2016年11月25日

「読書・満漢全席」植沢 淳一郎 ブレーン

古書関連のエッセイ or 情報本かと思って読んだのですが・・・曲がりなりにも古書関連としての本としては最低レベルの本でした。

なんで古書を扱うのに冒頭の1章から政治批判をするかなあ〜。しかも的外れのいかにも日教組的な無知蒙昧な輩の主張してるし、読み始め早々から呆れ果てて、速攻ブックオフ行きを考えるほどヒドイ。

更に読んでも読んでも古書ってテーマ関係なくない?
あまりにも無意味なエッセイで声も出なくなるほど。
昭和のノスタルジーに浸っている老人の戯言以外の何物でもない。

更に後半にかけては古書におよそ関係があるとは思えないくだらない同人レベルの私小説もどきを古書をテーマにしている本に載せる意図が分からない。しかも内容が低レベル過ぎる。

編集者や出版社の良識(常識)を疑うほどだが、さらに今時の本で誤字・脱字レベルのものが多くて、ほとほとあきれてしまう。文字校、著者校してこの水準。

まあ、著者はもともとファンジン等やられてたそうですが、自主製作でやめておけば良かったですねぇ〜というのが正しい評価かと。論外過ぎて言葉が出ない。

勿論、古書マニアとしても2級以下かと・・・。
無知な子供相手に知ったかぶりの教師をされていた姿が目に浮かぶ。
だから・・・教育レベルが下がったんだろうなあ〜と心底思いました。

時々、本の紹介もあるのですが、紹介の内容もひどく、紹介される本もつまらな過ぎて話になりません。
ここしばらくの間で一番、最低の本でした。
お薦めしません!
【目次】
第1章 戦後七十年及び、乱歩没後五十年の風景
第2章 ホンの立ち話
第3章 古本ミステリー―夢のなかの古本屋「獲り逃がした獲物」
第4章 SF私小説―神田わが町「懐かしの喫茶店」
読書・満漢全席―本に関するコラムと古本ミステリー&SF(amazonリンク)
タグ:書評 古書
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2016年11月24日

「夜の写本師」乾石 智子 東京創元社

日本人の著者によるファンタジーって、実際あまり読み応えのないものが多くて全然期待していなかったのですが、本書は予想に反して充実した読み応えのある、ちゃんとしたファンタジーでした。

本格ファンタジーとか説明に書かれていますが、本格というかこれが当たり前のあるべき姿のファンタジーだと思います。確かに魔法が出てきたり、この世の中には有り得ないとされるような力や理が支配する、この世ならざる異世界の話なのですが、確固たる世界観の下で構築された物語にはある種のリアリティーを強く感じぜずにはいられません。

次元を超え、空間を超え、重層的に重なり合う世界はややもすると、誰が誰なのか、何が何に変わったのか、置いていかれてしまうきらいはあるのですが東洋的『輪廻転生』とは異なる、呪いによる繰り返しはなかなか興味深いです。

謎解き部分は、もう少し解説が欲しかったりもするのですが、それだと物語的にはかえって興を削ぐのかもしれません。ほどほどにして、巻数を追って徐々にってのもありかもしれませんし・・・。

本書を読んでいて強く印象が被ったのがタニス・リーの一連の作品群です。
「死の王」とか「闇の貴公子(?)」とか、そういう系の色彩を強く感じ、それらの一つとして翻訳物であったりしても違和感ないぐらいの親和性を感じました。

タニス・リーの作品が好きな人ならば、本書もきっと好きだと思います。

内容を少し。
本書の世界は魔法を操る魔導士が出てきます。その魔法とは一線を画し、それでいて効果は魔法のように初動される写本の存在。そんな特別な力を持った写本を描く人物が本書の主人公である『夜の』写本師です。

ありていに言えば、自らの近しい存在を魔導士に殺され、生き残った者による復讐劇。
少林寺拳法の映画なんかのように、身内やお師匠さんを殺されて子供や弟子が修行し、敵を討つっていう定番のストーリー。

勿論、王道のもののファンタジーである以上、その舞台である世界自体がどこかにありそうな実在感を持った存在として描かれます。独自の歴史や文化、価値観を有した世界の中でその世界に縛り付けられながら、一方でその世界を超越して物語は進んでいきます。

本当に久しぶりに読み物として読むに値する感じがしました。
著者のシリーズ作品は今後読んでいきたいと思いました。

夜の写本師
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2016年11月20日

「時間のおとしもの」入間 人間 アスキーメディアワークス

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みーまー以来、この著者の作品は結構、読んでいるのですが、なんか最近は正直大したことのない作品が多かったりする。人間心理の微妙なところをなんとも冷たい、冷ややかな側面から切り捨てるような表現や描写がぞくぞくしたりしたのですが、本書もなんですがあんまりそういうのはないです。

