2017年07月07日

「美しい知の遺産 世界の図書館」ジェームズ・W・P・キャンベル 河出書房新社

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【目次】
【第1章】 失われた起源──古代世界の図書館(BC3400-AD600年)
メソポタミア/エブラの図書館/粘土の書字板の収納/アッシュールバニパルの図書館/ペルガモン図書館/アレクサンドリア図書館/ローマの図書館/トラヤヌスのフォルムの図書館/ローマの公共浴場の図書館/パピルス荘
【第2章】 クロイスター、冊子本、チェスト──中世の図書館(600-1500年)
高麗八萬大蔵経と印刷の発明/日本の書院/東アジアの蔵書コレクションの規模/イスラムの図書館/西洋における中世の図書館/ザンクト・ガレンの設計図/ブックチェストと仕切りのある棚とアルマリア
【第3章】 カボード、鎖、ストール──16世紀の図書館(1500-1600年)
中国の初期の図書館/イタリア・ルネサンス期の図書館/マルチアーナ図書館/ラウレンツィアーナ図書館/鎖でつながれた本の図書館/オクスフォード大学ハンフリー公爵図書館/ウェルズ大聖堂図書館/ケンブリッジ大学クイーンズ・コレッジ
【第4章】 壁、ドーム、アルコーブ──17世紀の図書館(1600-1700年)
エル・エスコリアル/アンブロジアーナ図書館/アーツ・エンドとボドリアン図書館/リンカン大聖堂図書館/セント・ポール大聖堂首席司祭図書館/ケンブリッジ大学トリニティ・コレッジ/ヘルツォーク・アウグスト図書館/コドリントン図書館
【第5章】 天使、フレスコ画、隠し扉──18世紀の図書館(1700-1800年)
ロック様式とロココ様式の定義/王立図書館/ジョアニナ図書館/ウィーンの宮廷図書館/カサナテンセ図書館/アンジェリカ図書館/パラフォシアナ図書館/メルク修道院/ヴィブリンゲン修道院/ザンクト・フロリアン修道院/ザンクト・ガレン修道院/アドモント修道院
【第6章】 鉄の書架、ガス灯、カード式目録──19世紀の図書館(1800-1900年)
18-19世紀のカントリー・ハウス図書館/ヴァージニア大学図書館/ブーレーのフランス国立図書館/フィンランド国立図書館とボザール様式の設計/鉄とサント=ジュヌヴィエーヴ図書館/アメリカ議会図書館/ピーボディ研究所の図書館/トマス・クレイン記念図書館
【第7章】 電気、コンクリート、鋼鉄──20世紀の図書館(1900-2000年)
アーツ・アンド・クラフツ/グラスゴー美術学校/ニューヨーク公共図書館/大阪図書館/ストックホルム市立図書館/スロヴェニア国立図書館/セイナヨキ公共図書館/ベルリン州立図書館/フィリップス・エクセター・アカデミー図書館/デルフト工科大学図書館
【第8章】 電子書籍時代の図書館の未来
日本の図書館/司馬遼太郎記念館/ブランデンブルク工科大学インフォメーション・コミュニケーション・メディア・センター/ユトレヒト大学図書館/中国国家図書館/ホセ・バスコンセロス図書館/ボドリアン図書館の書庫/ベルリンのグリム・センター

美しい知の遺産 世界の図書館(amazonリンク)
ラベル:書評 図書館 建築
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「図説 イスラーム庭園」フェアチャイルド ラッグルズ 原書房

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う~ん、グラナダのアルハンブラ宮殿のイメージと、千夜一夜物語のイメージから読みました。

パノフスキーのような神学との対応関係により図像学的に明快に割り切ったような説明とは全く別物です。
造園を人の営みとして位置付け、その庭園が置かれた周囲の風景、状況をも含めた総合的視点からの解釈の為、正直言って分かりにくく、私には面白くありませんでした。

