2018年11月15日

「読書脳 ぼくの深読み300冊の記録」立花 隆 文藝春秋


【目次】
巻頭対談「読書の未来」―石田英敬(東京大学附属図書館副館長)×立花隆
私の読書日記―2006.12~2013.3
掲載書目一覧


いつもながらの立花氏の書評の本。
その当時に新刊で出版されて本屋で並べられていたものから、著者の視点で選ばれた本についての短評。

率直なところ、以前見て目から鱗とか、ショックを受けたとかそういった斬新さは特に今回のものからは感じられなかった。
まあ、個別にみれば、何冊か関心を惹く本はあるのですが、なんというか想定の範囲内過ぎて、どうもね。
以前のような、えっ、こんな本あったんだ。これは読まねば!とかいうような感想を抱くことは今回は無かったりする。
それが残念!


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2018年11月13日

スノーデン(字幕版) オリバー・ストーン監督

スノーデン.jpg

何冊か関連書籍は読んでいたので、本書の内容も大体は知っていたのですが、日本にも来てたんですねぇ~。
あと、DELLとかって笑えた。

ちょうど今、並行して陸軍中野学校の本とかも読んでますが、大戦中に陸軍が商社の社員を偽装して(実際、表向きは商社マンとして仕事するんだけど)、満州のあちこちでスパイ活動をやっていたのを思い出しますね。
あと、昔、経営学の授業で読んだ内容で、国連で批判に上がっている企業活動として、多国籍企業にCIAとか諜報機関の人間を潜り込ませ、中南米諸国での謀略活動をやっているのがあり、それを禁止しようという動きがある、なんてを読んだのを思い出しました。
昭和通商とか、ああいうのが現在だとDELLとかなんですね。

そうそう、自衛隊の三沢基地になるレーダーの索敵や通信傍受の情報が自動で横田基地に転送され、そのまま米国で使用され、大韓航空が撃墜された時に外交カードを勝手にアメリカに切られ、あの剃刀後藤田が憤慨してたのを思い出しました。

あとね・・・IPアドレスやUAは、私の普段の仕事でも調べたりするし、FBやツイッターや各種取引情報から、不正検知はやってたりするけれど・・・さすがはちっこい民間とは異なり、国家はさすがですよねぇ~。

昔、昔、某国立大学に入学した時、自治会とかには入らないようにって、何故か父の職場の上の方からお話があったなんて、いうのもまあ、ありがちなお話ですね。公務員とかは親戚他一族郎党、全部調べ上げるもんね。以前は共産党とか、忍び込ませるのはよくある話だし、立花隆氏の本とかでもよくその手の本、紹介されてるよねぇ~。

そういやあ~昔法律勉強してた時、共産党幹部を盗聴してた公安関係者の判例とかあったような・・・・?

あと中国で生産された半導体にバックドアとか仕込まれているとか、いないとか、ニュースになってたのはどうなったんでしょうね。

久しぶりに、この映画を観て思い出しました。
公安関係、就職先に受ければ良かったなあ~。

あっ、映画はそこそこ楽しかったです♪
こういうやりがいのある仕事がいいなあ~。
スキルの無い私には、廻ってこなさそうだけど・・・。AML/CFTとかつまんない・・・。

おっと、忘れてた!
この映画の中で出てきた名前で、おお~やはりと思ったのはアイン・ランド、「肩をすくめるアトラス」。
やっぱり、アメリカはこの思想的信奉者でないと、駄目なのか~と思いました。


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「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん11 ××の彼方は愛」入間 人間  KADOKAWA

みーまー11.jpg

10巻で完結。
そう思っていたのに、本屋で続きを見つけてビックリしましたね。
えっ、えって!!

なんか10周年記念企画とかで、みーまーのお子さん達のお話とのことです。

懐かしい、あの文体というかスタイル、世界観の再来です。
最後の解説で説明される毒ある、優しい(救われない)世界ですが、その辺も変りはないですね。
引きずるような余韻を残します。

でも・・・ね、なんというか以前ほどの強烈な、世界を揺るがしかねないような衝撃をもうこの作品からは受けませんでした。

悪い意味で読書の私が慣れたのか、著者が成長していないのかは分かりませんが、11巻は不要でしたね。要らない本でした。
もっとも、読者としては続巻があれば、買いますけどね。もし、12巻があったとすれば、出来はともかくとしてきっと、必ず、買って読むんでしょうが・・・感想は、たぶん、また要らない本ってことになるとは思うのですが。

それでも、やっぱりみーま―好きですね。
続きを読みたい、そういう気持ちもあったりします。
決してそれは読者も著者も幸せにはしないものだったりしても、それでも読みたいというのも、また悲しい欲望なんでしょうね。
10巻まで読了した人は、とりあえず、買って読みますね。読むでしょう、きっと。

バットで殴られても、それに気付かなくてもね。

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2018年11月11日

「居酒屋ほろ酔い考現学」橋本 健二 毎日新聞社

ほろ酔い.jpg

【目次】
居酒屋から日本が見える
第1章 格差社会の居酒屋
第2章 居酒屋考現学事始め
第3章 銀座礼賛
第4章 ヤミ市の夢の跡
第5章 やきとりとは何か
第6章 国境の町を行く
第7章 下町居酒屋の越境体験
第8章 「山の手」の幻影
第9章 格差拡大と日本の酒文化


想像していたものとは違った内容でした。
「考現学」な~んて、名の付くものは大概、しょうもないものなのですが・・・実際、イチイチそんなこと考えながら居酒屋で飲んで何が楽しいの?なんて話だし、やたらとこのご時世にありがちな「二極分化が~」的な階級社会とか言い出すなんて、どんなつまらん話かと思いましたが、まあ、読むと読めてしまうものでした。