なんかすっかりと普通の作家さんになられたみたいで、面白みが少ないです。
ただ、相変わらず作品数は増えているみたいですねぇ〜。

燃え尽きてしまったのでしょうか・・・とても残念です。

本書は短編集なのですが、まあ、読んで面白いとか惹かれるものは少ないです。
個人的には一つだけかな?あとは読まなくてもいいです、私的には。

タイムマシンを作る人、を描いたものが気になりました。
結末はまあ、あってもなくてもいいのですがこの作品だけ、ちょっと惹かれましたね。
ふっと、大学時代のけだるい、何もしても何もしなくてもいい・・・そんな感覚を思い出しました。

今日みたいに休日に出社している社畜としては、あんな時代の私でさえ、リーマン出来るのだから不思議なものだなあ〜と改めて思いました。

ふと「ドレミファ娘の血が騒ぐ」が頭をよぎりました。

時間のおとしもの (メディアワークス文庫)(amazonリンク)
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2016年11月17日

「下京区花屋梅小路上ル 京極荘と百匹のうた猫」由似文 KADOKAWA/アスキー・メディアワークス

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京都を舞台に女子大生がとあることから巻き込まれる百人一首を巡る謎解き冒険譚。

そこまでの冒険ではないか?ミステリーというほどでもないし、とっても緩いほのぼの系のお話。

京都らしい雰囲気はよく出ているように思います。
今時としては珍しい(そうでもないかな?漫画や映画もあるけど・・・)百人一首に関連した和歌の読み解きがメインになっているのですが・・・まあ、謎は正直大したことないし、大きなどんでん返しがある訳でもなく、ただひたすら、のんびり緩い時間が漂う作品となっています。

1巻の最後も綺麗にまとまっているんだけど、心には何も残らなかったりする。
悪い読後感ではないのだけれど・・・なんというか物足りなさが残ってしまいますね。

読んでもいいし、読まなくてもいいかな?
嫌いではないけれど、人にお薦めするような本ではないですね。

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2016年11月14日

「私の本棚」新潮社

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玉石混交ってのが正直な感想。

そういえば、以前買った本で本の重みで床が抜けた・・・と書かれていた井上ひさし氏の話もあったけれど、特に大したことない内容でした。

ちょっと意外な人物として小泉武夫氏が書いていた。
本を置く場所が三か所もあり、本が整理されることなく集積し、必要な本を探すのに何日も書庫を彷徨うことを書かれていた2万冊を超えているとか。

小泉氏の発酵関連の食の本は興味深いものが多かったけれど、どちらかと言うとフィールドワークで常に外で行動していて本に囲まれた生活とは縁が無そうな勝手な印象を持っていただけにその意外性も面白かった。

ジャンル分けとか整理による効率性は憧れるがその為に、貴重な時間を費やされるのは避けたいもんねぇ〜。

確かに目的の本を探し当てたり、自分の部屋で思いもよらぬ面白そうな本を見つけたりすると宝物でも探し当てたような気がするのはまさに同感だったりしますね、ハイ!

あと・・・金子國義氏のところは、アート系の人は本当に別世界だなあ〜と思ったりしました。
どんな環境で育ったんでしょうね。
とてもではないですが・・・部屋にそんな大きな本は置けません。

鹿島茂氏のところは、さもありなん!って感じ。

本は場所を取りますもんね。庶民の私は8畳の部屋を本で埋める気はありませんので、要らない本を段ボールでネット古書店に売る日々です。数十箱くらいですけれど・・・。

氏は革装の重厚な洋書に囲まれているそうで、その書斎を撮影用に貸し出して、少しでも本代・場所代にあてているとか。それが出来るくらいの蔵書数ってのもあるんでしょうが・・・撮影スペースとして貸し出せる勇気も素晴らしいですね。それほど人を信じられませんね、私は(笑)。

軽く読み飛ばすにはいいかもしれません。
そんなに感銘するほどの内容も勿論、ありません。
【目次】
すべての本を一列に並べよ(小野不由美)
消える本箱(椎名誠)
エバーグリーンの思い出(赤川次郎)
本棚の行政改革は難しい(赤瀬川原平)
To be or not to be(児玉清)
怪しい趣味(南伸坊)
本の力(井上ひさし)
本棚は難しい(荒井良二)
価値のない価値(唐沢俊一)
書棚はひとつだけ(内澤旬子)
蔵書の掟(西川美和)
本棚が、いらなくなる日(都築響一)
昔は祭壇だったのに(中野翠)
目茶くちゃな本棚(小泉武夫)
少年期的読書(内田樹)
“永遠の美しさ”に囲まれて(金子國義)
父の後姿(池上彰)
読書のベースキャンプ(田部井淳子)
ピノッキオの本棚(祖父江慎)
愛人に少し稼いでもらおう(鹿島茂)
和本が落ちてきて(磯田道史)
混ざりあう心地よさ(酒井駒子)
アマチュアの本棚(福岡伸一)
私の本棚(amazonリンク)

