2026年03月26日

「π(パイ) 」ショーン・ガレット (出演), マーク・マーゴリス (出演), ダーレン・アロノフスキー (監督)

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これも昔観た映画ですね。
当時は、かなり話題になったカルト映画かと。インパクトあるよねぇ~。

どうせ、今時観る人もいないと思いますのでネタばらし有りで書いていきますね。




世界の全ての現象は全て数字に置き換えられ、数字の羅列にはなんらかの規則性・法則性があり、非常にシンプルで明快なルールによって世界は記述されている、という仮説・仮定に基づいて思考を進め、世界の深淵にあるものを見つけ出そうとする主人公。

名前がコーエンってもう、それだけで憶測ついてしまいますね。
ユダヤ教のカバラや数秘術。ピタゴラス等々、懐かしいに尽きる!

かつてはやったロケットサイエンティストを想起しちゃいますね。モンテカルロシュミレーションこそしないものの、数式で世界の真実を解き明かそうとしていきます。

今だったら生成AIのアンソロピック辺りに丸投げして規則性を探せ、とか言いたいところです。

黄金分割やフィボナッチ数列とかその辺も出てきますね。巻貝の比率や煙のブラウン運動辺りも出てきます。

株式市場は数字で世界を表す存在として象徴的に取り上げられていますが、効率的市場仮説というよりはそこで観測される不合理なアノマリーをも包括したより大きな単位でのルールの追求が本作品では求められています。

ただ、それを『知る』ということは神の禁忌を犯すことになり、必然的に命を危うくすることになっていきます。

そして、その行きつく先は・・・・。

まあ、そうなりますね。幸せは過ぎたるに及ばざるが如し。

今の相場も不透明ですが、所詮は単なるノイズ、いや、それさえも一つの現象に過ぎず、普遍且つ不変のルールの下では取るに過ぎないことなのでしょう。

まあ、淡々とS&P500かオルカン(おまけで金)に投資して放置しておけば、いいだけですね。愚かにも自らの分不相応にぼろ儲けを狙わなければ、皆、幸せになれるでしょう(合掌)。

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2026年03月25日

「ドレミファ娘の血は騒ぐ」洞口依子 (出演), 伊丹十三 (出演), 黒沢清 (監督)

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あの当時だから、映画館で観たのだと思いますが、凄い衝撃を受けたことを覚えています。とにかく『大学』って凄いんだ!大学行ったら、こんな環境になるんだ、と恐ろしいほどの誤解を抱いていたような・・・・。

これ、未成年は映画館で観れないだろうけど、高校生の時ぐらいに胡麻化して映画観たんだろうなあ~。

今観た率直な感想だと大学生の自主製作映画で観客が誰も理解できず、自分達の自己満足の為だけに作られた実験的映画、という印象ですが・・・この監督さん、ベネチア国際映画祭で銀獅子章とってたりする。マジ、ほんとかよ~って感じですが、凄いのは間違いないです。

あの薄っぺらにしか聞こえない台詞や白々しいまでの演技がすべて、あえて意図して演じられているんですよね。きっと!
最後のあの部分は、「野獣死すべし」かよ?と思わないでもなかったりしますが・・・。
あと寺山修司の映画的な不可解さが・・・・。

まあ、あの時代的なものですかね? 凄く似通った時代性を感じます。

その一方で妙に小理屈をひねり回して、哲学的なテーマがちりばめられるのですが・・・これも時代性かな?
個人的には嫌いでなかったりする。

洞口依子のあの独特の間合いというか透明性のある存在感が強烈に印象に残ります。
そして、伊丹十三さんのあの教授がなんともね。

その後、この作品を観てたくさんの期待を胸に大学に入学した私ですが、大学はおかしな所では無くて、逆にショックを受けました。
普通過ぎて・・・。

国立大学を二つ通ったけど、どちらも普通の人しかいなくて悲しかったなあ~。
大学院に行っても恥知らずの奴等しかいなかったし・・・10人もいない院生内で穴兄弟作んなよ~。おまけに彼らが嫉妬か何かで人間関係悪化させるし、勉強しろよ。お前ら・・・・はあ~。