でもね、住居地域で階級が~っていうのは、もう山の手や下町とかそれはそれで本に良くなるじゃないですか。私も何冊かその手の本読んでるし、ブログでも取り上げて、それなりにそれらは興味深いと思うんですが、居酒屋でそれやるとは、なんていうか個人的には、違うんじゃないかなあ~というか大いなる違和感を覚えます。

普通に居酒屋なら居酒屋のその話題だけでいいのに、変に文化論、じゃなくて社会論的な視点持ち出して語り始めるとか、興醒めの極み。

出てくる店も知ってる店もチラホラあるのですが、なんかねぇ~違うだろ!って思ってしまう。
暇つぶしに読むには読んだけど、あえて読む価値はない本かと思いました。

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ブログ内関連記事
「立ち飲み屋」立ち飲み研究会 創森社
「ホッピー文化論」ホッピー文化研究会 ハーベスト社
「東京ちょい飲み巡り」葉石 かおり ネコパブリッシング
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「下町酒場巡礼」大川渉、宮前栄、平岡海人 筑摩書房
「東京煮込み横丁評判記」坂崎 重盛 光文社
「続・下町酒場巡礼」大川渉、宮前栄、平岡海人 四谷ラウンド
「酒の肴・抱樽酒話」青木 正児 岩波書店
posted by alice-room at 01:47| Comment(0) | 【書評 未分類B】 | 更新情報をチェックする

「読書の腕前」岡崎 武志 光文社

読書の腕前.jpg

古本で有名な作家さんの本。
率直に言って著者の本、以前読んだ限りでは自分の感性に合うところがなく、もう読まないようにしようと思ってたはずでした。
今回、古書関係というか本・出版関係で読むものがなく、適当にそれっぽいジャンルの本として、ブックオフで買って放置してたのですが、いつでも読むの止めて読み捨ててもいいものっていう観点で、バックに入れて電車で読了した本です。

読んでみて・・・本書の中でも言われていますが、読書は不自由な制約下に置かれた行動、つ~か、電車内で他にスマホニュース以外に読み物無い時に、本書読んでいると、それなりに読めてしまうものです。

今回、改めてその点に共感を持って読みました。

でもね、なんというか著書の読書感性、本の好みとか、かなりかけ離れた隔たりを感じてならない。
ぶっちゃけ、エッセイ的な良さとか全く私には、どうでもいいし、本で自らのスキルアップとかに役立たせようななんて意識は、本書で語られるまでもなく、幼少期から一度も思ったことないもんなあ~。

逆に、役に立たない、独りよがりな自己満足の為の読書って、そもそも読書とはそういうものだと思っていたりするからなあ~。
その割に、ビジネス書や自己啓発本は、嫌いではなかったりする。
ジャックフードを食べるような、一過性の高揚感(食べたーという単なる満足感?)的なものはあったりするしね。実はほとんど、役に立たないんだけれどね。

さて、本書を読んで少し気になったところ。
エリック・ホッファー。誰の本だったかな?立花氏の本だったかで知って、読もう&読もうと思っていたのに忘れていたのを本書を読んで思い出しました。メモ・・・「エリック・ホッファー・ブック」作品社 立花隆。

それと桃源社、司修。
先日、桃源社の女性編集長による当時の裏話を綴った本を借りた本で読んでこれも別途、購入したのだが、それとオーバーラップするなあ~。
「血と薔薇」も裏側に回れば・・・そりゃ、いろいろあるでしょう。でも、いい時代だったんでしょうね。
紀田順一郎氏の本でも、以前は日本企業もだいぶ豊かで文化的なものに(実際、どこまで文化的かは置いといて)金出してたからねぇ~。
今だったら、取次と口座開くのも大変みたいですが・・・。

蔵書の話。
凄いですね、年3000冊なんて。
でも・・・その中に私の読みたい本は、ほとんど含まれてないんでしょうね。そんな感じがしてしまいました。

だって、私の好きなジャンルの本がほとんど1冊も出てこないんですよ、古本の話を延々としているのに本当に私の関心にかすりもしないってのもあり得ないですけれどねぇ~(苦笑)。

まあ、著者の上げる古書関係の人の名前もどっかで聞いたことあっても、私の関心の対象外って感じのが実に多そう・・・。

ただ、著者が徘徊するブ(ブックオフ)のお店は私も時々廻っているところだったりするのが何店かあったりするので、行動半径としては被りそう・・・もっともジャンルや関心が被らないから、どうでもいいし、被ってもどうでもいいんだけれどね。

まあ、暇つぶしに読んでも悪くないかと。
文庫化しているから、売れたのかな?最初、新書だったみたいだし。

私的には買ってまで読まなくても良い本でした。

【目次】
第1章 本は積んで、破って、歩きながら読むもの
第2章 ベストセラーは十年後、二十年後に読んだほうがおもしろい
第3章 年に三千冊増えていく本との闘い
第4章 私の「ブ」攻略法
第5章 旅もテレビも読書の栄養
第6章 国語の教科書は文学のアンソロジー
第7章 蔵書のなかから「蔵出し」おすすめ本


読書の腕前 (光文社知恵の森文庫) (amazonリンク)

ブログ内関連記事
「古本道入門」岡崎 武志 中央公論新社
「古本屋さんの謎」岡崎 武志 同朋舎
posted by alice-room at 01:12| Comment(0) | 【書評 本】 | 更新情報をチェックする