また第二部では、実際に残っているイスラム庭園を紹介しているのだけれど、これもねぇ~。
写真もいまいち少なくて、説明も個人的にはあまりそそられない。

行ったことのあるアルハンブラ宮殿の部分の説明も自分の感覚とはしっくりこなったかったし・・・。
ただ、この手のものは私、あまり見たことがなかったので資料的にはあってもいいかなあ~って気にはなる。
でも、大判で場所取る割に写真もあまりよくないし、値段も高いからたぶん、購入しないなあ~。
図書館で観れば十分かと。
【目次】
第1部
はじめに
1章:イスラームの風景
   場所と記憶
2章:砂漠に花を咲かせる
   荒涼たる大地を変身させる
3章:園芸術
   農耕や造園に関する書物
4章:大地を整備する
   十字型庭園とチャハール・バーグ
5章:樹木と草花
   文献、および考古学に基づいた植物学的痕跡
6章:庭園と景観の表現
   彩色写本、織物などの技法にみる比喩的描写
7章:空想の庭園
   理想の庭園、文学に登場する庭園
8章:楽園としての庭園
   絵画表現の歴史的起源
9章:現世と来世
   廟と墓廟庭園
10章:景観としての庭園
   タージ・マハルとその先駆者たち
11章:宗教と文化
   非イスラームによるイスラーム庭園文化の採用
第2部 
【スペイン】
◆コルドバ  大モスク<メスキータ>/マディーナ・アッ=ザフラー
◆グラナダ  アルハンブラ宮殿/ヘネラリーフェ離宮
◆モンテアグド  城
◆セビーリャ  アルカサル
【イタリア シチリア】
◆パレルモ  ファヴァラ宮殿/ジーザ宮殿
【モロッコ】
◆フェズ  ダール・アル=バサ/アブド・アル=カリ・パシャの宮殿
◆マラケシュ  アグダール庭園/アル=バディーウ宮殿/クトゥビーヤ
◆ラバト  シェーラ墓所
【アルジェリア】
◆バニー・ハンマードの要塞都市  ダール・アル=バフル
【チュニジア】
◆カイラワーン  アグラブ朝の貯水槽
◆マヌーバ  ブルジュ・アル=カビール/ブルジュ・クッバト・アン=ナース
【エジプト】
◆カイロ  アズハル公園/アズバキーヤ庭園/フスタートの市街地
【トルコ】
◆アランヤ  ハスバフチェ
◆イスタンブル  ボスフォラス海峡沿いのあずまや/フェネルバフチェ/カラバリ庭園/スレイマニイェ墓地/トプカプ宮殿
◆マルマラ海  ウスキュダル宮殿/イュルドゥズ宮殿
◆マニサ  マニサ宮殿
【大シリア】
◆アッ=ルサーファ  宮苑
◆ダマスクス  アル=アズム宮殿/18、19世紀の住宅群
◆ウエストバンク  ヒルバト・アル=マフジャル
◆パルミュラ  カスル・アル=ハイル・イースト
【オマーン】
◆マスカット  スルターン・カーブース大学
【イラク】
◆サーマッラー   バルクワーラー宮殿/ダール・アル=ヒラーファ宮殿
【イラン】
◆イスファハーン  ナイチンゲール庭園とハシュト・ビヒシュト<八つの楽園>/チャハール・バーグ大通り/チヒル・ストゥーン<40柱殿>
◆カーシャーン  フィーン庭園
◆シーラーズ 玉座の庭園
◆タブリーズ  王の池の庭園
【アフガニスタン】
◆ヘラート  アブド・アッラー・アンサーリー廟
◆イスターリフ  キャラーン庭園
◆カーブル  バーブル庭園
◆ラシュカレ・バーザール  宮殿群
【トルクメニスタン】
◆メルヴ  スルターン=サンジャル廟
【パキスタン】
◆ラーホール  ラーホール城/ヒラン・ミーナール/ジャハーンギーリー、アーサフ・ハーン、ヌール・ジャハーンの廟/シャーリーマール庭園
【インド】
◆アーグラー  イイティマード・アッ=ダウラ廟/月光庭園/ラーム庭園/アーグラー城<レッド・フォート>/タージ・マハル
◆アンベール  アンベール城/ジャイガル要塞
◆ビージャープル  イブラーヒーム・ラウザ複合施設
◆デリー  ジュード庭園/ハウズ・ハース/フマーユーン廟/ラシュトラ・パティ・バワン<副王宮>のムガル風庭園/デリー城<レッド・フォート>/サフダール・ジャング廟
◆ドールプル  睡蓮の庭園<ニールーファル庭園>
◆ディーグ  ディーグ宮殿
◆ファテープル・スィークリー  後宮庭園
◆カシュミール  アチャバル庭園/ニシャート庭園/シャーリーマール庭園/ヴェールナーグ
◆マーンドゥー  宮殿群
◆ナーガウル  アッヒチャトラガルブ城塞
◆オルチャ  アーナンド・マンダル庭園
◆スィカンドラ  アクバル廟
◆ウダイプル  市街宮殿
【アメリカ合衆国】
◆ハワイ州、ホノルル  シャングリラ館
◆ワシントン  エニド・A・ハウプト庭園
図説 イスラーム庭園 (amazonリンク)

ブログ内関連記事
アルハンブラ宮殿の思い出(2002年8月)
「アルハンブラ散策」Edilux
「庭園の世界史」ジャック・ブノア=メシャン 講談社
「アルハンブラ」佐伯泰英 徳間書店
NHK世界遺産 光と影の王宮伝説 ~スペイン・アルハンブラ宮殿~
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「BRUTUS(ブルータス) 2016年8/15号 酒場のある商店街へ。」マガジンハウス

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とってもよくあるような特集でしたが、大塚とかもあったので手に取ってみました。
う~ん、あまたある商店街や酒場の紹介としては、並以下かな。
目新しいところは全くありませんし、出てくるお店もそれほど興味を引くようなものでもなく、記事も誰でも書けるんではないかなあ~。

それ以前にBRUTUS、まだ廃刊にならずに継続してたんですね。
別な意味で凄い!雑誌がこれだけ廃刊ラッシュの昨今では続いている、それだけでも凄いです。

さて、肝心な大塚の記事。
本当に何にも読む価値のあるところはありませんでした。
大変、残念!