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「本棚の歴史」ヘンリー ペトロスキー 白水社
「本棚探偵の生還」喜国 雅彦 双葉社
「本棚探偵の回想」喜国 雅彦 双葉社
「本棚探偵の冒険」喜国雅彦 双葉社
「本棚探偵最後の挨拶」喜国 雅彦 双葉社
「カルトな本棚」唐沢 俊一 同文書院
「本棚が見たい!」川本 武 (著) ダイヤモンド社
「本で床は抜けるのか」西牟田 靖 本の雑誌社
タグ:書評 本棚
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「日本の風俗嬢」中村淳彦 新潮社

以前は「女性は風俗行けばお金がもらえるから、いいよねぇ〜。」とかトランプ氏ばりのことが言われていましたが、現在は風俗で働こうとして雇ってもらえるのは一部の選ばれた層なんだそうです。

誰でもが裸になれば稼げる、そんな甘い時代ではないそうです。

所得が時代を追って下降線を描き、需要が減少する一方で、絶対的貧困から風俗へ流れる人から相対的貧困等で割りのいいバイト感覚での供給が増加し、価格トレンドは下へ流れ、容姿端麗でコミュニケーション能力が高く、頭も切れないと稼げない時代になったとか。

この手の本で以外だったのは介護職員のダブルワークで風俗っていう話。
以前は元看護婦さんが多いとかよく言われてましたが、時代が変わったんだなあ〜と思います。

あと働く側だけではなく、働かせる側も苦労が多くて儲からないうえに捕まるリスクがあるって・・・メリットがほとんどないじゃん!

そういえば暴力団でさえ、経済的に厳しく廃業が相次ぐってニュースがありましたが、先のない国って本当に大変だなあ〜と思わずにはいられません。
【目次】第一章 性風俗の現在
1 風俗嬢と売春婦は別物なのか
2 誰がいつ逮捕されるのか
3 日本に性風俗店は何店舗あるのか
4 現在どのような風俗店が存在するか
5 裏風俗とはどんなものか
6 サービスはどこに行き着いたのか
第二章 ビジネスとしてのデリヘル経営
1 デリヘルは儲かるのか
2 暴力団との関係はどうなっているか
3 どんな客が迷惑か
4 警察との癒着はあるのか
第三章 激増する一般女性たち
1 日本に風俗嬢は何人いるのか
2 女子大生はなぜ風俗嬢を目指すのか
3 なぜ介護職員は風俗に転職するのか
4 なぜ「狭き門」になってきたのか
第四章 風俗嬢の資格と収入
1 主婦はなぜ一線を越えたのか
2 女性たちのレベルはなぜ向上したか
3 実際にどのくらい稼げるのか
4 人材はどう育成されているか
5 個人売春はワリにあうか
第五章 スカウト会社とスカウトマン
1 スカウト会社とは何か
2 スカウトマンは気楽な稼業か
第六章 性風俗が「普通の仕事」になる日
1 性風俗は普通の仕事になるか
2 風俗嬢の意識の変化をどう見るか
3 安心して働ける職場になるのか
日本の風俗嬢 (新潮新書 581) (amazonリンク)
タグ:書評 新書
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2016年11月10日

「居住の貧困」本間 義人 岩波書店

日本の住宅問題を取り上げ、その歴史的過程を踏まえ、他国との比較を行いながら、具体的な提言をする、ということなんですが・・・。

率直なところ、よくある政府批判と予算の裏付けのない理想論的なあるべき論。
そりゃこの著者の述べる通りのことをすれば、短期的には喜ぶ国民もいるでしょうが、せいぜいが美濃部のばらまき政策で都の財政を酷くしただけの二の舞になるでしょう。しかも国レベルでより大規模に悪化するだけです。

無知な学者さんみたいなこと言ってるなあ〜と思ったら、著者って学者さんだったんですね。しかも元・朝日新聞の記者。

そりゃ、政府を批判するだけの訳です。納得!
実際の政治で多様な利害関係の調整をしつつ、予算を獲得して政策として実現していく、その一番大切で困難なところにはほとんど触れることなく、この人、何夢みたいなこと言ってるかと本書を読んでいて思いましたが・・・。

しかも文屋根性が抜けていないようで、客観的な立場からの政策提言みたいなこと言いつつ、時々、個別の政治家個人名を挙げてその政治家が政府の政策に則った企業の役員に名を連ねているとか、訳わからない政治家批判を織り交ぜていて、ただ自分が思ったことを何でもいいから正当化しているどっかの新聞記事の社説とかそのレベル。

学者としても失格かと?

