2005年04月03日

「妖怪図巻」京極夏彦、多田克己 国書刊行会

表紙現存する妖怪に関する和本をもとに、とっても魅力的で愛らしい(怖い?)姿を綺麗な写真(印刷)で紹介していく一冊。お手本となる作品をもとにして、たくさんの模写とか習作が作られたいたそうです。それが右ページ(化物づくし)と左ページ(百怪図巻)で対比されている点も面白いです。

個々の妖怪に関する説明は巻末にまとめてしてあり、その妖怪に関する定番エピソードや異説、名称の由来等の解説も楽しいです。まあ、あちこちの本で聞いたことあるものばかりですが、比較的よくまとまっていて知識の整理にもいいかも?なんたって、この本は絵が命、全て、の本ですから。とっても綺麗でこういうの好き!

収録内容は江戸期製作の「化物づくし」「百怪図巻」「化物絵巻」「百鬼夜行絵巻」。183ページもあってオールカラーだから、これは結構当りだったかも?高いけど…(涙)。

ろくろ首犬神塗仏

河童火車手目坊主

濡れ女ぬらりひょん猫また

かまいたち雪女野狐

幽霊

ここでも一部だけ、絵で紹介。第一段目がろくろ首、犬神、塗仏。第二段目が河童、火車、手目坊主。第三段目が濡れ女、ぬらりひょん、猫また。第四段目がかまいたち、雪女、野狐。第五段目が幽霊。

この中でお初なのが手目坊主、知らなかったので解説を読むと。博打で自分に都合の良い目や札を出すイカサマが手目。で、その手目(=いかさま)を見せているのでイカサマばれた=化けの皮がはがれた、妖怪になるそうです。なかなか粋ですね。しかも勝負に負ける=坊主、にかけているというんだから、西洋絵画の図像にも負けませんよ。まあ、世界中に共通かな、こういうのは。楽しいですね(笑顔)。

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posted by alice-room at 15:10
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