今のご時世、本作品を観る人はいないでしょうけど、懐かしいなあ~。未だにこの作品を観ると大学生活に憧れを抱いてしまいます。現実は退屈極まりないモラトリアム以外のなにものでもないけど・・・。

まあ、働かないで好きなことして生きているのは当時も今も同じか。
人生とは退屈なものなのかもしれない・・・。ホルムズ海峡の問題も株の暴落もたいしたことではないしなあ~。

そうそう全然関係ないけど、映画の中でサンヨーのウォークマン(タイプ)が出てきて、別な意味で懐かしかった。三洋電機って、昔あったんだよねぇ~売上2兆円ぐらいったけど、あっという間につぶれてパナの子会社になり、今は中国のハイアールに売り飛ばされたらしいが時代は残酷だねぇ~。

新卒で入って一年で辞めた日立はまだ生き残ってるけど、東芝は死に体だしね。就職面接で試験官と喧嘩して途中でばっくれた日債銀も潰れたしなあ~。時代は変わっていきますねぇ~。

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ラベル:映画
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2026年03月24日

「青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない」増井壮一監督

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観よう、観ようと思っていたけど、観てなかったのでたまたま目について思い切って観てました。

そうそう、『思春期症候群』とかいう大層なワードが全編に渡るキーとなる作品ですね。
確か以前にバニーガルの方は観たんだけど、だめだ、全然覚えていない。こちらの作品を最後まで観て、うん、前作から継続しているらしいがよく分からん? バニーガルの方も改めて見直した方が良さそう・・・・。

この歳で言うのもなんですが、実に、青いつ~か、繊細つ~か、どうでもいいじゃん!って言い切れない切ない心情があざといくらいに描かれています。でもねぇ~、出てくる女の子がみんな可愛いというか綺麗なのはどうかなあ~。

一昔前のコカ・コーラのCM並みに、すがすがしい青春模様で偽善的なものを感じてしまう自分が悲しい。
学校生活なんて、牢獄以外の何物でも無かった印象ですが・・・。
自分よりも問題解けない学校の教師相手に、問題児の世話を学級委員だからと押し付けられて反発して、修学旅行ボイコットしようとしたり。
副学級委員の女性からは、あなたって先生の前では猫かぶってるからとか、生意気そうに言われたり散々な思い出しかない。

はあ~、映像の世界がキラキラしていて違和感しかない。
塾なんて、偏差値がすべてで偏差値70以上の学校行くためのツールでしかないのに、教師に個人的な関係なんて求めないし、無いわ。
学生時代、確かに塾講もやったけど、時給がすべてだったしなあ~。
家庭教師もやったが、あんなの無いぞ~。

どうも年寄りは愚痴が多いな。
でも、まあ、こういう世界、つ~か価値観は分かる、というか共感する。
「俺ガイル」的な世界観ですかね?

ユキノンもガハマさんもいないが・・・。小町的にポイント高いか。

そうそう、この作品は藤沢近辺が舞台なんだね。
茅ケ崎出身の奥さん的には、藤沢はねぇ~という妙なマウント的な発言を未だに聞くけど、どうなんだか?
私も時々は行ってたが茅ケ崎の方が確かにいいのは納得する。
まあ、相続した茅ケ崎の土地はそこそこの値段で売っぱらって、それを元手にFIREしたりもあるので土地売る時にも藤沢よりもはるかに茅ケ崎高いしね。

あの土地に、住友林業で注文住宅建てれば、そりゃ都内にマンションを買うぐらいの値段になるか。銀行いたけどローン担当じゃないのでそこまで詳しくはないが、まあ、金かかるよね。

あ~話が飛び過ぎた。
元に戻すと、若いうちはこういうのもありですよね。だからこその『思春期』なわけで。
社会人になると、もうどうでもよくなるしね。
人生の過渡期に一瞬だけ現れる感情の揺らぎってなもんでしょうか。

大学行っても輝かない人は輝かないしね。
大学院行ってもまあ、変わらない。昔の言葉でモラトリアムや高等遊民なんて言葉もあったが、あえて言うなら、思春期症候群の延長でしょう。

ただ、働いて社会人になっても変わらない人は変わらない。
会社辞めて、数年ドロップアウトしてもまあ、なんとかなるし、生きていける。
駄目な人は駄目だけど、いける人はなんとかいける。

まあ、そんな感慨を抱いた作品でした。

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2026年03月23日

「バチカン奇跡調査官 ゾンビ殺人事件」藤木 稟 KADOKAWA

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短編集でいつもとは違ったノリの作品が4作品掲載されています。
ただ、みんな面白いとは言えないかな?