あとね憲法25条が保障している生存権はあくまでも理念であって、具体的な水準はその下位規定の法律によって規定され、どの水準が保障される基準となるかは社会的・経済的な諸条件の中で勘案されて決まっていくことと一般的には解釈されているし、本人も十分に理解したうえで憲法を持ち出すっておかしくない?

だったら、憲法改正、最低でも立法部分から提案すべきですが、現場の官庁さんヨロシク的な丸投げってアホかと?これだから朝日は・・・・って思ってしまいます。

他にも日本の住宅政策が高度経済成長期以降、『量』を優先し、その後、バブル崩壊を経て『質』の充足を優先したことを批判しているが、有り得ないと思うんですけれど???

急成長中のベンチャー企業を例にとっても容易に想像つきますが、伸びている最中はスピードこそが命。
とにかく質になんてかまってらんないから、まずは量でスピード最優先にし、成長を加速させ、その後、成長が端緒についてトレンドとして定着したら、徐々に内部固めをして質を重視した方向へ移っていくのが当たり前でしょう。

国でも同じ。急成長している際に質なんて言ってたら、成長の足枷になり、あっという間に景気は失速してしまいます。本当にまともな一般社会で働いたことのなく、批判だけで飯を食べているジャーナリズム&学者さんの世界は違いなあ〜と思いました。

もっとも象牙の塔に籠って非凡な研究をなされる学者や研究者も一部にはいるんでしょうが、中途半端な自称知識人は社会にとって毒にこそなれ薬になりませんね。

だから文科省が科研費削るって話になったんでしょうが・・・ねっ。

理想を唱えるのは誰でもできるし、現実の制約下で実際に実践されている方を批判し、足を引っ張る輩は多数いるけれど、語った理想を一部でも行動で実践し、実現している人は滅多にいない。

本書を読んで、まさにそう思った。
多数決原理の民主主義では妥協の産物にしかならないのが普通。
著者が本当にそう思うのなら、自らが立法に向けて行動されるとか、予算を現実的に成立させるだけの裏付けとなる方法を提示して欲しいと思った。

政策提言は(夢物語を語る)子供の希望を述べることではないと思った。
読むのは時間の無駄な本でした。
【目次】
第1章 住む場がなくなる
第2章 いびつな居住と住環境
第3章 居住実態の変容、そして固定化へ
第4章 「公」から市場へ―住宅政策の変容
第5章 諸外国に見る住宅政策
第6章 「居住の貧困」を克服できるか
居住の貧困 (岩波新書)(AMAZONリンク)
タグ:書評 住宅
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2016年11月06日

「本棚探偵最後の挨拶」喜国 雅彦 双葉社

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購入したものに何か以前の所有者のものが挟まっている話。

時々、こういうのあったりする。昨日たまたま見つけたもので某女子大の○○研究室蔵書の未記入ラベルが挟んであった。蔵書になり損ねて売られたのか? 

ちょっと気になったりする。

あと・・・自分で私家版の本を製本するってのは以前から関心があってやってみたいことだったりする。
その前に部屋の段ボールの整理をなんとか完結したくてしかたないんだけれど・・・ね。

今日も2時間かけて新居に引っ越してきた際の段ボール箱二箱あけて中の整理とゴミの仕分けをしていたら、あと残り5箱くらいになってきた。

本を全部一度出したら、今度は本棚を買うか作るかして、並べたいなあ〜。
そうしたら、また本が買えるしねぇ〜。

職場のロッカーに購入した本が溜まってきたし、あそこもどうにかしたいもんです。

本書内で過去の本の評判について、読者の人の声が書かれていたのだけれど・・・。
自分も心から共感した一番印象深い部分は「売っていたからです」!!
同じ本を何冊も購入してしまう編集者の書痴の方が何で同じ本を何冊も買うのかと聞かれて答える言葉ですが、これは言えないなあ〜。

経済的に買えないってのもあるけれど・・・内容を読みたい、読んで気に入った本は手元に置いておきたい、逆に読まない本とかつまらない本は、速攻で手放したい私には無理だなあ〜。

ほとんど、神の言葉かと思いましたもん!

