoogleの十八番です。同様にgoogleが提供している画像ソフトpicasaにあるタイムラインなんて、そのまんまですもん!

普通に情報整理を意識している人なら、誰でも当たり前に使っている話ですね。この説明で分からなければ、たぶん「情報」論で遅れてます。

ご存知のように、gmailではタグもあり、本書でいうところの分類に迷う場合のあいまいさも担保しています(=同時に複数分類可能)。さらに、gmailとブログの相互利用でより柔軟性がある(且つ自己拡大していく)外部記憶にまでなっていると思います。これって、凄いことですよ〜。

このように技術進歩が本書で著者が書いている『時代』を遠く追い越している以上、技術的なノウハウとしては陳腐化してます。また、本書で書かれている原理原則は現在も妥当してますが、もうそういう基本的なレベルでは差がつかない時代ですので、結果的に意味がないものとなっています。

そういったこととは別に、根本的なところで著者に対して異論があります。私の場合。著者は、分類することによる弊害を挙げていますが、むしろ分類する事で、対象物の評価が変わり、他の物との新しい連携に繋がりが生まれると思います。そこに新しいアイデアの芽があると思うのですけどねぇ〜。

同時に、私は書類は基本的にエッセンスだけを抜き出した後、一定期間後にためらうことなく捨てるので常に適正量であり、整理の必要性もあまりないです。本も埋もれる事はあるものの、相当量を常に処分しているので著者の論理には、承服しかねるところが大です。

まあ、確かに歩くのは脳に良い刺激を与える点だけは、同感ですけどね。私もひたすら歩くようにしていますし。

むしろ、本書を読んでいて頭に浮かんだのは、リアルタイムで売れている勝間和代氏の「自分をグーグル化する方法」って本のことです。まだ、全部読破してませんが、野口氏が言いたいことをよりシンプルに現代的に行っているのが、この本の内容になります。

もっとも、勝間氏はあまりタグとか使っていないようで、その辺、私はどうかと思いますけどね。私の場合は、gmailのアカウントを複数使い分けて用途別にしてますし、ローカルPC内とネット上で常にダブル以上にバックアップとってます。そんなのは、当たり前でしょう。つ〜か、していない人の方がビジネスマンとして疑問?なのだが・・・。

そして、あえてPCとは別に手書きのメモや大きくノートに書き出すことで、発想を広げたりするのは、常識でしょう。アイデアや問題点を明確化し、仲間と話す事でそれをブラッシュアップし、伸ばしていくのも今時、当然過ぎる話です。

個人的には、そういうのは結構好きで昔は異業種交換会とかにもよく出ていましたが、質がイマイチで時間の方がもったいなかったので最近は、出たことないなあ〜。う〜ん、今の仕事は業者と商談とかないし、会議もちゃらくて刺激無いなあ〜。もっと、ハードな仕事もしてみたいかも? 

とりあえず、明日も事務処理の合理化の為のツールを作らねば!!
【目次】
序章 あなたの整理法はまちがっている
1整理は分類か
2分類の陥穽
3アリアドネの糸

第1章 紙と戦う「超」整理法
1押出しファイリングの基本思想
2押出しファイリングの実際
3名刺も時間順に
4本の分類は可能か

第2章 パソコンによる「超」整理法
1情報管理の基本思想をくつがえす
2パソコンに何をさせるか
3パソコン超整理法の実際

第3章 整理法の一般理論
1反分類型整理法の系譜
2整理法の分類学
3最適な整理法は何か

第4章 アイディア製造システム
1発想法は存在するか?
2取掛かり
3ゆさぶり
4ひらめき捕獲システム

終章 高度知識社会に向けて
「超」整理法―情報検索と発想の新システム(amazonリンク)
効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法(amazonリンク)

ブログ内関連記事
「日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 2/19号」日経BP出版センター
「超」勉強法 野口 悠紀雄 講談社
「知」のソフトウェア 立花隆 講談社
「デジタル書斎活用術」紀田順一郎 東京堂出版
「分類する技術が仕事を変える! 」久我勝利 日本実業出版社
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2008年02月14日

