
これも少し前に流行った本ですね。
JUST KEEP BUYING (ただひたすら買い続ける)
長期的に株式市場(全体)は成長し、株価は上昇し続ける。その前提の下では、市場全体にBETして(具体的には市場インデックス投信・ETF購入)、とにかく購入して売却せず、時間を味方にして成長の果実を享受する、といった今時のインデックス投資そのもののお話になります。
本書の前書きにもありますが、あくまでもアメリカを前提にして書かれていますので、日本向きに解釈するにはその辺を斟酌して適宜、補正や配慮しないといけませんが、まあ、大筋の原則論からすれば、だいたいそういうことだなあ~って感じの内容です。
今のご時世的には目新しいものないかな?
著者も書かれていますが、自分の関心のあるところ、役に立ちそうなところだけでも読んでね、みたいなこと書かれていますので既にFIREしている私的には第2部から読み始めました。その後でパラパラと速読モードで第1部も読んでみた。
一応、順番的にいうと入金力の部分だけど、この辺は正直読む価値無いかな?
この手の本だとあちこちに書かれている内容。
まずは収入を増やすべく、自身の能力開発に投資したり、節約はしつつも過度なものにならない程度に抑えて入金力upを図るっていうだけ。
まあ、うちは住宅ローンを組む際に現金一括支払いも可能だったけど、あえて5年間金利固定の15年ローンを組み、当初は5年で残りは繰上返済予定だったけど、株式市場が好調だったのであえて住宅ローン減税ギリギリの10年までになるよう、繰上返済しておいてきっちり10年で返済完了させた。
結果的に金融機関の信用がかなりupしたみたい・・・。
FIREして無職になってクレカ作れるか心配だったけど、銀行系の審査厳しめのところでさえFIRE後にすぐ作れたし、ネットでクレカ新規申請して30分で一般カード限度額100万円とかで審査通ってた。個人事業者用のクレカに至っては限度額200万円なってたしなあ~。
やっぱり信用は大切です。クレカのヒストリー、完璧で自宅の土地・建物も抵当権抹消してあるのもきいてるね。おそらく。
おっと、話がそれた。
今時風にデータサイエンティストがどうたらこうたら・・・と書いてますが、あくまでも過去のデータを分析したら、こうでしたという話です。統計的に有意なものでも、その前提条件(期間、対象範囲、考慮要素等々)を変えれば、いくらでもいじれちゃうからなあ~。
それに仮に、その解釈であっていたとしても過去のものが今後も将来的に同じ規則性やルールで継続し、再現するかはまた別問題だったりする。
そうであっても、まあ、人間は過去の延長線上で考えて予想し、継続し続けようとするのは、首肯出来るので、その考えに乗ってもいいかとも思う。
現在の資本主義体制が継続する前提ではありますが、世界経済が成長し、拡大し、それを可能とするのが資本主義ならば、共に繁栄し、継続していくでしょう。そのうえで、金融資産を増やしていくならば、保険の大数の法則ではないけど、個々のリスクに囚われず(=個別株投資)、インデックス投資しとけや~って感じでしょうか?
そうそう、本書ではリバランスでリスク管理にも触れており、税金等も鑑みて追加投資によるリバランスなんてのも提唱してますが、FIREした層にはいらないかな?
人や好みによりけりですが、シンプルに現金とリスク資産で現金を相場暴落時のバッファーにして、リスク資産の売却タイミングと額をコントロールするので良いかと。リスク資産内に債券とかリスクの低いの入れて、それで調整するのは一般的ですが、最近は株・債券・金等々の相関関係が「負」ではなく「正」になったりして、一概に伝統的なリスク管理が難しい兆候もあるので、現金を多めに持っておくのが個人的に妥当かと思いました。
あと、本書では触れられていませんが、私が生成AIに取り崩し戦略で相談してたら、高配当株の保有による配当金を現金バッファーの一部に組み入れる案なんかもあったなあ~。
私一人だったら、それもありなんですが、配偶者がいるので自分が死んで資産を相続した際、複雑にするとたぶん管理できずに破綻しちゃうんだよね。
その辺も加味すると、シンプルにリスク資産はインデックス投資のみとし、1年に1回の売却で現金バッファーに3年分の生活費を維持する仕組みが妥当かな? 売却も今は証券会社で定率or定額を選べるようになって自動で実行してくれるようだけど、出来れば、定率と定額を比較し、その小さい金額の方を採用する仕組みになってくれたら、最高ですね!
