2026年06月05日

「彼はそれを「賢者の投資術」と言った」水瀬ケンイチ Gakken

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当然ながら、この手のハウツー物の要素をたぶんに含む本だと、読者の知識量や実践経験により感想がだいぶ変わると思います。
ようやく投資を始めた人やこれからNISAをやろうかどうかとかいう人には、いいんじゃないかなあ~。

時代が違うという点を置いといて、興味深いのは間違いないし、当たり前だけど悩みつつ、試行錯誤をして資産形成をしていった軌跡は、それなりにドラマだし、読んでいてなかなか面白いです。

投資を通じて資産形成という視点では、示唆に富み、勉強になることがたくさん紹介されています。
何からやるか、投資を始めるに際して、何を学び、それらを分かったうえでどう投資を進めていくのか、一つの選択肢として知っておいて損はないかと思います。

但し、それなりに自分で投資をいうものについて勉強し、実際に投資を行ってきた人が読む場合は、う~ん、手放しにお薦めはしません。
著者は非常に勉強をされ、そのうえで自分で考え、実際に投資経験を積んでこられた方だとは思いますが、王道且つ正統的であるが故に率直なところ、目新しいものはありません。勿論、本書で書かれた内容で知らないものもあるのですが、どうだろう? 個人的に本書を読んで目から鱗とかそういうレベルでの驚きを伴った発見や刺激は無かったです。

なるほどなあ~と共感や凄いなあ~と思う点はあるのですが、シンプルに投資するのに役立つか否かという刹那的な観点で言うと、ある程度、経済理論を勉強して、それなりの年月(20年以上)、実際に投資して、ある程度以上の資産を形成できた人には、投資の勉強として読む必要はないかと思います。

まあ、読み易さもあり、面白かったので昨晩すぐに読了しちゃったんですけどね(笑)。

なお、巷によくある怪しい投資本の類ではないので、普通にこれから投資を勉強したい人には、役に立つかと思いました。
嫌な言葉ですが、コスパやタイパを求めるなら、実際の投資の道のり部分は飛ばし読みでもよいかと思います。
AIによる要約とかは、読んだことにならないし、実際に自分の知識として役に立たないのでお薦めはしませんけどね。

【目次】
■プロローグ「ダメ男の烙印」

【第Ⅰ部】実践編
■インデックス投資前夜の大迷走時代(2000年27歳~2002年29歳)
■激動のインデックス投資の道のり【初期】(2002年29歳~2009年36歳)
■困惑のインデックス投資の道のり【中期】(2010年37歳~2019年46歳)
■豊穣のインデックス投資の道のり【後期】(2020年47歳~)
■初期・中期・後期を通じてわかったこと

【第Ⅱ部】理論編
■25年間で学んだ投資と人生の5つの真理
■増やしたお金の今後の使い方・取り崩し方・たたみ方

【Q&A編】
■水瀬ケンイチが投資の疑問や不安にズバリお答えします!

■さあ、始めよう! 日本人向けに最適化したインデックス投資スタートGUIDE

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posted by alice-room at 21:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 実用・ビジネスC】 | 更新情報をチェックする
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