日本酒のこと、振っておきながら、だったらもう少し多くの店、紹介して欲しい。
定番であってもかまいませんが、商店街としての紹介としても情報の量が乏し過ぎるなあ~。
おにぎりのボンゴとか、そうじゃないって・・・。

やはりブルータスでは駄目だなあ~と思いました。

BRUTUS(ブルータス) 2016年 8/15 号[酒場のある商店街へ。] 雑誌(amazonリンク)
ラベル:書評 雑誌 居酒屋
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「週刊東洋経済 2017年1/28号」マイホームが「負」動産になる 持ち家が危ない

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書いたのが消えてしまった・・・。う~ん。
【目次(特集部分)】
マイホームが「負」動産になる 持ち家が危ない
東京圏こそ将来が危ない
市区町村別 空き家率ランキング
タワマン林立の武蔵小杉 住民の大不安
Part1 戸建ての惨状
東京近郊でも深刻 空き家問題と高齢化
郊外に戸建てを構えた団塊世代の悲哀
規制緩和による住宅建設ラッシュの弊害
優遇税制や自治体の空き家対策をフル活用
Part2 マンションの悩み
高齢化に直面する管理組合
建て替えの幻想 資金問題で合意が困難
傾きマンションその後 異例の補償を勝ち取れた訳
人気のリノベマンション 失敗物件を見分けるコツ
超高層マンションは廃墟化する
Part3 立地のリスク
郊外置き去り? 居住域を絞る自治体
INTERVIEW│倉田哲郎●大阪府箕面市長 「都市間競争で街の魅力を高める」
人口推計で予測する2020年の住宅地価ランキング
立川 vs. 八王子 百貨店ゼロ 街の活力示す駅前施設
全国主要270駅 マンション価格 維持エリアvs.暴落エリア

週刊東洋経済 2017年1/28号 [雑誌](マイホームが「負」動産になる 持ち家が危ない) (amazonリンク)
ラベル:書評 雑誌 不動産
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2017年07月03日

「哲学の歴史〈第3巻〉」中央公論新社

tetugakunorekisi.jpg結構前にこのシリーズの4巻(ルネサンス)を読み、出来が良かったので是非、このシリーズの中世哲学の巻を読もう、読もうと思っていたのですが、なかなか機会が無くて読まず自体でしたが、たまたま訪れた図書館で見つけたので読んでみました。

まずは関心のある部分からと「一二世紀の哲学」と「古典イスラームの哲学」を読んでみたのですけれどねぇ~。中世の文献は古代ギリシアやローマのものがアラビア語に翻訳され、それをまたラテン語に翻訳して・・・という経路を辿るから、イスラム哲学にもしっかり頁が割かれているのは当然、いいのですが・・・。

『一二世紀の哲学』がとっても不満だったりする。
そんなもんかなあ~? 新プラトン主義の光の形而上学とか、その辺も含めてシャルトル学派の自然主義的な側面とかもっと触れて頂きたかったりするんですけれど・・・。

シュジェールとかも出てくるんですが、全然物足りないっす!
否定神学とかの説明もちゃんとして欲しいなあ~。

あとはこれから「スコラ哲学とアリストテレス」「ボナヴェントラ」辺りを読んでつまらなかったら、もう読むの止めようっと。ただでさえ、積読本が山積みですしね。消化せねば・・・。

シリーズの4巻は面白かったですが、3巻は今のところ、つまらなかったです。
この値段を出して買う価値は無さそうです。

4巻だけ手元にあるから、まあ、いっか。
【目次】
総論―信仰と知の調和
アレクサンドリアの神学
アウグスティヌス
継承される古代
アンセルムス
ビザンティンの哲学
一二世紀の哲学
古典イスラームの哲学
スコラ哲学とアリストテレス
トマス・アクィナス
ボナヴェントラ
ラテン・アヴェロエス主義
ガンのヘンリクス
ドゥンス・スコトゥス
オッカム
エックハルト

哲学の歴史〈第3巻〉神との対話―中世 信仰と知の調和(amazonリンク)

ブログ内関連記事
「中世の哲学」今道友信 岩波書店
「西洋古代・中世哲学史」クラウス リーゼンフーバー 平凡社
「中世思想原典集成 (3) 」上智大学中世思想研究所 平凡社
「西洋哲学史―古代から中世へ」熊野 純彦 岩波書店
「岩波哲学・思想事典」岩波書店 ~メモ
ゴシックということ~資料メモ
ゴシックのガラス絵 柳宗玄~「SD4」1965年4月より抜粋
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