「日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 2/19号」日経BP出版センター

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普段はあまり買わない雑誌だが、特集記事を立ち読みしていて気に入ったので買ってみた。

最初一読した時には、なるほどと思った内容が多かったのだが、使えるところだけメモしようとして飛ばし読みしつつ再読すると、それほど目新しいところは無かった。

以下、個人的メモ
付き合う人を間違えると、時間やエネルギーをすごく取られてしまう。従って、よく分からない人とは付き合わない。
これは微妙。確かに付き合ってマイナスになる人物が実に多い。特に飲みに行く時などは。一方で、付き合って初めてその人の持つ素晴らしい魅力を知ることも多い。

人を見抜く力があれば、ベストなのですが、神ならぬ身にはせいぜいその片鱗を感じ取るので精一杯です。私の場合は、基本、いい意味でも悪い意味でも『普通でない』人をできるだけ選ぶようにしています。

一見、普通でOKですが、「私って普通だから」と自分で言うような人とは、飲みに行きません。淡々としていても自分を持っている人、こういう人は、何かしら自分に無い魅力を持っています。まあ、そんなんだから、浅草でヤクザのちんぴらと知り合いになってしまったりするのだけれど・・・(苦笑)。
裏表を作らない。表と裏で違う事を言っていると、後で必ずつじつまを合わせなければならなくなり、かえって時間がかかるし、信頼も失ってしまうから。
これは激しく同意!! 
その瞬間は取繕えても必ず見ている人がいて、事実でないことはばれます。その際に必要とされる労力は、問題が生じたときに素直に認めて、即座に対応した場合の10倍以上になるでしょう。
それよりは、即座に自分の過ちや欠点を認めた方が、はるかに有益な『信頼』に繋がると私も思います。


あと、本書では意思決定において、時間選好率を加味して割引現在価値の期待値を最大化する決定ツリーでの例を挙げているが、私的に言えば笑止。

確かに学生時代に学んだし、実社会でも意思決定の準備段階ではそれっぽいことを確かにするが、私的にはどう考えても期待値の低くなるであろうものを、進んで選択する場合が多い。

経済でいうところの効用関数をあの表には含まれていないしね。もっとも雑誌の記事では、金が全てという効用関数なのかもしれませんが(苦笑)。

人の意思決定は、効用関数で通常かなりのバイアスがかかるし、私も積極的にそれを肯定する方なので、意味無いんだよねぇ〜。勿論、そうであっても当然、一度はそれを準備して確認したうえであえて無視するんですが・・・。

それ以外にも、はて?と個人的には疑問のある行動計画が多数挙がっていた。確かに効率化は大切なんだけど・・・そんなんだったら、どこぞの外資のコンサルタント・ファームに全て依頼しろよって!

それで会社の経営戦略がかえっておかしくなり、貴重な資金とそれ以上に貴重な時間を失った企業が山ほどありますけど・・・ネ。まあ、反面教師として読んでも良いかと。比較することで、自分の行動を再確認し、次につなげられれば、素晴らしいことですし。
【目次】・・・一部だけ抜粋
特集 できる人の「しないことリスト」
“あれもこれも” から脱出する意思決定の手法
「しないこと」を決めれば人生が変わる

[CHAPTER 1 成功を呼ぶ「しないことリスト」]
仕事の中のムダが時間とエネルギーを奪う 松本 大 氏 (マネックス ・ ビーンズ ・ ホールディングス社長CEO )
夢 ・ 目標に対するポイント以外は捨てる 熊谷正寿 氏 (GMOインターネット会長兼社長)
スーパーウーマンが切り捨てる「できないこと」 川本裕子 氏 (早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授)
COLUMN 天下人3人の「しないことリスト」

[CHAPTER 2 「しないこと」を決める方法]
“勝ち組” 企業の「マイナスの差別化」戦略
まずは重要性と緊急性の判断力を磨く
「できない」 「したくない」を決める1人コーチング
「すべきでない」を決める定量分析の方法
INTERVIEW 直感で決めてプラスαぐらいは返す YOUさん (タレント、女優、歌手)

