2019年02月25日

「道化師の蝶」円城 塔 講談社

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名前は知っておりましたが、芥川賞作家さんだったんですね。
しかも本書で。

少し前に読んだ「読書で離婚を考えた。」という本で著者に関心を持ち、あと、元々伊藤計劃の未完作品の共著でも名前を聞いていたのでいつか読んでみたいと思っていて、本書を見つけたので読んでみました。

なるほどね、こういう作風なんですね。
まあ、こういうのもありっちゃ、ありなんでしょうけれど・・・。

確かにちょっと面白い感じはします。
SFには、この手のよくありますしね。

でも、物語の途中で終わってしまった感があるのは私だけでしょうか?

神林 長平の「言葉使い師」とか西尾維新の「ニンギョウがニンギョウ」とかの方が個人的には好きだったりする。

それ以上に本書を読んで思ったのは、今はこういう作品が芥川賞なんだなあ~と驚きをもって感じました。
芥川賞受賞作品がベストセラーにならず、社会に影響を及ぼさない時代。
選者や選考基準が時代のベクトルとは違って独り歩きしているんでしょうか?
今はそういう時代ではない、という言葉で自己弁護するのは聞き飽きましたが、なんか違うだろうと思わずにはいられませんでした。

ただ、本書嫌いではないです。
単純に「スキ!」とも言えないのですが、気になる作品(?)かもしれません。
もう読まないかもしれませんが、否定的な感想は持ちませんでした。
いろんな意味で「ビミョー」かも?

【目次】
道化師の蝶
松ノ枝の記


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ブログ内関連記事
「読書で離婚を考えた。」円城 塔、田辺 青蛙 幻冬舎
「ニンギョウがニンギョウ」西尾維新 講談社
ラベル:書評 芥川賞 小説
posted by alice-room at 05:24| Comment(0) | 【書評 小説C】 | 更新情報をチェックする

「僕僕先生 零 」仁木 英之 新潮社

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僕僕先生シリーズのその前段階のお話という設定での新編シリーズの開幕。
なんだけれど・・・・。

正直、本書はつまらない。
読んでいて苦痛でした。
その為、途中で読むのを止めました。

う~ん、著者の作品期待してたんだけれど、この前の僕僕先生シリーズも最後の方で低迷してたけれど・・・。
全巻揃えようかと何冊か買っちゃいましたが、一気に本書で熱が冷めました。

すべて売り払い、著者の書いた作品はもう読みません。
僕僕先生は1巻が一番面白く、後はドンドン方向性がそれて歪み、1巻の素敵な味わいが無くなり、駄作に堕ちたかと。
凄く残念で悲しいです。

僕僕先生 零 (新潮文庫nex) (amazonリンク)
posted by alice-room at 04:59| Comment(0) | 【書評 小説C】 | 更新情報をチェックする

「死ぬほど読書」丹羽 宇一郎 幻冬舎

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元伊藤忠の社長さんの本。
著者が書いた経済記事とか本について書かれた記事とかは以前から読んでいて、共感&勉強になることが多かったので期待して読みました。

今回、まとめて4冊読んだ読書ハウツー本の中では一番有用な本かと。

で、どこが有用かというと・・・・。
先週ぐらいに読んだから、もう内容を忘れている・・・・。

コロボックルの前に読んで、本書の後、10冊近く読んだら、記憶から消えた。

もう、完全に備忘録として、まとめて読んだ4冊の中では断トツで一番だった本。

・読書の価値
・本の「使い方」
・見る読書
・死ぬほど読書

以上。

【目次】
第1章 本に代わるものはない
第2章 どんな本を読めばいいのか
第3章 頭を使う読書の効用
第4章 本を読まない日はない
第5章 読書の真価は生き方に表れる
第6章 本の底力


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ラベル:書評 読書
posted by alice-room at 04:47| Comment(0) | 【書評 本】 | 更新情報をチェックする

「見る読書」榊原 英資 ベストセラーズ

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著者の書いた経済記事は以前からよく目にしていて、個人的には馴染みのある著者の書いた読書ハウツー本。

こちらも標準的な内容ですね。
一部、個人的には納得しない点もありますが、まあ、大筋、こんな感じの読み方が多いです。私も。

本書で特徴的なのは、紹介されている本はなかなか斬新な内容のものが多いですね。
どこまでが読むに値する内容の本で、個人的にも読んでみようかと思うかは別ですが、どっかで書名を見たときに反応するだけのフックにはなるかと。勿論、見方次第でどうとでもなりますのでそれが正しいか否か、納得できるか否かは別物ですが、視野は広がりそうな感じがします。

ただ・・・目から鱗、とまではいきません。
読んでも読まなくても良い本かと。

【目次】
第1章 「さわり」を読む―頭の中に残る情報だけが重要だ
第2章 読書の土台をつくる―子どもや学生のころに読んだ本
第3章 歴史を学ぶ―大局観が身につく本
第4章 視野を広げる―世界を縦・横・斜めに見る本
第5章 経済を学ぶ―「今日よりいい明日はない」生き方


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ラベル:書評 読書
posted by alice-room at 04:33| Comment(0) | 【書評 本】 | 更新情報をチェックする

「本の「使い方」」出口 治明 KADOKAWA/角川書店

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ライフネット生命の創業者(所謂ビジネスマン)の書かれた本です。
何と言いましょうか、実に標準的な or 教科書的な、まさに本の利用方法のハウツー本かと思います。
悪い意味ではなく、いい意味で。

ただ・・ね、本を読んで役立てようという発想自体がもう私的には古臭い前時代的な発想に思えてなりません。

こういうこと書くとそもそもの本書の企画自体を否定するもんで、だったら、それを企図した本を読まなきゃいいだけなんですけどね。
あえて、タイトルで分かっているのにそういう本を読む私が間違っているだけなんですが・・・。

まあ、自分の関心のある本を自己欲求に従ってひたすら読んで学び、社会にも、世界にも還元せず、ひたすら自己の快楽欲求に資するというのは反社会的な在り様なんでしょうか?

昔の隠遁者や世捨て人的な生き方がようやくこの歳になって、実感出来るようになりました。
(若い時から、まあ、やってることはそれと変わりませんが・・・・苦笑)

功利主義的に読書を行うなら、ある種の人達には役立つかも?
ただ、普通にある程度、勉強したり、読書している人なら、既知の内容レベルです。
特別な方法は一切ありませんので、読書初心者向きですね。
【目次】
1章 本とは「何か」―教養について考える
2章 本を「選ぶ」―「おもしろそうな本」という鉄則
3章 本と「向き合う」―1行たりとも読み飛ばさない
4章 本を「使う」―著者に左右される人、されない人
5章 本を「愛する」―自分の滋養、他者への架け橋


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ラベル:書評 読書
posted by alice-room at 04:17| Comment(0) | 【書評 本】 | 更新情報をチェックする