以前にDVDでこの勇午シリーズの別なのを見たのですが、その時も大変良かった。今回は原作の方で、テーマは「マグダラのマリア」。期待しつつもどんな話かな~と思っていたんですが・・・。えっ!? まんまダ・ヴィンチ・コードと根本となるネタは被ってんジャン! しかもこっちの方が出版されたの早いし・・・。小説よりもこっちの漫画の方が深刻だったりする。宗教的な信仰心の取り扱い方としては「天使と悪魔」にも近いかもしれません。
とにかく、ダ・ヴィンチ・コードで出てくる本質的な謎解きがここでバンバン出ています。マグダラのマリアの特別な位置付けもそうだし、聖遺物も出てくるし、聖堂騎士団(テンプル騎士団)まで出てきちゃうんだもんなあ~。半端じゃなくてスゴイ!!
ダ・ヴィンチ・コードでその薀蓄(ウンチク)が面白いと思った方、これもそういった観点では負けません。また、ここで描かれる信仰心とそれを超越する普遍的な人間愛。ベタと言ってしまえばベタですが、ジ~ンと心にきます。
いやあ~こんなことなら、早く買って読めば良かった。前から、この本知っていたんだけど、どこまでマグダラのマリアに関係があるか、疑わしく思っていたので買わなかったんですよ。これは、モロにダ・ヴィンチ・コード関連(正確に言うと、こちらの方が『先』)です。絶対に面白い!と思う。ただ、ストーリーは重いけどね。
こないだもフランスで若者の就労機会を作ろうと意図した法律で抗議運動が起こってたけど、ああいったヨーロッパの社会背景とか分かっているとよりリアルさが伝わると思う。若年労働者の4人に1人が失業している国々の厳しさは、日本の就職戦線のように甘くはないのを実感します。
そういった現実の社会情勢や国際情勢を踏まえてうえでの漫画なので、より面白かったりする。ゴルゴ13なんかのノリです。日本の偏向的な報道ばかりしている国際ニュースよりは楽しめるのでは?
人種差別ではなく、事実として職を奪われている人々。広がる社会不安、同時に押し寄せる将来への不安。否応無しに民族主義的、国粋主義的にならざるをえない人々。そんな中でないがしろにされてきた精神的支柱としての宗教の存在。それらを背景にして、処女懐胎を信じる少女が現われる。それを利用しようとする権力者、複雑に絡む陰の宗教勢力、人として関わる交渉人(勇午)。15歳の少女がけがれなきままに宿す無垢なる生命、その本当の父親は誰なのか?交渉人が命をかけて謎を解明していく。
とにかく外れはないので安心して是非読んで下さい。絶対に面白いです!!(たぶん)
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