[CHAPTER 3 「しないこと」を “実践” する極意]
大企業の中でいかに「しない」を貫くか 西山昭彦 氏 (東京ガス 西山経営研究所所長)
法的義務を確認せよ/本誌独自調査 不快にさせない断り方 ・ 頼み方
ムダを徹底カットする “ちり積も” ハック集
INTERVIEW 頑張れば何でもできると思うのは傲慢 山田太一 氏 (脚本家 ・ 作家)


日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 2/19号 [雑誌](amazonリンク)
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2008年02月11日

「超」勉強法 野口 悠紀雄 講談社

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一時、「超」整理法とかでベストセラーになった野口氏による本。本書もだいぶ売れたんじゃなかったかな? 読んだような記憶もあるが、不明? 二度目かも? 

当たり前のことしか書かれていないので、本書を読んで目からうろこということは無かった。私も一応、かつての受験生としてこの程度のことは、当然実行し、それなりの成果も挙げていたので目新しいことは無い。むしろ、単純に受験勉強の効果的な学習方法論なら、本書でも紹介されていたが和田氏の本の方がはるかに素晴らしいし、有用だと思う。大昔にあの本を読んだ時は、ある種の驚愕に近い感情を覚えたものです。

但し、本書は実に分かり易く、おそらく誰でもが容易に納得し、応用できる『原理原則』を提示し、それを具体的な方法論にまで落とし込んでいる点が特徴かと思う。これは他の本では見られない長所だと思う。

個々の科目毎の勉強法はあくまでも、原理原則の応用例としての一例ぐらいに捉えるべきだと思う。著者ご自身は、その具体的方法論の方が本書のテーマだと書かれているが、それには異論を唱えたい。

むしろ、本書で述べられている物事を学ぶ際の『原理原則』が、実社会で学ぶ際にも使える、応用性の高いツールとして私は価値があるのではないかと思う。

また、暗記する事自体は、私も非常に大切だと思うし、効率性の観点からも重要だと思うが、本書の5章で述べられている暗記法そのものは、駄目だと思う。個人的には全く使えないし、もっと良い方法を紹介している本が多数あるのでそちらをお薦めする。

以下、本書で気になった事、使えそうな事をメモ。
超勉強法の基本原則
1)面白い事を勉強する
2)全体から理解する
3)八割分かったら先に進む
まさに、この原則に則って学習を続けた場合、著しい成果が期待できると思う。仕事をしていく際にも、強い関心と情熱を持って学ばないと、金の為だけでは私はやってられないと常々考える。これは新入社員として働き出した当時から、今に至るまで変わらない私の信念でもある。激しく同意!
知識を増やして興味を深めよ。そうすれば、知識がさらに増える。

部分の積み上げで全体を理解するのではなく、全体を把握して部分を理解せよ。

「ふつうの」建物に居住し、仕事をする者は、ついに「ふつうの」発想から抜け出せないことに思い至れば・・・(以下、略)。

教科書を丸暗記すれば、英語の成績はめだってあがる。
鳥瞰図は、まさに基本中の基本。私が仕事を覚える際にも、また部下に仕事を教える際にも、まず全体像を話してその作業の意味を概説してから、開始する。何の為に、その作業をするのかこれを意識して学ぶ人とそうでない人では、習熟速度に雲泥の差が出る。また、それに関連して人に教わる時にメモを取らない人間は、それだけでたいていの場合、仕事のできない人であることが多い。