生還の内容をツレに話した時に、真っ先に話したのはこの言葉だったし・・・。
誰もが強く印象つけられたのは納得です。
自分だけでは無かったんだと、なんか共感しちゃいました。

私家版、今度作ってみよっと。
なんかワクワクしますね♪

本棚探偵最後の挨拶(amazonリンク)

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「本棚探偵の生還」喜国 雅彦 双葉社
タグ:書評 古書
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「本棚探偵の生還」喜国 雅彦 双葉社

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幻影城の話は興味深かったです。普段はあまりミステリーを読まない方なのですが、台湾に渡られて、あちらで活動されていたとか、なかなか本書とかでも読まないと知らないままで終わってしまうような貴重な情報だったと思います。

温泉宿の本棚も面白かったですねぇ〜。
自分の関心のあるジャンルだったら、のんびり温泉に浸かってなんていられなくなりそうですが・・・。

あと・・・お風呂で読む本。
今まで、そういうのがあるのは聞いていましたが、実物見たことないし、どうかなあ〜って思ってました。
部屋に天然温泉の浴室がついている宿で気に入っているところがあるのですが、そこに行くときに持っていこうかと思いました。まずは自宅の風呂で試したいなあ〜。フロンティア文庫。探してみよっと。

マラソンは走るの嫌いなので却下。
本との組み合わせや、前回あったゲーム感覚で古本購入っていう企画系は全部受けつけないなあ〜。勿論、人それぞれの趣味で否定はしませんが嫌いかな?

で、一番お薦めなのは別冊のヘイ・オン・ワンの古本購入記。
おまけ的な位置付けかもしれませんが、こちらの方がすっごく面白くて勉強になりました。
ツレにも思わず、お薦めしちゃったぐらい。
こちらは本好きにはいいと思います。

本棚探偵の生還(amazonリンク)

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「本棚探偵の回想」喜国 雅彦 双葉社
タグ:書評 古書
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2016年11月03日

「中世社会の構造」クリストファー ブルック 法政大学出版局

思わぬところでサン・ドニのシュジェールが出てきて感慨深かった。
光の形而上学のくだりは、大元を知っていればこそ、分かるものの、本書の説明で内容を正確に理解するのは難しいだろうなあ〜と感じた。

そうそう教皇を選出する会議、コンクラーベの誕生については興味深い記述があった。
おおまかな由来は知っていたが、ここまで酷いことをやっていたとは・・・。
ただ、これが定着して今のようになるんですね。
・・・
教皇が死ぬとオルシーニは手が届く範囲にいた全ての枢機卿を集め、監獄に改造されたローマの宮殿に彼らを追い立てた。教皇を選出するまで、彼らはそこに監禁された格好になったのである。何週間もの苦悩ののち、枢機卿たちは脱出方法を見つけた。仲間のうち一人が既に死に、もう一人も死の床にあった。彼らはその男を教皇に選出し、その男もまた死んでゆくまでの短期間に、脱出することができた。
・・・
「我らは人生を生きる価値をほとんど見失うまでに我らをせめたてた、数え切れぬ苦痛、絶え間ない熱気、悪臭、悲惨な監禁、侮辱、空腹、飢餓、病などすべてについて考えを巡らせた・・・・」。
・・・
我らが手足を縛られ、盗賊のように鞭打たれて監獄へと引きずられていった時の様子を忘れたとでもお思いか」と記述はさらに続く。
・・・
監獄の衛生設備からくる彼ら自身の苦しみが語られ、また納骨堂に閉じ込められて門番に唾をかけられ、からかい半分に滑稽な歌を聞かされ、さらにはベッドの下から石ゆみでつつかれた・・・
・・・
元老院議員がおそるべき脅迫でわれわれを拷問にかけたことも忘れてはなるまい。彼は新しい教皇を選出したら、即座に明らかにするようにと命じ、我らをせきたてんがために、前教皇の亡骸を墓から掘り出して我らの中央に据えたのである。
そもそも、そうまでしなければならなかった背景としての教皇君主制などの説明も改めて、勉強になります。
【目次】
教皇と乞食
国王と王権
教皇と司教
教皇と国王の選出
農民、都市民、領主
乞食と教皇
中世社会の構造 (りぶらりあ選書) (amazonリンク)

おっと、この本以前に読んでいたのに気づかない私って・・・。
最初は借りた本だし、これは買った本で再読ってことになるのか。買うほどの価値があったのかは疑問ですが・・・?

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「中世社会の構造」クリストファー ブルック 法政大学出版局最初に読んだ時のもの
「中世の大学」ジャック・ヴェルジェ みすず書房
タグ:書評 歴史 中世
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