天女の子孫っていうのは、なかなか興味深ったです。秦の始皇帝絡みで水銀の話とか禹歩とは実に懐かしい感じでした。
奈良時代の日本の天皇とかも水銀を薬として飲んでむしろ寿命を縮めたとか有名ですもんね。
ただ、不老長寿関係だと泰山での封禅とかも触れられても良かったように思いますが、まあ、いっか。
この手の話は結構、好きです。

タイトルのゾンビですが、ローレンはイマイチ活躍してないような・・・。
こちらはあまり趣味でないかな? そもそもゾンビ興味無いし。
あと、科学者さんの非日常系の話もつまんかった。

でも、平賀とロベルトの絵画ネタは面白かったです。
ラファエロの「小椅子の聖母」はパラティーナ美術館で昔、あの絵の前で小一時間立ち尽くして観ていたことを思い出しました。たまに人が一人くるくらいで、誰もいない中、ずっと見続けていましたが、本当に胸が締め付けられるくらいの思いが伝わってくる作品だったなあ。
あの美術館には3回ぐらい行きましたが、冬、閉館近くだと誰もいないんだよね。
監視カメラはあるけど、絵をひょいと持ち出せるぐらい身近でずっと観ていられて幸せでした!

そんな個人的な思い出がある為、こういう謎解きは大変心惹かれました。
もう10年以上海外行ってないけど、スターアライアンスのマイレージが10万マイル以上貯まっていて、先日確認したら、まだ有効だったのでどっか海外行こうかな? 

先月、うちの子(ミニチュア・シュナウザー)が13歳で虹の橋を渡り、泣きあかしてきたけど、徐々にでも前を向いて歩いていきたいなあ~。
愛犬の為にFIREして2年経つが、うちの子の分まで人生を楽しんでいきたいと強く思う。

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2026年03月22日

「前略、山暮らしを始めました。」浅葱 (著), しの (イラスト) KADOKAWA

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都会でのあれこれといった悩みから逃れ、田舎の山へ引きこもり(的な・・・?)の生活を始めた主人公を描いています。

普通のゆるい日常系かと思ったんですが・・・なんか微妙にSF的な不可思議な世界観を漂わせています。
鶏がそんな大きくなるかーとか、喋るんかい? 尾がそんな風にならんだろ?等々。

まあ、一部、日常系から乖離しつつも、でもやっぱり田舎の村落でありそうなお話に落ち着いていて、結局、日常系かな?
でも、読んでいてふっと憧れ的なものを感じます。つい「田舎暮らし」とかの雑誌とか手にとってしまいそう。
で、山買ってしまったりね(笑)。

コロナ等の一時期、安い山買って、キャンプしたり、住んでみたりするのが流行りましたが、実際は問題山積みでブーム終焉を迎えましたよね。
本書では、問題は比較的緩い程度でなんとか乗り越えていくんですが、漫画で楽しむのが一番でしょう。

田舎は虫とか草刈とか本当に大変だし、人付き合いが地獄だからなあ~。
元々、田舎に住んでいた私的にはたまにドライブで行って楽しむぐらいがせいぜいです。

今の家の草むしりや庭の芝生の手入れでさえ、面倒くさい私には山買って住むなんて無理だなあ~。
ただ、本書を読むとついつい憧れてしまう。ぽつんと一軒家も私には無理だしねぇ~。

既にFIREして時間はあるけど、不便なところは耐えられない・・・・っす。
でも、本書はいい感じで楽しいです♪

前略、山暮らしを始めました。 (カドカワBOOKS)(amazonリンク)
posted by alice-room at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 【漫画 アニメ】 | 更新情報をチェックする