出来る人ほど、メモを取り、必要に応じてそのメモに追記していくが、最終的にはその人の頭の中に全て入っていく。これが分からない人が、最近あまりにも多いように感じる・・・。
すべての文章は次の4つのレベルに分けられる(←サイズが内容を決定する)
1)細胞−150字程度
2)短文−1500字程度
3)長文−1万5千字程度
4)本−15万字程度
これは、私があまり意識したことがなかった視点。実にイイ気づきだと思う。何かに生かしたい。
分かりやすい文章を書くルール
1)一つの文で複数の内容を述べない
2)「ねじれ(=主語と述語が対応しない)」をなくす
3)修飾関係をはっきりさせる
余計な心配事は、メモなどに書き出して、一旦追い出し、脳内のワーキング・メモリを勉強にあてよ。
これは、毎日実践しているし、今日も当然行っている。何かの作業中に気付いたことは、とりあえずメモして一旦は意識外に置く。そうすることで、目の前の事に全力を挙げて集中できるし、気付いたことは、書き出して時間を置く事で客観視され、より効率的な処理ができる場合が多い。単純に忘れる心配がないというだけでも、有効性の高い習慣だと思う。
【目次】
序章 勉強はノウハウ
第1章 「超」勉強法の基本三原則
第2章 英語の「超」勉強法
第3章 国語の「超」勉強法
第4章 数学の「超」勉強法
第5章 「超」暗記法
第6章 「超」受験法
第7章 勉強の「超」ヒント集
終章 未来への教育
「超」勉強法(amazonリンク)

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2008年02月06日

「成毛式・実践マーケティング塾」成毛 眞 日本経済新聞社

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マイクロソフト日本法人の社長を10年以上やっていた人物だけに、やはりマーケッターとしての視点には非常に説得力があり、見習うべき点が大変多かった。

その反面、著者の肩書きがなかったら、普通にあるマーケティングの本とそれほど違わないのも事実。マーケティング関係の本を何冊か読むと、必ずそのどれかに書かれている内容とも言える。

もっと著者の場合は、それを実際のビジネスで実践し、形にして成果を出している点が非凡なのであり、ある意味もっとも付加価値の高いはずのその実践への具体的過程は、たいして紹介されていない。この点は、大変残念だ。

また、良くも悪くも『実践』の行動の人なので、著者の環境では、最大限有効な手法をとられているのだと思うが、必ずしもその原則は一般化できないものもいろいろとあるように感じた。

具体的に言うと、あえて専門用語を使って商品の解説や宣伝をすることで、その商品に精通した先導者的な顧客層(オタク)を生み出し、彼らを通じて市場自体を拡大・活性化するというのは確かに卓越した戦略だが、あくまでも市場占有率の寡占を狙え、市場が拡大するという前提での話であり、市場内においての少数派である場合、それが有効だと思えない。

個人的なビジネス経験から言うと、専門用語はやはり使うべきではないと思う。顧客に努力を要求する姿勢は、確かに中長期的には、ロイヤリティの高い顧客を育てて有効ではあるが、基本的な顧客予備軍の大多数を失う危険が高い。成熟市場であれば、そうしたリスクを犯した会社は消え去るだろう。まあ、著者が念頭においているのは、あの当時のIT業界ですからね。

そういった割り引いて考慮すべき点はいくつもあるが、改めて頷かされる点も多々あった。以下、個人的メモ。
「最低レベル(=できない理由を探す保守的な人)」を切る

毎年、下から5%だけ切る。同時に、毎年新しい人が入るわけでその全体の中から、5%を切っていく。

戦略(=勝利条件の確定)と戦術を区別する。

ネットワークの外部性
ネットワークに参加するメンバーが増えるほど参加メンバーの効用が増えること。その結果、もともとの当該の商品や規格を作った企業などとは関係のないところで、ネットワークの加入者が増え、もとの企業にもプラスの影響を与える
・・・山田英夫「デファクト・スタンダードの経営戦略」中公新書

時間は貴重だからこそ無駄遣いさせよ
 ← 損切り」をためらう消費者心理で購買につなげる

専門用語で語ろう
 マニュアル代わりに使われるカタログ

何故海外ばかり出掛けるのか 
 ← 道中全てをマーケティングせよ
どんな集団、どんな組織にもマイナス面だけに脚光を浴びせ、変化を拒む人達がいる。彼らがいる限り、組織は必ず衰退すると私も信じている。
新しいアイデアに対して、生じるであろうマイナス要素を提起すること自体は、決して悪いことではない。問題なのは、どうしたらそのマイナス面をクリアできるかの対処法(あるいは代替案)を出さずない問題提起することである。私が会議を主催していた時は、マイナス要素の指摘に対しては必ず対処法をセットでなければ、その発言を評価しないようにしていたものだ。そうでなければ、会議で建設的発言など有り得ないだろう!