それが可能だと暴落時に売り過ぎを抑制し、最終的な資産寿命が延びるというシミュレーションは出来ているんだけどね。
自分が生きている間は、手動でやればいいけど、遺族にそれを委ねるのは難しいかなあ~。
そうそう、それと本書を読んでいて一番、頭に浮かんだのは銀行時代の元上司の言葉。
「株は買うけど、絶対に売らない」
資本主義の世界で、資本家になるにはそれしかない、というのがその真意だそうだが、飲み会で聞いて、なるほどなあ~と心から思いました!!
私は中学生から債券投資して、高校から株式投資やってるけど、利益出ると売っちゃうんだよねぇ~。
株価が下落すると塩漬けして、なんとか元値を回復して売るから、表面的な損は出ないものの、資本効率が悪く、時間選好率を考慮したら、実質マイナスだったりする。
まあ、勉強にはなったからいいんだけど。
本書を読んで初めて知った事は無かったですが、一応、自分の投資スタンスの納得感はUPしたかも?
本書を読んだ価値はそれぐらいかなあ~。
もっとも、私は配当4%前後で今後も成長するだろうと確信できる銘柄をまさに今日売ってたりする。
ホルムズ海峡閉鎖は長引くと思っているので、わずかな利益で個別株を売って、定期預金でしばらく寝かせておく予定。
出来れば、暴落時の購入資金に充てたいなあ~。既に今年分のNISA枠は1月に一括で埋めていてもう買えないから、出来れば年末辺りに暴落して来年度のNISA枠で買えたら、短期的には大成功。
本書でも言うように、そんなの無理だし、長期的には誤差程度の些細なことなんですが、10年程度の短期間だと大きいんだよねぇ~。
さて、残りの個別株も売りきっていきましょう♪
【目次】
【はじめに】
全米屈指のデータサイエンティストによる、お金を貯め、富を築くための証明済の方法。
投資初心者からベテランまで、わかりやすく、面白く学べる唯一無二の本。
【第1章】どこから始めるべきか?――お金がない人は「貯金」を、お金がある人は「投資」を重視すべき理由
【第1部】貯金力アップ篇
【第2章】どのくらい貯金すればいいのか?――思っているほど多く貯めなくても大丈夫
【第3章】こうすればもっと貯金できる――パーソナルファイナンス最大のウソ
【第4章】罪悪感なしでお金を使う方法――「2倍ルール」と充実感の最大化
【第5章】収入アップに合わせて生活レベルを上げるのは、どれくらい許される?――世間で思われている以上に、給料が増えた分、豊かさは享受できる
【第6章】借金はすべきか?――クレジットカードの負債が必ずしも悪ではない理由
【第7章】家は借りるべきか買うべきか?――人生最大の買い物をどう考えるか
【第8章】頭金を貯める方法――なぜ「時間軸」が大切なのか?
【第9章】いつリタイアできるか?―― 一番大切なのは「お金」ではない
【第2部】投資力アップ篇
【第10章】なぜ投資すべきか?――お金を増やすことが重要な時代になった3つの理由
【第11章】何に投資すべきか?――「富への唯一絶対の道」は存在しない
【第12章】個別株は買うな――個人投資家を焼き尽くす投資哲学
【第13章】いつ投資すべきか?――なぜ早いほうがいいのか
【第14章】安値を待つべきではない理由――神でさえ「ドルコスト平均法」には勝てない
【第15章】投資が「運」に左右される理由――と、なぜ「運」を気にしすぎる必要がないのか?
【第16章】相場の変動を恐れるな――投資で成功するための「入場料」
【第17章】暴落時の投資法――パニック時でも平静さを保つメンタル
【第18章】いつ売ればいいのか?――リバランス、集中投資状態、投資の究極の目的について
【第19章】資産が増えてもお金持ちと感じられない理由――なぜ、あなたはすでに豊かなのか?
【第20章】一番重要な資産――なぜそれはこれ以上増やすことができないのか
【巻末プレミアム】 「ジャスト・キープ・バイイング」21の黄金ルール――タイムトラベラーのゲームに勝つ方法
JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則(amazonリンク)
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「MMT(現代貨幣理論)の教科書」真壁 昭夫 ビジネス教育出版社
「FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド」クリスティー・シェン (著), ブライス・リャン (著), ダイヤモンド社
「トマ・ピケティの新・資本論」トマ・ピケティ 日経BP社
「まぐれ」ナシーム・ニコラス・タレブ ダイヤモンド社
「カオスの帝王」スコット・パタースン (著), 月谷 真紀 (翻訳) 東洋経済新報社
「10年先を読む長期投資」澤上篤人 朝日新聞出版
「気になる株の売買チャンス99の公式」和光経済研究所 こう書房
「肩をすくめるアトラス」アイン ランド ビジネス社
「データサイエンティスト」橋本 大也 SBクリエイティブ