ネットワークの外部性、パラパラといろんな文脈で見かけるが、今ひとつ理解しているとは言い難いことに気付いたので、今度はその辺を読んでみよう。

製品カタログは、実は購入前よりも購入後に見たりするのは、意外に知られていない真実です。これは通販などでも同様で、商品到着後にこの商品って何ができるの? 何がメリットなの?ってカタログを見て初めて商品に納得するというのが、よくある行動。

その理由は簡単です。詳しいだけで読み手のことを考慮しない取り扱い説明書やマニュアルに対して、カタログは究極まで読み易さや理解し易さを目的に書かれているので、当然客は読み易いカタログを見るのです。
【目次】
第1講 利益を生み出しているのは誰?
第2講 マーケティングは楽しい戦争だ
第3講 時間を無駄遣いさせよう
第4講 隠れ中間層を探せ
第5講 魔法とファンタジーに注目しよう
第6講 ITとカネとアタマは使いよう
成毛式・実践マーケティング塾(amazonリンク)
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2008年01月04日

「超図解 Access2003 総合編」エクスメディア

定番中の定番の一つ、「超図解」シリーズの一冊です。入門編とは書いてなかったので中級以上の内容まで網羅しているかなあ〜っと思って読んだのですが、失敗しました。レベル的には初級から中級入口ぐらいです。

但し、これは私が求める内容の水準を誤っただけで本書自体は、非常に分かり易いし、説明やイラストなど大変バランスが取れています。

初めて読んで一定レベルまでなら、本書は大変使える本だと思います。実際、私も初心者だった頃はこの超図解シリーズよく買ってましてし。

今回、私が求めていた水準は、関数やマクロ及びVBAまで含んだ部分とレポート関係だったので特に前者についてはそれようの本を選ぶべきでした。できれば、基本的な事項についても復習しながら学ぼうと思ったのでレベルを落とし過ぎました。失敗&失敗!

明日にでも、関数とかマクロの本買って読んでみようっと。あと残り二日しかないしなあ〜。
【目次】
第1章 Access2003の基礎
第2章 テーブルの作成
第3章 テーブルの活用
第4章 クエリの基礎
第5章 フォームの作成
第6章 フォームの活用
第7章 レポートの作成と印刷
第8章 さまざまなクエリの活用
第9章 ピボットテーブルとピボットグラフの活用
第10章 他のアプリケーションとの連携
第11章 データベースの管理
付録
超図解 Access2003 総合編―WindowsXP/Windows2000対応 (超図解シリーズ)(amazonリンク)

ブログ内関連記事
「一歩先ゆくAccess2000裏ワザテクニック」大園博美 秀和システム
「図解 データベースマーケティング」奥山真一郎 日本実業出版社
「データマイニングがマーケティングを変える!」SASインスティチュートジャパン PHP研究所
タグ:書評 実用 access
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「ユニクロvsしまむら」月泉博 日本経済新聞社

あまりにも稚拙、あまりにもジャーナリスティック、あまりにも分析不足。ビジネス書としては、水準以下でしょう。

東洋経済や日経ビジネスとかで流通業の特集している時の記事の水準と比べると本書の分量は10倍で内容は10分の1かと・・・。

まず、あえてユニクロとしまむらを採り上げているのにその点に焦点を絞った書き方がされていない。また、本書で挙げられている項目は日経新聞で散見する記事のレベルを超えることなく、独自にインタビューしていてもありきたりのどうでもいい内容に終止し、付加価値足りえていない。

更にありきたりの素材であっても、流通の専門家として分析面で何かしらの価値があるかと期待したが、その点でも全く意味が無い。本当にこの方、流通の専門家か疑いたくなるほどです。

実は去年の深夜、TVでユニクロの柳井氏がゲストして出演している番組を見て、大変興味を覚えて本書を読んだのだけれど、全く価値が無かった。TV番組の中でご本人が語るユニクロの失敗や理念の方が本書の100倍以上の価値がありました。

ビジネスで新しいことをすれば、必ず失敗がつきものであり、とにかく成功するまで継続し、チャレンジしていく! 当たり前だけれど、不変且つ普遍の真理の方が私には役立ちます。つ〜わけで今年もいろいろチャレンジしたいもんです。

そうそう余談ですが、こんなの読むより日経の私の履歴書読みましょう♪ 通貨の番人グリーン・スパン氏のがなかなか面白い。ミクロからマクロにいった元旦の記事も、ふむふむと思いました。

それと日経一面ね。世界の二流国になりつつある日本の現状がじわじわ実感されますね! 二重価格ですか・・・。いやはや・・・。
【目次】
プロローグ なぜ今、「ユニクロVSしまむら」なのか?
第1章 中間流通の不要化(ユニクロ)と内包化(しまむら)
第2章 「早わかり」ユニクロ、しまむら創業と成長の軌跡
第3章 まさに対極に位置する経営・業態構造
第4章 トップのマネジメントとその生き様
第5章 成熟消費時代を突破する2強の「市場解読力」
第6章 “日本発”世界標準流通業を目指して
第7章 「2強の天下」はいつまで続く?
エピローグ ユニクロ、しまむらは何を破壊し何を創造したのか?
ユニクロvsしまむら―専門店2大巨頭圧勝の方程式(amazonリンク)
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2008年01月03日

「一歩先ゆくAccess2000裏ワザテクニック」大園博美 秀和システム

「裏技」と言っているので、正直言ってもう少し使えるノウハウが紹介されていると思ったのだけど、かなりお粗末な本です。

私はクエリーで集計かけた時にnull値の時に何も表示されないのをゼロ表示させるやり方を知りたくて探していて、本書を見つけました。
・・・・INT(NZ())

その点では確かに役立ったのですが、本書全般に共通する点として、ただこうすれば良い(この場合は関数が書かれてただけ)と書かれているだけで詳しい説明が無いので、個別事象においては対応できても広い意味での応用が利きません。これではあまり意味がありません。私の場合は、結局、本書で説明されているやり方を他の本で調べて補う必要がありました。

他にも取るに足らないやり方をわざわざ「裏技」と大層な呼び方をしているだけで、有用性はかなり低いです。いわゆる入門書をやっと卒業したレベルならいざしらず、少しはまともに使っている人には本書はどうかと思います。

私の場合は、レポートとかの機能は実務でほとんど使ったことないので目新しいものがありましたが、説明が足りなくてはななだ不満です。本書を買うよりも、普通の関数リファレンスとかを買った方がはるかに使える気がします。

本書は借りた本で良かったですが、買ったら後悔しそう・・・。お薦めしません。
【目次】
第1章 テーブル作成の裏ワザ
第2章 フォーム作成の裏ワザ
第3章 クエリ活用の裏ワザ
第4章 リレーションシップの裏ワザ
第5章 レポート作成の裏ワザ
第6章 その他の裏ワザ
一歩先ゆくAccess2000裏ワザテクニック(amazonリンク)
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2007年12月31日

四畳半出版社で稼ごう!

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これはどっかの古書店で見つけたけど、在庫本が大量に流れたようで105円だったもの。ブックオフにも同じ本が何冊もあった。

本書は自分で出版社を作って金を儲けようという、いかにも上っ面なアイデアとネーミングでまともな人は手に取ろうとも思わないだろうが、実は使える価値がある本です。勿論、定価としてではなく105円ならば。

出版業界の作業工程の流れや構造がシンプルに分かるうえに、原稿料は8%基本とか(私はずっと10%だと思ってた)、出版物の原価計算とかは自分が仕事で印刷会社に発注する際にも知っておきたい項目が多々あった。

ISBNコードやJEANコードなどは、仕事で係わった時に説明を聞いたことがあるけど、ほとんど忘れていたので後でメモしておくつもり。

あと巻末に出版用語解説があるば、初心者向きで簡単だからこそかえって有用かも。雑誌記事でも見たことあるけど、雑誌では足らず、少し詳しい本だと多過ぎてごちゃごちゃするが、本書のは基本的なものだけだから好都合です。

印刷物に関係する仕事をする機会があるなら、これぐらいは押さえておきたい事柄でしょう。それと・・・自費出版で売れもせず、自己顕示欲だけ満足させる為に出版したい場合に、どこぞの悪徳出版社の餌食にならない為にも最低限の仕組みと個々の作業の相場がどのくらいか知っておきたいものです。

私もコピーを書いたり、企画書を書いたりしたことはあるが、編集作業はやったことないんだよねぇ〜。印刷会社や運送業者との商談はよくやっていたが、部分的なことだけは詳しく知っていても全体像を分かっていない私のような人には、使える本です。
【目次】
Part1 出版ほど夢のもてる仕事はない
借金1億円もなんのその。1冊当てれば、完済だ! 
出版は、脱サラや退職後にぴったりの職業   
専門分野か無差別攻撃出版か
勢いのあるテーマの本を作る
さまざまなイベント会場へ出向く
1億円の売り上げ計算

Part2 四畳半出版社の作り方
四畳半出版社を作る下準備
出版社の社長のやること
出版業界の仕事
取次について
書店について
編集者のキャリア
50万円を提供するスポンサー探し
在庫は、安いトランクルームで
出版の原価計算

Part3 編集技術入門
常にペンとメモ用紙を持つ
出版テーマの絞り込み方
にわか原稿の書き方
四畳半出版社と自費出版
原稿作成から編集制作
Wordで本を作る設定
目次を作る
画像を組み込む
パソコンでの現行の書き進め方
パソコンを使った原稿整理
パソコンを使った原稿整理
Wordで本の原稿を仕上げる
スケジュール管理表の作成
ISBNコードについて

Part4 出版社としての営業活動
作った本は必ず売りさばく
現実の売上計算
新聞や雑誌に書評本を送る
自主出版物を書店から購入
本の発送方法

Part5 出版活動の実際
自己管理
出版企画を何本動かすか
本に印刷するデータ
企画立案から原稿アップ
原稿執筆
印刷会社との折衝

Appemdix出版用語解説
四畳半出版社で稼ごう!―資金50万円で、1冊当てれば一億円!
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2007年12月30日

「知」のソフトウェア 立花隆 講談社

tinosoftware.jpg

立花氏の本を読んでいると、頻繁に出てくる『知的情報のインプット&アウトプット』に関する個人的ノウハウ本を独立してまとめたもの。著者の読書に関する本でかなり重複して採り上げられている内容であり、それらが既読である場合、目新しさという点での価値は低下するが、まとめられているので分かり易くはなっている。

また、著者自身が言うようにこの手の方法論に最適な一般解が無いのであくまでも参考に資する程度だというのは、適切な理解だと思う。と同時に情報に対する基本的な姿勢・考え方には大変勉強になる点がある。

一方で本書は、執筆当時の社会情勢や技術水準に決定的に影響されていて、現在のネットやPCといった情報機器を利用した情報収集・管理・利用という点では、致命的に時代遅れである。スクラップがどうとか書いている部分や書名・雑誌名・記事・論文検索などは、あまりに古い発想とやり方で今日そのままでは全く使えない。
←googlebooksearchやgooglescholar使いましょう。amazonでもOK!
NYtimesの記事検索もあるしね。

極論すると、具体的なやり方を書いている部分(本書の四分の一ぐらい)はそっくり削ってもいいような不要な部分かもしれない。

でも、本書を読むことで自分の情報収集や管理方法を常に他人の視点から見直す契機になることも事実。肯定・否定といろいろな場合があるものの、常に刺激を受けて自らの方法論をブラッシュ・アップできるので私には本書は有用でした。

でも、私のやり方とは全く異なる点も多数ですけどね。

さて以下、私の読書メモ。
本書の構成
1)インプットの仕方
2)アウトプットの仕方
3)インプットからアウトプットに至るプロセス

インプットの二つのタイプ
・知的生産型・・・インプットは手段(アウトプットの為)
・知的生活型・・・インプットは目的

スクラッ・ブック作成について:
資料の情報収集という作業に夢中になり、本来の目的を忘れて自己目的化することだけは避ける
←何の為のスクラップかを常に明確に意識する!

スクラップ・・・同一資料をコピーなどで重複させて、クロスリファレンスに対応させる(←現代なら、テキスト付きpdfだろう)
1)単純時系列スクラップ
2)価値評価を加えて取捨選択した後、内容別に分類したもの

スクラップ時の記入項目:
紙名、年・月・日

外国の雑誌記事索引
"Readres's to Periodical Literature" THE H.W.Wilson Company社刊
アメリカの約180誌の雑誌記事が分類されている

アメリカの情報源
"A Directory of Information Resources in the United States"議会図書館発行

良き入門書の条件
・読み易い
・その世界の全体像が適確に伝えられていること
・基礎概念、基礎的方法論などがきちんと整理されて提示されていること
・更に中級・上級に進むためにはどう学んでいけばよいか、何を読めばいいかが提示されていること

読むに値しないくだらない本であるとわかったら、直ちに読むのをやめて捨てる

資料を読む時の心得:
・資料の裏づけがある客観的記述なのか? 筆者の主観的意見や思い込みに過ぎないか?
・資料の裏づけがある場合、その資料が信頼の置ける資料か否か、信頼の置ける資料であっても筆者がそれを正しく用いているかどうかの吟味が必要
  ↑
資料の信頼性チェック
 資料の方法論の吟味とその方法論の具体的実践のされ方の吟味


聞き取り取材の心得:
頭の中で絵を描け

説明下手の原因:
説明の順序が悪い

説明のプロセス:
無説明で前提としてよいある共有知識の上に、新しい共有知識を積み上げるということ=話を進めるごとに共有知識の山が危なげなく積み上げられていき、最後に結論の認識を読者と共有できればOK!

『ウラ取り』
職業的懐疑の場合、これはホントだろうと直感的に思っていても、一応必ず疑ってみることを原則とする。
・・・人は自分が信じたいことはたやすく信じてしまうものである。信じたいことなら、未確認情報でも、つい真実だと思い込んでしまう。逆に信じたくないことなら、なんとかしてその情報が真実ではない証拠を探そうとする。それ故に、自分が信じたいことに好都合な未確認情報を得た時こそ、ウラ取りを忘れるな!
私はジャーナリズムの世界は経験したことがないので分かりませんが、経営情報の分析とかマーケティング情報の分析をやっていて、本当に痛感したものです。同じ資料から、正反対の結論や求める結論へ誘導する為の資料作成がいかに容易かと。と同時に周囲の圧力に屈せず、実際の現実を現す数字としてそれを評価することがいかに大変かを。

どんな組織であれ、上司や部下、関連部署や自分への評価など思惑が無いことなどなく、それが意識・無意識を問わず、判断を歪めるものだったりする。また、数字の評価だけではなく、数字の取り方もなかなか難しいし、最近流行のネット調査ほどいい加減なものはない。

何故なら、私も現実の実態を知る為に複数の調査モニターを今も兼ねているが、僅かな報酬で膨大な質問数。誰がまともに回答するだろうか?それなりに考えられていれば、誠実に回答しようとするが、実際、あまりにもひどい質問形式だと私はかなり作為的に適当な回答をする。おそらく、これは他のモニターでもそうするだろう。

残念ながら、調査を依頼する企業はコストとアンケート結果だけしか見ておらず、具体的な方法論の適否まで判断しないので現在の歪んだテストマーケティングが横行しているのだが・・・。

私の企画なら絶対にネットアンケートを委託などしない。だが、楽だから丸投げしてるマーケティング部が実に多いこと、多いこと。しかもそれをベースにいくら企画を考えても・・・ネ。失笑を禁じ得ない。

まあ、いささか本書から論旨がそれたが、私の考え同様、情報を常に懐疑的に見て、元データに当たって確認する大切さを指摘されている点は、大いに共感しました。
【目次】
1情報情報のインプット&&アウトプット
2新聞情報の整理と活用
3雑誌情報の整理について
4情報検索とコンピューター
5入門書から専門書まで
6官庁情報と企業情報
7「聞き取り取材」の心得
8アウトプットと無意識の効用
9コンテ型と閃き型
10材料メモ・年表・チャート
11文章表現の技法
12懐疑の精